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【J1全チーム】過去の対戦成績をすべて比較して「相性」を調べてみた

選手も違う。監督も違う。戦うカテゴリや大会も違う。それなのにどういうわけだかあそこには勝てない!逆にあそことやるときは妙に調子がいい!

積み重ねられた対戦の中で、不思議と形成されていく「相性」。今回はJ1各チームのこれまでの対戦成績をずらっと列挙して「相性」を見てみる!という、「相性」企画第2弾!

さすがに歴史あるJ1クラブの戦績ともなれば、試合数のデータも豊富にあるはずで。おそらくJ2よりもさらに「相性」の存在感を感じさせる結果となっているのでは?と予想しております。

データはもちろんサッカーD.B.様より引っ張ってきています。いつもお世話になっております。ほとんどのデータはまとめてくれているので、こちらは数字を抜き出して並べるだけ!なんという神サイトか。ちなみに、対戦成績にはリーグ戦のみならずカップ戦なんかも含めたものとなっております。


1位 町田ゼルビア


  
vs鹿島   2勝0分1敗 +1
vsG大阪   0勝1分1敗 -1
vs神戸   0勝0分1敗 -1
vs広島   0勝0分1敗 -1
vsF東京    1勝0分0敗 +1
vs名古屋  2勝0分2敗 ±0
vs浦和           1勝0分1敗 ±0
vsC大阪   3勝0分1敗 +2
vs福岡   4勝3分4敗 ±0
vs東京V   9勝6分5敗 +4
vs柏      1勝0分2敗 -1
vs横浜M  1勝0分0敗 +1
vs川崎     1勝0分0敗 +1
vs新潟     3勝3分7敗 -4
vs磐田     2勝2分3敗 -1
vs鳥栖     1勝0分け0敗 +1
vs湘南          0勝3分2敗 -2
vs京都     4勝3分8敗 -4
vs札幌          2勝0分1敗 +1

最も多い対戦:金沢 26試合 15勝8分3敗

得意な相手:金沢 15勝8分3敗
苦手な相手:栃木 1勝6分8敗 

いきなりJ2から昇格して首位を走るというとんでもないシーズンを過ごしている町田ゼルビア。当然J1勢との対戦履歴はほとんどありません。したがってここから「相性」のようなものを読み取るのは難しい。まあ、ここからJ1に残り続けて試合数を重ねていけば徐々に輪郭がはっきりしてくることでしょう。J2で対戦があったチームともそこまで苦手と言えそうなほど負け越しているわけでもないので、こちらもまだまだ観察が必要でしょうかね。

とはいえ、鹿島戦の3戦2勝は見逃せない数字です。過去に1度天皇杯で対戦があり、そこでは鹿島が勝ちました。しかし、今年のリーグ戦とルヴァンカップで町田が連勝してるんですね。いや、すごいなほんと。

なにかと話題になる「東京」をめぐる争いですが、FC東京に1勝0分0敗、東京Vに9勝6分5敗と勝ち越しています。はたしてこの先どうなっていくのか?

2位 鹿島アントラーズ


vs町田  1勝0分2敗 -1

vsG大阪  43勝16分25敗 +18
vs神戸  36勝11分16敗 +20 
vs広島  40勝12分26敗 +14
vsF東京   28勝12分16敗 +12
vs名古屋 53勝10分32敗 +21
vs浦和  40勝18分29敗 +11
vsC大阪  34勝9分19敗   +15
vs福岡  25勝6分6敗 +19
vs東京V  20勝9分15敗 +5
vs柏   34勝14分18敗 +16
vs横浜M 42勝13分30敗 +12
vs川崎  18勝10分29敗 -11
vs新潟  19勝8分9敗 +10
vs磐田  39勝18分14敗 +25
vs鳥栖  16勝7分8敗 +8
vs湘南  25勝3分11敗 +14
vs京都  20勝4分7敗 +13
vs札幌  21勝6分3敗 +18

最も多い対戦:名古屋 95試合 53勝10分32敗
得意な相手:ほとんど
苦手な相手:川崎 18勝10分29敗

いろいろと語りがいのある鹿島アントラーズですが、さすがに試合数多いな!名古屋ともう95試合もやってんのか!と。J2のデータではここまで試合数多くなかったですからね。このあたりはオリ10のクラブならではというところでしょう。

それにしても長らくJリーグのトップを走ってきただけのことはありますな。ほとんどすべてのチームに対して勝ち越し。それも2桁勝ち越しが当然ごとく並ぶ。このあたりはさすがの鹿島アントラーズというところでしょう。J2では山形が非常に優秀な戦績持ちでしたが、あれをJ1レベルにしてスケールアップさせたのが鹿島という感じ。もう、ほとんどのチームがお得意様。そりゃタイトルも獲るわな。

そんな鹿島に勝ち越しているのはたった2チームしかありませんでした。ひとつはさっき言った町田ゼルビア。まあこちらはまだ3試合なのでサンプル数としてはどうなんだ?というのはあります。しかし、「相性」が形作られていくうえで最初の出だしは重要かなと思ったりもして。この先町田優位になるのか?は注目したいところです。

そして、もうひとつ勝ち越しているのが川崎フロンターレで18勝10分29敗。いや、J1でも川崎なのかよ!!笑。多くのJ2チームを一方的にボコっていた川崎でしたが、鹿島アントラーズに大量勝ち越しを記録している唯一のチームでもありました。なんかおもしろいよねこういうの。鹿島は不思議なくらいに川崎にだけ勝てない。なんなんだ?何があるんだよそこに一体。「相性」ってほんと不思議です。

