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筋肉の形状を input するのはラボ研修において最優先のタスク

ラボ研修で重要視される筋肉の起始・停止

全ての筋肉には "始まり" と "終わり" があり、専門用語では【始まり = 起始】で【終わり = 停止】と伝えられている。

カラダラボ社の新人研修中級編では、主要な筋肉の起始・停止を暗記することが義務付けられている。

ソレなりの数があるため受講者は四苦八苦の様子を見せるのだが、どれだけオツムの弱いヒトでも、300回くらいテストをチャレンジすれば、それなりの点数になるモノだ。
#一回で終わらせろ

さらに、暗記した起始・停止を脳内でイメージできているかチェックするため、「画家になるためにラボに来たんじゃない!」と発狂するかの如く、ソ筋肉を全てスケッチする。

絵を描くのだ。

いくら暗記したところで、筋肉の形状を理解していなければ、頭でっかちの学者でしかなく、コンディショナーとして知識を生かすことはできない。

当然に、気功師でもない限り「触る」ことが仕事なので、目的としているポイントを正確に触ることが求められ、起始・停止を触る練習を嫌というくらい取り組む。

ラボ新人研修中級編の "3つ" の要点

ここまでをまとめると...。

1.筋肉の起始・停止を暗記する
2.脳内にある筋肉の形状をスケッチする
3.起始・停止を正確に「触る」
※正確に「触る」ことをマニュアルコンタクト(MC)と言う

要するに、筋肉を緩めて良い感じの状態にするには、このスキルは大事なポイントとして位置付けられている。

YouTubeでは表面だけお伝えしていますが、「そんなに簡単なことではないよ!」ってことが、皆様でしたらご理解いただけるだろう。

スキル習得を目指すラボの新人スタッフは、この研修のたびに苦悶の表情を浮かべており...、ソレなりにセンスと努力が求められることが、表情から読み取ることができる。

とはいえ、1〜3の過程を踏まなくても、何となく触れば柔らかくなるものだ。

サッカーで例えてみる

ここからは、③の【足首を背屈させる】についてである。

サッカーには「インサイドキック」と「アウトサイドキック」という蹴り方があるのは誰でも知るところ。

前者は[外→内]に足を動かし、逆に後者は[内→外]に動かす。

この[外→内]に蹴る「インサイドキック」は、超絶に簡単にお伝えすると、『内転筋の収縮』のエネルギーがボールに伝わるのだ。

単純に、「遠くに飛び、ボールのスピードが光の速さになる」ということ。

その一方で、[内→外]に蹴る「アウトサイドキック」は、『中臀筋の収縮』のエネルギーがボールに伝わるのだ。

インサイドキック = 内転筋の収縮
アウトサイドキック = 中臀筋の収縮

この『内転筋の収縮』をするとき、足首が「底屈 or 背屈」が問題であり、結論を申し上げますと、【内転筋の収縮 - 足首の背屈により前脛骨筋を収縮させる】ことが大事である。

一方で、『中臀筋の収縮 - 足首の底屈により下腿三頭筋を収縮させる】ことが大事で、この組み合わせ運動は個人的には結構大事だと思っている。

簡単にまとめると...。

『内転筋の収縮』を効率化させるのは、『前脛骨筋の収縮』であり、そのためには、足首を "背屈" させる必要がある。

『中臀筋の収縮』を効率化させるのは、『下腿三頭筋の収縮』であり、そのためには、足首を "底屈" させる必要がある。

ということ。

そんなこんなで、内転筋を効率的に収縮させるには、足首の背屈(つま先を上げる)が必要で、その時の下腿三頭筋の伸びといったら半端じゃない。

ストレッチをする場所も大事なのですが、その動作と関連する筋肉を見てみると、「なるほどー」と思うことがあるかもしれない。

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