J2残留ボーダーラインの勝点はいくつなの?という話
どうも、ゼロファジです。
今年は降格枠が4つもある!ということで、多くのサポーターにプレッシャーを与えるリーグ戦となっております。現在のところ10節まで終了しましたが、はたして来年もJ2に残れるのかどうか?と心配している方もすくなくないでしょう。
そこで、今年のJ2残留のボーダーラインを探ってみよう!というのが今回のお話です。過去の成績からどのくらいの勝ち点をとれば残留できるのか?をチェックしていこうと思います。リーグの、そしてチームの、今後を占う参考資料にしていただけたら幸いです。
J2リーグ 第10節終了時点での所感
本題に入る前に、4月26日現在のJ2リーグの順位表を確認して今年のJ2の所感について触れてみたいと思います。
新潟と琉球、そして京都が非常に好成績を残しており、年間勝ち点80ペースですべりだしました。この勝ち点80ペースというのは、自動昇格がほぼ確実視されるペースですから、いかにこの3チームが抜け出しているのかがわかると思います。
ちなみに、カッチャンさんという方が過去の成績と比較する素晴らしいツイートをされていたので紹介しておきますね。
ボトムハーフ(12位~22位)に目をむけてみると、勝ち点4差にひしめきあっており下位集団は団子状態の傾向が強いことがわかります。このカッチャンさんのツイートのとおり、中段グループの比率が低いことがパッと見でも見て取れますよね。
まだ、シーズン始まって4分の1しか終わっていませんが、一部の上位グループをのぞきほとんどのクラブが降格圏のことを意識しておく必要があるでしょう。
さて、本題に入ります。
2021シーズン J2残留のボーダーラインは?
まず、結論から。
今年の残留ボーダーラインはおよそ勝ち点52前後を見ておくといいだろうと思っています。思ったよりも高い!!
J2は全42試合で行われますから、およそ10試合あたりで勝ち点12か13は取っておかなければ安心はできない計算になります。
4勝6敗。
3勝4敗3分。
2勝2敗6分。
こんな感じの戦績。最低2勝はしないと12に届きません。
もういちどさきほどの順位表を見てみると、14位東京V以下のクラブは勝ち点11以下の基準に当てはまるので、現時点ですでに黄色信号が出ているレベルだと認識しておいた方がいいでしょう。
では、その勝ち点50という数字の根拠となる過去の成績を見ていきます。
下位4チームの過去の成績はどうなっているのか?
J2リーグのチーム数と試合数が今と同じになったのは2012シーズンでした。なので、2012シーズンから2020シーズンまでの9年ぶんのデータをズラっと貼り付けておきますので、ザっと目を通してみてください。
赤枠で囲ったチームが最下位からかぞえて4番目までのチーム。つまり、今年のレギュレーションでいけば降格する順位にいたチームです。
この9年間で下位4チームの中で最も勝ち点を取ったチームは、2020年の町田ゼルビアの勝ち点49でした。なので今年の残留のボーダーラインは勝ち点50以上としなければなりません。
2020町田のみならず、過去には2014年の愛媛FCが勝ち点48を記録していることを考えると、やはりこのくらいの勝ち点では降格する可能性があると考えておくべきでしょう。
しかし、降格ラインすれすれで通過するってのも居心地よくないじゃないですか。なるべく降格圏から離れてシーズンを過ごしたいものです。
今年過去のレコードを破って勝ち点50点代で降格するチームが現れないとも限りません。なので少し余裕をもたせて、町田の勝ち点49に、さらに3ポイントを加えた勝ち点52前後をマークしておくのが残留のための目標値としてはより安全なんじゃないかな?と思います。過去の成績を見ても勝ち点51以上をマークすれば順位的に16位以上に到達できる結果になっています。
例年以上にシビアなJ2の残留争い。
過去の成績を見ても勝ち点41以上とれる見込みのあるクラブにとっては残留争いなんてそこまで心配する必要のないことでした。
ところが今年は事情が違いすぎる。
我がファジアーノ岡山もJ2昇格以降、初めて降格する可能性をリアルに感じながら過ごすシーズンとなりそうな気配です。これまで残留争いで粘り強く戦ってきたクラブサポーターの心境を今年ほどトレースできるシーズンもないでしょう。
すでに監督の解任など早めに手を打つチームが出てきています。理想を捨て現実路線にシフトするチームも増えてくるかもしれません。
とにかく、みんな、生きろ。そして、来年もまたJ2で会おう。
な?絶対だよ??
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