ちなみに、同じ茨城県のJクラブ水戸ホーリーホックとの対戦は1勝0分1敗のイーブンとなっていました。

3位 ガンバ大阪


vs町田  1勝1分0敗 +1
vs鹿島  25勝16分43敗 -18

vs神戸  27勝12分20敗 +7
vs広島  37勝18分31敗 +6
vsF東京 20勝11分21敗 -1
vs名古屋 31勝12分31敗 ±0
vs浦和  36勝17分37敗 -1
vsC大阪 29勝12分21敗 +8
vs福岡  15勝4分8敗 +7
vs東京V 16勝5分23敗 -7
vs柏   26勝5分32敗 -6
vs横浜M 28勝17分42敗 -14
vs川崎  22勝8分21敗 +1
vs新潟  16勝10分7敗 +9
vs磐田  27勝10分28敗 -1
vs鳥栖  13勝4分9敗 +4
vs湘南  24勝6分11敗 +13
vs京都  21勝6分10敗 +11
vs札幌  17勝7分11敗 +6

最も多い対戦:浦和 90試合 36勝17分37敗
得意な相手:湘南 24勝6分11敗
苦手な相手:鹿島 25勝16分43敗 横浜FM 28勝17分42敗

ガンバの際立った特徴は五分の戦績が残っている相手がとても多いことです。FC東京、名古屋、浦和、川崎、磐田あたりはほとんど成績は互角となっており、これだけ対戦数が多いのにここまで競った数字になるのか!?と驚かされる。名古屋なんて74試合やって31勝12分31敗と全くの五分なんだよ?すごくない??

天敵と言えそうなのはやはり鹿島の25勝16分43敗ですが、まあ鹿島はみんなそうなのでもう別枠でええかなと。そしてそれに続くのは横浜Fマリノスの28勝17分42敗。両チームとも大きく負け越しており通算40敗を越える記録が残っていました。他のチームの数字と比べると、明らかにこの2チームは苦手なんだなというのがわかりますね。とりわけ「ここには強い!」と言えそうなのは湘南、京都あたりですがまあ、規模感的なことを考えるとそれもそうかという感じがしないでもない。バランスよくどことも戦えるのがガンバ大阪の良さなのかもしれん。

ちなみに、大阪ダービーの相手であるC大阪との対戦は29勝12分21敗とガンバが割とリードしていることがわかりました。

4位 ヴィッセル神戸


vs町田  1勝0分0敗 +1
vs鹿島  16勝11分36敗 -20
vsG大阪 20勝12分27敗 -7

vs広島  13勝14分27敗 -14
vsF東京 12勝15分27敗 -15
vs名古屋 22勝10分31敗 -9
vs浦和  18勝9分34敗 -16
vsC大阪 15勝8分21敗 -6
vs福岡  14勝9分5敗 +9
vs東京V 10勝7分14敗 -4
vs柏   18勝9分35敗 -17
vs横浜M 15勝16分31敗 -16
vs川崎  10勝10分21敗 -10
vs新潟  10勝8分13敗 -3
vs磐田  18勝7分21敗 -3
vs鳥栖  18勝10分7敗 +11
vs湘南  12勝10分12敗 ±0
vs京都  12勝3分14敗 -2
vs札幌  20勝6分8敗 +12

最も多い対戦:名古屋 63試合 22勝10分31敗
得意な相手:札幌 20勝6分8敗
苦手な相手:柏 18勝9分35敗

J1の下位にとどまることが多かったため、これまでの対戦成績はあまりいい数字とは言えない神戸。まあ、鹿島が苦手ってのはみんないっしょなのでどうかなあ?とは思いましたが、-20はかなり大きな数字。それ以外でいくと柏が18勝9分35敗とかなり苦手にしているようです。

残留を争う相手にはしっかりと数字を残しているので、このあたりにここまでの戦いぶりが反映されているように思います。しかし、それを思えば今がどんだけ戦えているか?がわかるというもので。「相性」を更新していく真っただ中に神戸はいるのかもしれない。

5位 サンフレッチェ広島


vs町田  1勝0分0敗 +1
vs鹿島  26勝12分40敗 -14
vsG大阪 31勝18分37敗 -6
vs神戸  27勝14分13敗 +14

vsF東京 20勝13分19敗 +1
vs名古屋 29勝13分35敗 -6
vs浦和  23勝14分38敗 -15
vsC大阪 30勝8分19敗 +11
vs福岡  19勝7分9敗 +10
vs東京V 17勝4分20敗 -3
vs柏   21勝13分27敗 -6
vs横浜M 26勝12分44敗 -18
vs川崎  12勝12分25敗 -13
vs新潟  21勝12分7敗 +14
vs磐田  22勝10分26敗 -4
vs鳥栖  22勝8分7敗 +15
vs湘南  26勝9分14敗 +12
vs京都  17勝4分7敗 +10
vs札幌  14勝10分8敗 +6

最も多い対戦:G大阪 86試合 31勝18分37敗 
得意な相手:鳥栖 22勝8分7敗
苦手な相手:横浜M 26勝12分44敗

2010年代にはリーグ連覇するなど黄金期を迎えた広島ですが、オリ10勢との対戦であまりいい数字が残っていませんでした。中でも横浜FMは一番の苦手で26勝12分44敗で18試合の負け越し。やっぱりオリ10のクラブの場合、40敗とか越えてくるとかなり苦手なのかな?という感じもしてきますな。ほかにも、鹿島はまあいいとして、浦和も23勝14分38敗とあまり得意ではない模様。

一方意外だったのが鳥栖に対しては22勝8分7敗と15試合も勝ち越し。他にも神戸、C大阪あたりにも強い。規模的にさほど大きくない相手にはまずまずの成績が残っており、なんとなく広島の立ち位置をうかがわせます。

ちなみに、隣県であるファジアーノ岡山、レノファ山口との対戦はこれまで0。天皇杯でもあたっていません。はたして山陽のクラブ同士の対決が実現するのはいつなんでしょう?できれば、ピースウィングまで見にいきたいものです。

