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大学への進学を決意した話

<おじさんDX Vol 2>

私が大学へ進学を決めた時の話です。

高校卒業も見えた当時
大学へは行かず就職しようと思っていたのです。


両親は、大学を進学するよう促してくれていたのですが、
私は、大学に行くよりも働きたい一心でした。



それは高校時代の終盤から、アルバイトをしていたから...

バイトでの収入がもう...

嬉しいのなんのって


高校生には、2万円程度のバイトの給与も大金です!

なんか、急にお金持ちになったような気分!

もう、何でも買えるような気になってました。


別に、大学へ行っても 勉強も好きじゃないし...
働いて、給与をもらって、好きな事をしたい!

そんな気持ちでした。



ところが、そんな私に親父がこう言うのです。

『どんな大学でもいい』
『大学を出たと言う事が、お前の人生に大きくプラスになる』

私の親父は、近隣ではそこそこ大きな会社に勤めていました。
先代の社長に何かの縁で拾われ、長年勤務していたのですが、

最終的に常務か専務 というような役員にまで出世します。


そこまでには相当な苦労があった様子。

あまり仕事の事を語らない親父でしたが、
私にこう語ってくれたのです。


親父は、農家の5人兄妹の次男。
父親は、愛人とどこかへ居なくなり、
長男は家出でいなくなり、
残った弟と妹の面倒を見る状況になります。



元々勉強が好きで、機械も好きな親父。

高校へ行って勉強がしたい!と思っていたのですが、

家庭の事情でそれもかなわず、
中学校卒業で社会に出る事になったのです。

当時、最終学歴が中学校卒業というのは
珍しくもなかったのですが、

それでも務めていた会社で
役員は皆 高校卒業や大学卒業が最終学歴。


勉強好きだった親父は、
中学校卒業後も一生懸命勉強して
いろいろな資格を取得しました。

機械屋としての技術もかなり高いレベルだったそうです。



学歴なんて関係ない。
仕事ならだれにも負けない!



でもね...

影で随分 馬鹿にされていたようなのです

仕事の評価って、学歴じゃ決まらないと思いますが、
就職の時に学歴でふるい分けられているのも事実なのです。




そんな悔しい思いをしてきた親父ですから....

『大学を卒業したという事実が、お前の人生にどれだけ影響するか...』



こんな説得力のある経験を言われて、
私は大学へ行くことにしたのです。

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