五里霧中レシピ:イギリス/ローリー・ポーリー
イギリスの料理、蒸しロールケーキです。
英語では”Roly-Poly”と書きます。
「ずんぐりむっくり」くらいの意味だそうです。ふわふわに膨れるところがそんな感じなのでしょう。
昔は茹でるレシピ、それから蒸すレシピが主流になり、最近は約レシピもあるそうです。
茹でるのは大変そうだし、焼いたらただのでかいクッキーになりそうでつまらないので蒸します。
ローリー・ポーリーといえば有名なのが、ピーター・ラビットシリーズの「ひげのサムエルのおはなし」
この作中で作られている「ねこまきだんご」がローリー・ポーリーなのだそうです。
言われてみれば、団子(プディング)って形じゃないかも?
実際に火を通すところまでは残念ながら絵本で描かれていないのですが、この後は茹でるつもりだったのか蒸すつもりだったのか……
というわけでそろそろレシピの話。
難易度等
・難易度 中(きれいに作るのは難しいけど)
・調理時間 30分くらい
・味 和菓子っぽくてうまい
材料
2人分
・薄力粉 90g(+打ち粉用適量
・砂糖 10g
・ベーキングパウダー 小さじ1杯
・バター 20g
・牛乳 50㏄
・イチゴジャム 適量
・メイプルシロップかカスタードクリーム(任意)
道具
・ボウル
・ゴムベラ
・スプーン
・クッキングシート
・パイブレンダー(あれば)
・蒸し器
調理手順
0
魔法の呪文を唱える(重要)
「イギリスのお菓子は雑に作るほうがおいしい」
手順の1,2は普通のスコーンの作り方なので、わかってる人は読み飛ばしてOKです。
1
粉類をすべてボウルに入れてだまがないよう混ぜる。
冷たいバターをそこに加え、パイブレンダーでそぼろ状になるまで切り混ぜる。
パイブレンダーがない場合はバターが解けないよう注意しながら手で刷り混ぜる。
でもね、スコーンやパイ生地、なんならマッシュポテトとか作る人はパイブレンダー買って損はないですよ。通販で数百円で買えるし。
2
牛乳を加え、ゴムベラで切り混ぜる。
3
クッキングシートを広げ、軽く打ち粉をする。これをやらないと後で巻きにくいです。
このくらいのタイミングで、蒸し器の準備を始めます。
4
作成した生地を短辺9㎝、厚さ1㎝くらいに手で伸ばす。
長辺は成り行き。
5
生地の上に好きなジャムを塗る。いっぱい塗ったほうがおいしいけど塗りすぎると出来上がりがきれいにできない。難しい。
長辺2つと短辺1つには隙間を開けたほうがいいけどうまくできてないねこれは。
6
巻きずしの要領で巻きます。左右はほどけないようねじり上げます。
きっちりまかないと丸くならないけどきつく巻きすぎると生地が膨らんできれいにできない。難しいね。
でも味には関係ないよ。
7
湯気の立つ蒸し器に入れ、25分くらい蒸し上げます。
8
破れた!失敗!でも味には関係ない!
9
適当な大きさに切り分けて、温かいうちにいただきます。
スコーンと違ってさめるとおいしくないので、冷めたらレンジで軽く温めるといいです。
正式にはカスタードクリームをかけて食べるものですが、カスタードって適量作るの面倒なのでパス。
メイプルシロップをかけて食べるとおいしいよ。
味は?
一言でいうと、薄ら甘い。そして柔らかい。私は薄ら甘くて柔らかいものが大好きなのでかなり好きです。
ローリーポーリーなんで市販してないのかなぁと作る前は思ってたのですが、たぶん意外ときれいな形に作るのが難しいのと、冷めたらおいしくないところが難点なのかなと推測します。鍋から取り出すときにつぶれちゃうんだよねぇ。きれいな円柱にならないのは、蒸してる途中で角度買えたりしたほうがいいのかな?今度試してみます。
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