6位 FC東京


vs町田  0勝0分1敗 -1
vs鹿島  16勝12分28敗 -12
vsG大阪 21勝10分20敗 +1
vs神戸  27勝15分12敗 +15
vs広島  19勝13分20敗 -1

vs名古屋 22勝13分17敗 +5
vs浦和  12勝15分27敗 -15
vsC大阪 16勝12分14敗 +2
vs福岡  8勝6分11敗 -3
vs東京V 11勝6分6敗 +5
vs柏   22勝10分22敗 ±0
vs横浜M 20勝12分25敗 -5
vs川崎  13勝9分26敗 -13
vs新潟  22勝5分13敗 +9
vs磐田  14勝11分18敗 -4
vs鳥栖  16勝8分14敗 +2
vs湘南  16勝5分6敗 +10
vs京都  15勝7分6敗 +9
vs札幌  17勝5分10敗 +7

最も多い対戦:清水 58試合 27勝11分20敗
得意な相手:神戸 27勝15分12敗
苦手な相手:浦和 12勝15分27敗

FC東京もまんべんなく戦えるタイプなのかな?という数字が出ています。順位的に下の方のクラブの対戦成績もいいですし、浦和、鹿島、川崎といった特に苦手な相手を除けばまずまずの戦績。

しかし、そう考えると福岡の8勝6分11敗はかなり苦戦しているほうなのかも?これも対戦を重ねていくとさらに苦手傾向が強くなっていくのだろうか?2021年以降の対戦を見てみると、福岡6勝、FC東京が2勝、ドローが3つと福岡の方がかなりリードしていました。てことは、それ以前は6勝3分5敗だったわけで、別に苦手というほどでもない。ってか勝ち越してるし。うん?「相性」が変化しているのか?長谷部さんが苦手なんだろうか?

ちなみに「東京」をめぐる争いですが、町田には敗れたものの東京Vには11勝6分6敗と勝ち越している模様です。まあ、ここは今後の町田との対戦次第でしょうね。

7位 名古屋グランパス


vs町田  2勝0分2敗 ±0
vs鹿島  32勝10分53敗 -21
vsG大阪 31勝12分31敗 ±0
vs神戸  31勝10分22敗 +9
vs広島  35勝13分29敗 +6
vsF東京 17勝13分22敗 -5

vs浦和  35勝13分30敗 +5
vsC大阪 30勝11分20敗 +10
vs福岡  20勝4分8敗 +12
vs東京V 16勝4分21敗 -5
vs柏   29勝14分18敗 +11
vs横浜M 26勝21分28敗 -2
vs川崎  11勝9分25敗 -14
vs新潟  16勝9分13敗 +3
vs磐田  27勝10分23敗 +4
vs鳥栖  8勝8分8敗 ±0
vs湘南  20勝7分13敗 +7
vs京都  20勝9分9敗 +11
vs札幌  12勝4分8敗 +4

最も多い対戦:鹿島 95試合 32勝10分53敗
得意な相手:福岡 20勝4分8敗
苦手な相手:川崎 11勝9分25敗

鹿島を除けばオリ10勢にも決して悪くない戦いぶりが残っている名古屋ですが、また川崎なんだなぁ11勝9分25敗。なんだろう?なんでみんな川崎にこんなに一方的な星取りになってしまうんだろう?川崎の数字を見るのが楽しみになってきました。

得意な相手としては福岡、柏、C大阪、京都あたり。そのほかはそこまで大きな勝ち越しはなし。名古屋もまんべんなく戦えるタイプとみてよさそうですね。

ちなみに、自分が初めて天皇杯を見にいったのは2012年の名古屋vs岡山でした。先制して逆転されて追いついて、最後の最後に闘莉王に決められて負けるという劇的な試合で大変おもしろかった。会場は岡山からも名古屋からも遠い富山。「この移動、誰が喜ぶんや?」とめちゃくちゃ疑問に思いつつ帰ったのもいい思い出です。

8位 浦和レッズ


vs町田  1勝0分1敗 ±0
vs鹿島  29勝18分40敗 -11
vsG大阪 37勝17分36敗 +1
vs神戸  34勝9分18敗 +16
vs広島  38勝14分23敗 +15
vsF東京 27勝15分12敗 +15
vs名古屋 30勝13分35敗 -5

vsC大阪 22勝13分25敗 -3
vs福岡  15勝6分6敗 +9
vs東京V 15勝9分15敗 ±0
vs柏   29勝10分22敗 +7
vs横浜M 29勝13分40敗 -11
vs川崎  20勝15分21敗 -1
vs新潟  30勝6分5敗 +25
vs磐田  25勝12分29敗 -4
vs鳥栖  15勝8分10敗 +5
vs湘南  27勝11分10敗 +17
vs京都  15勝8分7敗 +8
vs札幌  13勝7分9敗 +4

最も多い対戦:G大阪 90試合 37勝17分36敗
得意な相手:新潟 30勝6分5敗
苦手な相手:横浜M 29勝13分40敗

まず目を引くのが新潟戦の圧倒的な成績でしょう。なんなんだよ30勝6分5敗て!40試合以上やってて勝率が73.2%とか、勝ちまくっています。完全にお得意様にしていますね。他にも、湘南、神戸、広島、FC東京あたりにも大きく勝ち越していて、かなり優秀な戦績を持っていました。

やはり40敗を越えてきたのは鹿島の29勝18分40敗、そして横浜FMの29勝13分40敗。あれ?なんかこの組み合わせ、さっきもあったよね??この2チームが不得意なほかはそこまで苦手なチームもなさそう。Jリーグが始まった当初はかなり弱かった浦和ですが、強くなってからはそれまでの「相性」を更新してきたはずで、どうあがいても変わらない「相性」もあれば、そうでもないものもあるんだろうなぁと。

意外なデータとしては群馬相手に0勝0分2敗。長崎相手に0勝2分1敗と負け越し。それにしてもACLでの勝利数が30勝を越えてるんですね浦和は!さすがとしか言いようがないですよマジで。すごいことだ。

