五里霧中レシピ:イギリス/ヨークシャー・レアビット
イギリスの料理、ヨークシャー・レアビット(ラビット)です。ヨークシャーとついているけど、ヨークシャー料理ではないはず。
映語では”Yorkshire rarebit”と書きます。
「Yorkshire :ヨークシャー」が「ヨークシャーの」
「rarebit:レアビット」が「ウサギ(のスペル違い)」
という意味になります。他にも"Yorkshire Buck"、「ヨークシャーの牡鹿」なんて呼ばれるようです。
一般的にはウェルッシュラビットという名前で有名な料理の亜種です。
要するにチーズトーストなのですが、なんで「ヨークシャーのウサギ」なんで名前かというと、まあ多分悪口ですよね。よく「ウサギ料理くらいの満足感があるから」と言いますがだったらヨークシャーだのウェールズだのという名前にする必要はないわけで。昔は紛い物を「ウェールズの」という呼び方をしたこともあり、
「ヨークシャーやウェールズの奴らはウサギも食べられないから代わりにこんなのを食べるらしいぜw」といったところでしょう。ウサギでも牡鹿でも意味は同じでしょう。
難易度等
・難易度 低
・調理時間 10分くらい
・味 コッテリ美味しい
材料
2人分
・ベーコン 2枚
・卵 2個
・8枚切り食パン 2枚
・チェダーチーズ 80g
・ビール 30ml
・練り辛子 5g
・ウスターソース 少々
道具
・テフロン加工の小フライパンまたは小鍋
・普通のフライパン
・ヘラ
調理手順
1
ベーコンを半分に切る。
フライパンでベーコンと卵を焼く。
ベーコンエッグにしてもいいけど、別で焼いた方がやりやすい。卵の硬さは半熟推奨のお好みで。
2
トーストを焼く。
3
小フライパンまたは小鍋に残りの材料を全部入れる。弱火にかけて分離しないようよく混ぜながら煮溶かす。
4
溶けたチーズをトーストに塗る。
(この段階で表面を再度焼けばウェルッシュラビットになるが、今回は焼きません)
5
4の上にベーコン、卵焼きを乗せたら完成。冷めないうちに食べる。
味は?
美味しいです。マスタードの効いたチーズトースト。ベーコンエッグがかなりあう。
ただビールは必須ではないかな?安い普通のビーフだったので、チーズに負けてあまり感じられませんでした。本当はギネスとかの濃いビールを使うんでしょうけど、このトーストのために高いビールをほんの少し用意するのはめんどくさいよねぇ。わざわざ前日意識的に飲み残したりもしないだろうし。
一般家庭に「あまったビール」なんてないものね、いまどき。
試しにビールではなく水でもやってみたけれど、普通に美味しかったです。そのうち黒ビールでやって違いを感じられるか試してみたい。
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