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12月13日(金)腱鞘炎のランナーが増えている

<ヘルスケア定点測定データ>
・起床時脈拍数:58
・BOLTスコア:58
・体重:測定忘れ

<ワークアウト内容>
なし

早朝から走ろうと思っていたが、ここ最近、国府高校の生徒で腱鞘炎が流行っているようで、その生徒たちの治療をしたかったので、自分の練習は諦めた。

現在、2人が腱鞘炎症状を訴えている。

ランニングの場合は、足趾の伸筋腱に腱鞘炎が発生しやすい印象がある。しかも今みたいに寒いシーズンに罹患者が増えるようである。

腱鞘炎というと一般的には腱と腱鞘の摩擦ストレスによる炎症という理解をしている人が多いと思うし、実際そうなんだと思うんだけど、国府の生徒を治療してると、痛みが出ている患部から一旦目を離し、足関節の正常な背屈が確保できているか?を確認する必要を感じる。

背屈制限とは距骨の正常な後方滑りが制限されることだが、これはアキレス腱周囲内果付近の拘縮などが原因だったりするので、まずはそのエリアの拘縮をケアし、距骨が後方に滑るように整える。

他動で足関節を正常背屈位に維持した状態で、足趾をグーパーすると、痛みが改善した。

このことから、足関節の正常な背屈運動が破綻していることが腱鞘炎の一つの原因ではないかと、考察できる。

また。

2人に共通して、前足部で地面を踏み込むと痛みが出てくることから、ランニング中の過度な底屈運動が腱鞘炎の原因となっているのではないか?とも考えられる。

ウォーキングしながら足関節の動きをレクチャーしていると、2人とも「踵で地面を踏む」というのがうまくできない。どうしても前足部で地面を踏んでしまう癖が抜けない。

踵で地面を踏むという関節運動、つまりこれは足関節の背屈運動なんだけれども、踵で地面を踏んでウォーキングすると、腱鞘炎の痛みは消失・または軽減する。

このことからも「足関節の正常な背屈を確保し、かつ、踵で地面を踏んで前進する」という足関節運動にブラッシュアップすることが、腱鞘炎の改善には重要なのかもしれないということがわかった。

これからさらに寒くなるので、腱鞘炎ランナーが増えるのではないか?

腱鞘炎で悩むランナーが一人でも減るように、YouTube動画作ろ。


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高岡 尚司(たかおか しょうじ) ゼロベースランニングクラブ・オーガナイザー 熊本国府高校陸上競技部長距離ブロックコーチ 鍼灸マッサージ師 ランニング足袋・開発アドバイザー ALTRA JAPAN アンバサダー 合同会社エフエイト・代表社員