9位 セレッソ大阪


vs町田  1勝1分3敗 -2
vs鹿島  19勝9分34敗 -15
vsG大阪 21勝12分29敗 -8
vs神戸  21勝8分15敗 -6
vs広島  19勝8分30敗 -11
vsF東京 14勝12分16敗 -2
vs名古屋 20勝11分30敗 -10
vs浦和  25勝13分22敗 +2

vs福岡  23勝9分11敗 +12
vs東京V 13勝8分19敗 -6
vs柏   16勝11分20敗 -4
vs横浜M 21勝13分20敗 +1
vs川崎  17勝11分15敗 +2
vs新潟  13勝7分10敗 +3
vs磐田  18勝9分20敗 -2
vs鳥栖  24勝7分15敗 +9
vs湘南  23勝6分19敗 +4
vs京都  14勝10分10敗 +4
vs札幌  15勝7分12敗 +3

最も多い対戦:G大阪 62試合 21勝12分29敗
得意な相手:福岡 23勝9分11敗
苦手な相手:広島 19勝8分30敗

鹿島は置いといて、広島や名古屋あたりはやや苦手とするものの、割とまんべんなく戦えている印象のC大阪。オリ10勢でも横浜FMや浦和にも勝ち越していて引けを取りません。その反面、めちゃくちゃ得意な相手がいるというわけでもないのがおもしろいところ。しいて言えば福岡で23勝9分11敗。そのほかは大差がつくというほどではありませんでした。

なお、対戦回数が少ないチームの中でおもしろかったのが讃岐。1勝1分2敗と負け越していました。いや、これ覚えてる!!讃岐の監督をしていた北野さんの不敵な表情が目に浮かびます。あとは、町田も1勝1分3敗とどうも「相性」がう生まれつつある気配を感じます。

ちなみに、C大阪は我がファジアーノ岡山がPO決勝で敗れた相手でした。これまでに9戦しておりC大阪の7勝2分0敗と完全にボコられています。いつか、C大阪を大きな舞台で破る日が来るのだろうか・・・

10位 アビスパ福岡


vs町田  4勝3分4敗 ±0
vs鹿島  6勝6分25敗 -19
vsG大阪 8勝4分15敗 -7
vs神戸  5勝9分14敗 -9
vs広島  9勝7分19敗 -10
vsF東京 11勝6分8敗 +3
vs名古屋 8勝4分20敗 -12
vs浦和  6勝6分15敗 -9
vsC大阪 11勝9分23敗 -12

vs東京V 13勝11分17敗 -4
vs柏   8勝6分20敗 -12
vs横浜M 5勝4分22敗 -17
vs川崎  8勝2分20敗 -12
vs新潟  12勝2分12敗 ±0
vs磐田  9勝7分20敗 -11
vs鳥栖  18勝11分11敗 +7
vs湘南  30勝9分15敗 +15
vs京都  16勝7分25敗 -9
vs札幌  17勝12分16敗 +1

最も多い対戦:湘南 54試合 30勝9分15敗
得意な相手:群馬 19勝3分6敗
苦手な相手:横浜FM 5勝4分22敗

J2にいる期間も比較的長かったので、J1クラブとの対戦経験もJ2クラブとの対戦経験も持っている福岡であります。また群馬さんがボコられていた・・・。J1勢ではやはりオリ10中心に規模の大きいクラブにはかなり苦戦していますがある程度は致し方なしというところでしょうか。中でも鹿島・横浜FMはやっぱり名前が挙がってくるんだなあ。しかし、FC東京には勝ち越しており、ほのかに「相性」的なものをにおわせる戦績となっていました。

しかし、だ。こうやって考えてみるとルヴァンカップを獲ったことのすごさがわかるってもんです。おもしろいので2023年のルヴァンカップ、福岡の戦いぶりを調べてみました。

vs新潟(12勝2分12敗)  1-0 2-1
vs柏 (8勝6分20敗) 3-3 1-0
vs鹿島(6勝6分25敗) 0-1 2-1 

準々決勝
vsFC東京(11勝6分8敗) 1-0 2-0

準決勝
vs名古屋(8勝4分20敗)1-0 1-0

決勝
vs浦和 (6勝6分15敗)2-1

いやー!こうしてみるとすごいな!やっぱりタイトルを獲るまでに柏、鹿島、名古屋そして浦和と、対戦成績の良くない相手と何度もぶつかって、そこを乗り越えての優勝だったことがわかります。まあ、カップ戦だしトーナメントなので負けたら上がれないわけですが、頂点を獲るにはこういう試練を乗り越えないとダメなんだなぁと教えてくれる戦績ですね。

ちなみに、鳥栖との九州ダービーは18勝11分11敗と福岡がリードしておりました。

11位 東京ヴェルディ


vs町田  5勝6分9敗 -4
vs鹿島  15勝9分20敗 -5
vsG大阪 23勝5分16敗 +9
vs神戸  14勝7分10敗 +4
vs広島  20勝4分17敗 +3
vsF東京 6勝6分11敗 -5
vs名古屋 21勝4分16敗 +5
vs浦和  15勝9分15敗 ±0
vsC大阪 19勝8分13敗 +6
vs福岡  17勝11分13敗 +4

vs柏   17勝2分18敗 -1
vs横浜M 14勝7分23敗 -9
vs川崎  2勝6分5敗 -3
vs新潟  6勝8分3敗 +3
vs磐田  14勝6分29敗 -15
vs鳥栖  9勝3分6敗 +3
vs湘南  18勝7分13敗 +5
vs京都  16勝7分21敗 -5
vs札幌  12勝11分11敗 +1

最も多い対戦:千葉 69試合 30勝14分25敗
得意な相手:群馬 19勝11分6敗
苦手な相手:磐田 14勝6分29敗

ぱっと見他のクラブとかかなり違うデータが残っており、オリ10勢などかなり規模の大きいクラブに対しても優れた戦績を持っていることがわかります。大きな負け越しは磐田のみで、G大阪や名古屋、広島なんかにも勝ち越している。

あと川崎や、新潟、鳥栖といったクラブとの対戦数が意外に少ない。東京VがJ2を戦ったのは、2006、2007の2年間。そして、2009~2023の15年間。なので、リーグ戦で戦った回数が少なかったということでしょうなあ。

15年も間が空けばお互いの立場もなんもかんも違うという感じでしょうが、それ以前のヴェルディとの「相性」はどんな変化を遂げていくんでしょうか。昇格初年度でこの位置につけているのは大変すばらしいと思います。

ちなみに、「東京」をめぐる争いのゆくえについて。vs町田は5勝6分9敗。vsFC東京は6勝6分11敗と、両チームに対して負け越し。町田はヴェルディにもFC東京にも勝ち越していました。そういうわけでこの3者、現時点では町田が優勢という結果になっていました。他サポながらどこが東京の顔になっていくのか?は大変に興味をそそられます。今後も注目ですね。

12位 柏レイソル


vs町田  2勝0分1敗 +1 
vs鹿島  18勝14分34敗 -20
vsG大阪 32勝5分26敗 +6
vs神戸  35勝9分18敗 +17 
vs広島  27勝13分21敗 +6
vsF東京 22勝10分22敗 ±0 
vs名古屋 18勝14分30敗 -12 
vs浦和  22勝10分29敗 -7
vsC大阪 20勝11分16敗 +4
vs福岡  20勝6分8敗 +12 
vs東京Ⅴ 18勝2分17敗 +1

vs横浜M 30勝14分27敗 +3
vs川崎  14勝11分17敗 -3 
vs新潟  15勝13分7敗 +8 
vs磐田  18勝11分24敗 -6 
vs鳥栖  9勝13分13敗 -4 
vs湘南  23勝10分12敗 +11 
vs京都  20勝7分5敗 +15 
vs札幌  20勝4分13敗 +7 

最も多い対戦:横浜FM 71試合 30勝14分27敗
得意な相手:神戸 35勝9分18敗
苦手な相手:名古屋 18勝14分30敗

全体的に優秀なクラブだな!という印象の柏レイソル。鹿島はまあいいとして、大きく負け越しているのが名古屋戦の18勝14分30敗。そのほかは浦和にやや分が悪いというくらいで、どことやっても悪くない戦績を持っていることがわかりました。

得意なクラブとしては神戸戦の成績がとびぬけており35勝9分18敗と大きくリード。そのほか福岡に20勝6分8敗。京都に20勝7分5敗。このあたりはかなり優れた戦績が残っています。

ところで、みんな大好き世界三大カップ戦『ちばぎんカップ』。これまで28回行われてきましたが、28戦して柏の17勝11敗でした!ちなみに、ちばぎんカップ以外での公式戦での対戦では、15勝13分13敗でこちらも柏がリードしておりました。

13位 横浜Fマリノス


vs町田  0勝0分1敗 -1  
vs鹿島  30勝13分42敗 -12
vsG大阪 42勝17分28敗 +14 
vs神戸  31勝16分15敗 +16  
vs広島  44勝12分26敗 +18
vsF東京 25勝12分20敗 +5 
vs名古屋 28勝21分26敗 +2 
vs浦和  40勝13分29敗 +11 
vsC大阪 20勝13分21敗 -1 
vs福岡  22勝4分5敗 +17 
vs東京Ⅴ 23勝7分14敗 +9
vs柏   27勝14分30敗 -3 
vs横浜M
vs川崎  19勝10分25敗 -6  
vs新潟  19勝10分11敗 +8 
vs磐田  37勝7分27敗 +10 
vs鳥栖  19勝6分6敗 +13 
vs湘南  28勝6分10敗 +18 
vs京都  19勝4分9敗 +10  
vs札幌  22勝6分9敗 +13 

最も多い対戦:G大阪 87試合 42勝17分28敗
得意な相手:広島 44勝12分26敗
苦手な相手:川崎 19勝10分25敗

ここまでみてきて「そうかな?」と思っていましたが、J1では鹿島に次ぐ戦績を持っているのは横浜FMでした。うーん、強い!リーグタイトル数も鹿島が8回、マリノスが5回なので、やっぱりそういうことか!という。まあ、いい時ばかりでもなかったでしょうが、やはりJ2に一度も降格したことがないというのは伊達ではなくてしっかりと数字に残っていますね。

鹿島をのぞけば特に苦手という相手はおらず、しいて言えば川崎がちょい不得意かな?というところ。そのほかの対戦では大幅に勝ち越しているチームも複数あり、とても優秀な戦績を持っています。勝率でいくと福岡戦がとびぬけているんですが、勝ち越し数でいくと意外と広島戦に強いんですよね。ここまで18試合も勝ち越しています。

ちなみに、横浜フリューゲルスとの対戦は10勝1分9敗となっておりほぼ互角の戦績でした。横浜FCとの対戦は7勝1分3敗ということです。

個人的にはJリーグ開幕した当初、中学生だったころに初めて応援したクラブが横浜マリノスでした。なので、いつか地元の岡山とマリノスが公式戦で対戦する日が来るんだろうか?と思ったりしています。個人的な思い入れのあるクラブ同士の対戦を「セルフダービー」と呼んでいるんですが、ルヴァンの仕様変更もあり岡山vsマリノスのセルフダービーが実現する日もそう遠くないのかなと。

いや、ダメだなそんなこといってちゃ。来年だ。来年J1のリーグ戦でやりゃあいいんだ。そのときは横浜アウェイを観にいこう。うん、そうしよう。

14位 川崎フロンターレ


vs町田  1勝0分0敗 +1  
vs鹿島  29勝10分18敗 +11
vsG大阪 21勝8分22敗 -1 
vs神戸  21勝10分10敗 +11  
vs広島  25勝12分12敗 +13
vsF東京 26勝9分13敗 +13
vs名古屋 25勝9分11敗 +14 
vs浦和  21勝15分20敗 +1 
vsC大阪 15勝11分17敗 -2
vs福岡  20勝2分8敗 +12 
vs東京Ⅴ 5勝6分2敗 +3 
vs柏   17勝11分14敗 +3 
vs横浜M 25勝10分19敗 +6
 
vs新潟  20勝3分23敗 -3 
vs磐田  17勝6分12敗 +5 
vs鳥栖  29勝10分11敗 +18 
vs湘南  22勝11分9敗 +13 
vs京都  17勝2分9敗 +8  
vs札幌  25勝7分3敗 +22  

最も多い対戦:鹿島 57試合 29勝10分18敗
得意な相手:札幌 25勝7分3敗
苦手な相手:新潟 20勝3分23敗

出た!鹿島殺法を身につけた日本唯一のクラブ。こうしてみると鹿島、横浜FMに続く第3のクラブは川崎フロンターレで間違いない!という成績が残っていました。いやー、リーグ優勝回数どおりでしたねえ。川崎も後発でJリーグに参入したクラブですが、規模の大きいクラブにも全く引けを取らない戦績を残していますし、2桁勝ち越しがこんなにあるとは!

苦手なクラブといってもほとんどないですが、大阪の2クラブは比較的得意じゃないのかなあ?と、言ってもほぼほぼ五分だしなあ。まあ、新潟はちょい苦手なんだろうなあくらいですかね。それでも3試合負け越しとかそんなところですからね。

今年のJ1のクラブの中で川崎に10勝以上勝ち越されているクラブは9つもあるんですが、それだけじゃないんすよ・・・

vs大宮  26勝6分15敗 +11
vs仙台  26勝11分7敗 +19
vs清水  22勝10分12敗 +10
vs甲府  24勝9分7敗 +17
vs横浜C  23勝2分2敗 +21
vs水戸  15勝2分1敗 +14

というように、現在J2、J3に在籍しているクラブとの成績もこんな有様でして。みんな一様に川崎にボコられています!札幌の25勝7分3敗もすごいが、横浜FCの23勝2分2敗とかなんやねん・・・!鹿島や横浜FMはオリ10ですけど、川崎は違いますからね。後から追いかけてこの戦績っていうのはちょっと規格外なのかな?という印象を受ける成績でした。

むしろ誰か川崎殺法を編み出したほうがいいのでは??よし、どこか川崎が勝てなかった相手を探そう!ええと・・・蔚山現代、ここだ!11試合やっていて2勝5分4敗。それか上海海港もいいぞ。0勝2分2敗。海を渡って聞きに行こう。どうやったら川崎を倒せるのか。


15位 アルビレックス新潟


vs町田  7勝3分3敗 +4  
vs鹿島  9勝8分19敗 -10 
vsG大阪 7勝10分16敗 -9 
vs神戸  13勝8分10敗 +3  
vs広島  7勝12分21敗 -14 
vsF東京 13勝5分22敗 -9
vs名古屋 13勝9分16敗 -3 
vs浦和  5勝6分30敗 -25 
vsC大阪 10勝7分13敗 -3 
vs福岡  12勝2分12敗 ±0
vs東京Ⅴ 3勝8分6敗 -3 
vs柏   7勝13分15敗 -8 
vs横浜M 11勝10分19敗 -8 
vs川崎  23勝3分20敗 +3  
 
vs磐田  6勝11分16敗 -10 
vs鳥栖  24勝7分9敗 +15 
vs湘南  17勝5分6敗 +11 
vs京都  7勝7分12敗 -5  
vs札幌  10勝6分7敗 +3  

最も多い対戦:大宮 62試合 22勝20分20敗
得意な相手:鳥栖 24勝7分9敗
苦手な相手:浦和 5勝6分30敗

割と得意不得意な相手がはっきりしていたのがアルビレックス新潟。鳥栖に対しては24勝7分9敗と15勝も勝ち越し。しかし、天敵と言っていい浦和に対しては5勝6分30敗と負け越しが25にも上ります。

新潟-浦和というと、優秀なブラジル人アタッカーが移籍していくイメージがありますが、過去にはエジミウソン、マルシオ・リシャルデス、ラファエル・シルバ、レオナルドとそうそうたるメンバーが移籍していたようですね。普段ほとんどJ1を見ない自分でも知ってる選手たちだなあ。これだけ天敵感のある相手に有力なブラジル人を抜かれて、なおかつリベンジしようにも相性激悪となると、さぞかし気持ちの持ちようが難しいだろうな・・・

おもしろいなあと思ったのが町田ゼルビアとの対戦。すでに13試合対戦していて7勝3分3敗と勝ち越しています。サイバーエージェントが来る前から対戦はありましたが、2020年以降は4勝1分3敗と五分な感じになっておりました。スタイルがかなり違う両チームですが、このさきどんな「相性」になっていくのか?ちなみに、黒田監督になってからの町田ゼルビアに対しては2戦2勝中とのこと。

16位 ジュビロ磐田


vs町田  3勝2分2敗 +1 
vs鹿島  14勝18分39敗 -25 
vsG大阪 28勝10分27敗 +1 
vs神戸  21勝7分18敗 +3  
vs広島  26勝10分22敗 +4
vsF東京 18勝11分14敗 +4 
vs名古屋 23勝10分27敗 -4 
vs浦和  29勝12分25敗 +4 
vsC大阪 20勝9分18敗 +2 
vs福岡  20勝7分9敗 +11 
vs東京Ⅴ 29勝6分14敗 +15 
vs柏   24勝11分18敗 +6 
vs横浜M 27勝7分37敗 -10 
vs川崎  12勝6分17敗 -5  
vs新潟  16勝11分6敗 +10  

vs鳥栖  8勝4分7敗 +1 
vs湘南  21勝6分14敗 +7
vs京都  27勝7分7敗 +20  
vs札幌  14勝5分15敗 -1 

最も多い対戦:
横浜FM 71試合 27勝7分37敗 鹿島 71試合 14勝18分39敗
得意な相手:京都 27勝7分7敗
苦手な相手:川崎 12勝6分17敗

J2にちょくちょく降格してくることもある磐田ですが、全体的な対戦成績は優秀で鹿島を除けば極端に苦手としている相手はいなさそうな様子ですね。昇降格にからんできそうなライバルクラブとの成績もよく、京都に27勝7分7敗とめっぽう強い。湘南、鳥栖、新潟、柏、福岡あたりとの対戦成績も悪くない。

かつてJリーグの覇権を争った鹿島との対戦は、14勝18分39敗と大きな負け越しとなっていました。2010年以降の対戦でいくと、3勝8分9敗とかなりの苦戦を強いられているようです。うん?ということは2010年以前でも11勝10分30敗ということになり、黄金時代でも鹿島はかなり苦手だったのかも?

ちなみに静岡ダービーの相手、清水エスパルスとの対戦成績は、31勝9分29敗とわずかに磐田がリードしておりました。

17位 サガン鳥栖


vs町田  0勝0分1敗 -1  
vs鹿島  8勝7分16敗 -8 
vsG大阪 9勝4分13敗 -4 
vs神戸  7勝10分18敗 -11  
vs広島  7勝8分22敗 -15 
vsF東京 14勝8分16敗 -2 
vs名古屋 8勝8分8敗 ±0 
vs浦和  10勝8分15敗 -5 
vsC大阪 15勝7分24敗 -9 
vs福岡  11勝11分18敗 -7 
vs東京Ⅴ 6勝3分9敗 -3 
vs柏   13勝13分9敗 +4 
vs横浜M 6勝6分19敗 -13 
vs川崎  11勝9分29敗 -18  
vs新潟  9勝7分24敗 -15  
vs磐田  7勝4分8敗 -1
 
vs湘南  17勝16分29敗 -12 
vs京都  10勝3分11敗 -1  
vs札幌  22勝14分24敗 -2

最も多い対戦:湘南 62試合 17勝16分29敗
得意な相手:徳島 14勝8分5敗
苦手な相手:川崎 11勝9分29敗

J2で13年、J1で13年と戦ってきたサガン鳥栖。2013年からはずっとJ1にとどまっていますが、対戦成績を見ると立派の一言かなと。これといって得意とするお客さんはいませんが、しぶとく戦ってきたのでしょう。逆に川崎・広島あたりはかなり苦手。

その広島に乗り込んでのアウェイ戦は19試合で2勝3分14敗とのこと。鬼門感あふれるデータですが、スタジアムが新しくなってはたしてどうかな?と思ったら3月に4-0で負けてました。こうして「鬼門」は継続してゆくのですね・・

18位 湘南ベルマーレ


vs町田  2勝3分0敗 +2
vs鹿島  11勝3分25敗 -14
vsG大阪 11勝6分24敗 -13 
vs神戸  12勝10分12敗 ±0  
vs広島  14勝9分26敗 -12 
vsF東京 6勝5分17敗 -12 
vs名古屋 13勝7分20敗 -7 
vs浦和  10勝11分27敗 -17 
vsC大阪 19勝6分23敗 -4 
vs福岡  15勝9分30敗 -15 
vs東京Ⅴ 13勝7分18敗 -5 
vs柏   12勝10分23敗 -11 
vs横浜M 10勝6分28敗 -18 
vs川崎  9勝11分22敗 -13 
vs新潟  6勝5分17敗 -12  
vs磐田  14勝6分21敗 -7
vs鳥栖  29勝16分17敗 +12

vs京都  15勝11分17敗 -2  
vs札幌  11勝7分20敗 -9  

最も多い対戦:鳥栖 62試合 29勝16分17敗
得意な相手:鳥栖 29勝16分17敗
苦手な相手:福岡 15勝9分30敗

全体的に苦しい成績ではありますが、もう湘南も今年でJ1復帰してから7シーズン目なんですね。そういや、しばらく岡山と対戦してないなあと思っていましたが、これだけ残留し続けるのも相当大変でしょうし立派な成績なのかなと思います。

こうしてみると鳥栖戦での戦績がとびぬけてよく29勝16分17敗。現在J2に在籍しているクラブとの対戦成績と比べてみてもこの数字は抜群で、鳥栖はかなり得意な相手なのかもしれない。一方、苦手な相手としては横浜FMとか浦和ですがこのへんはまあさもありなん。意外なところとしては福岡が苦手なんですね。15勝9分30敗と大幅に負け越しています。

湘南も2018年にルヴァンカップ優勝しています。その時の対戦成績を見てみるとこんな感じになっていました。

vs鳥栖(29勝16分17敗) 1-0 0-0
vs長崎(7勝2分3敗)       1-2 2-0
vs神戸(12勝2分12敗)   0-3 4-3

プレーオフ
vs仙台(16勝10分24敗) 3-0 1-3

準決勝
vsC大阪(19勝6分23敗) 3-0 2-2

決勝
vs横浜FM(10勝6分28敗)1-0

鳥栖、長崎といった比較的得意な組み合わせでスタートしたのはラッキーだったのかなと。神戸もほぼ五分ですしね。しかし、仙台や決勝の横浜FMなどやっぱりどこかで分の悪い相手を倒さないといけない。そこを乗り越えてのタイトルだったことがわかります。リーグ戦ではまた違った戦い方もあるでしょうが、カップ戦ならではなところもあるのかなぁと。しかし、カップ戦には夢がありますね。

19位 京都サンガ


vs町田  8勝3分4敗 +4  
vs鹿島  7勝4分20敗 -13 
vsG大阪 10勝6分21敗 -11 
vs神戸  14勝3分12敗 +2  
vs広島  7勝4分17敗 -10 
vsF東京 6勝7分15敗 -9 
vs名古屋 9勝9分20敗 -11 
vs浦和  7勝8分15敗 -8 
vsC大阪 10勝10分14敗 -4 
vs福岡  25勝7分16敗 +9
vs東京Ⅴ 21勝7分16敗 +5
vs柏   5勝7分20敗 -15
vs横浜M 9勝4分19敗 -10 
vs川崎  9勝2分17敗 -8  
vs新潟  12勝7分7敗 +5  
vs磐田  7勝7分27敗 -20 
vs鳥栖  13勝2分8敗 +5 
vs湘南  17勝11分15敗 +2
 
vs札幌  20勝6分8敗 +12  

最も多い対戦:福岡 48試合 25勝7分16敗
得意な相手:札幌 20勝6分8敗
苦手な相手:磐田 7勝7分27敗

J1に復帰してから今年で3年目となる京都。今年はどうなるんでしょうかねえ。明らかに得意としているのは札幌で20勝6分8敗。逆に天敵と呼べそうなのは磐田で7勝7分27敗とかなり苦戦していました。

規模の大きなクラブには苦戦するものの、鳥栖、新潟、福岡、神戸あたりには分のいい成績を残しており、うまく勝ち星を拾いつつ残留できればというところでしょうか。

ちなみにお得意様の札幌に対してはホームで圧倒的に強く、17戦13勝3分1敗とたったの1回しか負けてないとのこと。意外なデータでいくと松本が非常に苦手で、2勝9分6敗とかなり苦戦していました。なお、ズッ友だった千葉との対戦は15勝11分21敗と負け越し。

20位 コンサドーレ札幌


vs町田  1勝0分2敗 -1  
vs鹿島  3勝6分21敗 -18 
vsG大阪 11勝7分17敗 -6 
vs神戸  8勝6分20敗 -12  
vs広島  8勝10分14敗 -6 
vsF東京 10勝5分17敗 -7 
vs名古屋 8勝4分12敗 -4 
vs浦和  9勝7分13敗 -4 
vsC大阪 12勝7分15敗 -3 
vs福岡  16勝12分17敗 -1 
vs東京Ⅴ 11勝11分12敗 -1
vs柏   13勝4分20敗 -7 
vs横浜M 9勝6分22敗 -13 
vs川崎  3勝7分25敗 -22  
vs新潟  7勝6分10敗 -3  
vs磐田  15勝5分14敗 +1 
vs鳥栖  24勝14分22敗 +2
vs湘南  20勝17分11敗 +9 
vs京都  8勝6分20敗 -12  
  

最も多い対戦:鳥栖 60試合 24勝14分22敗
得意な相手:岐阜 11勝2分2敗
苦手な相手:京都 8勝6分20敗

そして最後は札幌!お決まりの川崎・鹿島は置いておいて意外にも京都が苦手なんですね!8勝6分20敗と大きく負け越し。J2にいた時期も長いですし、あまりJ1で分のいい相手はいませんが、湘南が結構得意なのかな。ほかにも鳥栖・磐田あたりにはやや優勢。福岡・東京Ⅴあたりにもほとんど五分。それでいて浦和・名古屋にも大差はつけられておらずはっきりと苦手とまではいえない成績を残しています。

ちなみに、札幌はあまり大量に勝ち越した相手を持たないクラブで湘南の20勝17分11敗で9勝勝ち越し。これが最大かな?他には群馬に15勝5分7敗で8勝勝ち越し。徳島には13勝10分4敗で9勝勝ち越し。このあたりが一番多い。しかし、逆に考えるとJ2においてもJ1においてもまんべんなく戦えるのがこのクラブの特徴といえるかもしれません。


いやー、J1も終わった!!


「せっかくだし、やっとくか?」みたいなノリではじめたJ1のデータ集めでしたが、正直「J2とはかなり様子が違うな??」というのが率直な感想でしたねえ。まず、やっぱ歴史が違う。対戦回数自体が多くて90とかいきますからね。サンプル数が違うなあと。

20勝20分50敗みたいな偏った傾向がはっきり出るのかな?と思いきや、そこまで偏った数字は多くない印象でした。なんだろう?ワンサイドに偏って「相性」感バリバリになっていくというよりは、「どちらかというといい」とか「どうもよくなさそう」くらいの傾向に留まる印象が強かった。

やっぱどのクラブもいいときわるいときがあるし、何年もやってるとお互いの調子の良し悪しの兼ね合いもあるんでしょうねえ。予想以上に殴ったり殴られたりしているなあと。あとは、なんとなくそのクラブの立ち位置というか、規模感的な序列?みたいなものとそんなにかけ離れていない戦績が残ってるんだなって思いましたね。やっぱ、金か?金なのか!?

それにしても群を抜いていた3クラブ。鹿島アントラーズ。横浜Fマリノス。川崎フロンターレ。この3つは別格だなと改めて実感させられます。リーグ戦のタイトル取ってる数が多いわけですからね。「よく考えてみりゃそらそうだよな?」って話なんですけども。他所のクラブからするとこの3つ相手にどれくらいやるか?は意外と重要なのかもしれません。そう考えると、横浜FMと川崎が下位に沈んでいる今シーズンは他所のクラブにとってはチャンスが大きい年と言えるのかもしれませんな。もしかして川崎殺法を学ぶ使節団でも派遣したのかしら。

個人的にはJ2クラブをボコりまくっていた川崎がどんな数字を残しているのか?楽しみに調べました!まさか、鹿島アントラーズを最も倒しているキングスレイヤーでもあったとは。しかも、あんな成績残してるの川崎だけですからね。なんかほんと「相性」っておもしろい。

今季ここまでJ1の話題をかっさらっている町田ゼルビア。おそらく今後もJ1に留まって強者の一角を占めていくことになるのでしょうが、はたしてどんな「相性」が生まれていくのか?楽しみにしたいなと思います。

そういえば優勝するクラブって天敵相手にどんな成績を収めてタイトルを獲ってるんでしょうね?この記事では福岡や湘南のルヴァンを取り上げてみましたが、あれはいわば逃げ場のないカップ戦での話。リーグ戦ではまた様子が違ってくるはずで。

苦手な相手も打倒してタイトルをとっているのか?それとも「相性」に負けて苦い思いをしながらも他のチームに勝って優勝していったのか?優勝するチームって天敵とどのくらいの戦績で渡り合うべき?みたいな。そういう記録もずらっと並べてみるとおもしろいかもしれません。



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