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おじさん二人の浅知恵で組織を考えた話

<おじさんDX Vol 85>


以前、記事にしたGさんとの会話の内容です。


 今回は、そのGさんと会社組織について考えてみました。
内容は、おじさん二人の浅知恵です。無駄に長いので、おおらかな気持ちでお願い致します。

会社組織

 会社組織は「会社の目的を達成するために、分化した役割を持つ集団」などのように表現されます。一般的な会社組織の種類は、事業部制組織、機能(職能)別組織、カンパニー制組織、マトリクス組織などが代表例のようです。
 それぞれ組織形態による特徴があり、企業の規模や業務内容によって構築されています。企業理念や会社維持と言った様な目的達成に適した形態にし、組織を円滑に機能させたいものです。

効率、円滑を目指し形態化

 組織形態は「この業種には、この形態」「この仕事内容には、この形態」というような傾向はありますが、どちらかと言うと、効率よく円滑な組織運営をしようとした結果、ある程度の形態が、出来上がったのではないでしょうか。業務内容を始めとして目的達成出来る事が、会社組織には求められますから、これからも変化していく可能性が高いと思います。

組織の一例

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 ピラミッド組織図ですが、上から社長、役員、部長課長、一般社員などとなります。中小企業は、この形態が多いと思います。(役職は、もっと細分化されている場合もあります。)

 企業規模が、大きくなると働く人が多くなります。組織が、大きくなると意思決定や意思疎通、情報伝達のスピードが、遅くなる傾向です。フットワークの軽い組織を目指して分社化するのもこの為です。システム次第とも言えますが、部門や部署が多い巨大組織ほど運営は、難しくなる傾向です。

それでは、組織をイメージしてみます。

 会社組織

会社の目的を達成するために、分化した役割を持つ集団


個人で目が届く範囲は、どの位の人数でしょうか?
 10人という人、100人という人、いやいや私は1000人だ、もっと多い人もいらっしゃるでしょう。しかし私の経験では、コンパクトにした方が、目が届きやすいのは、事実なのです。

 しかしそれでは、役割ばかり増えてしまいますし、人員数も多くなりがちです。この目的に沿ってバランスを取るのが、組織形態と思います。

身近なところで小学校
 大雑把に挙げていくと、学校には、校長先生、教頭先生、各学年主任、各クラス担任、学級委員、班長、生徒個人となります。

学校の目的は「教育」<以下抜粋>
 教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。
教育は、人を育てることであり、ここで「教育の目的」としては、どのような目標に向かって人を育てるか、どのような人を育てることを到達の目標とすべきかについて規定している。<抜粋終了>


 校長先生や教頭先生が、教壇に立って生徒の前で勉強を教える事は、滅多にありません。デジタル化が進んだ現代では、オンライン授業もありますが、基本的な形態は変わっていません。

私:『少子化とは言え、学校の先生って大変な職業』
Gさん:『私の小学校時代は、それこそ1学年が6クラスもあった』
Gさん:『中学校は学域が広くて10クラスだったけどね』

私:『1クラス40人として、1学年6クラスで240人』
Gさん:『それが、6学年もあるんだから、1440人』
私:『それって、小さな村みたいなものだ』

Gさん:『2021年から5年かけて、1クラス35人で1学年3クラスかな?』
私:『それでも、1学年105人で全校生徒630人』

Gさん:『その昔は1クラス45人とかあった』
私:『いや我々の時代は、小学校も中学校も45人いたよ』

Gさん:『そうだわ、高校受験の時、滑り止めの私立で倍率14倍』
私:『そして大学へ行って、就活したらバブル崩壊年度』

その学校が、各学域にあって、その上に各市町村の教育委員会がある。その上に都道府県の教育委員会がある。

 殆どどうでもいい話です。
会社と学校を単純比較することは、違うかも知れませんが、とてつもない巨大組織です。


組織を列車でイメージしてみた

 次に、会社を列車でイメージしてみました。列車は5両編成としてみます。「先頭車両が、社長や経営陣」「二両目が、役職者」「三両目以降が、一般社員」としたら、原動機付きの一両目が、全体を牽引することになります。

Gさん:『その昔は、重連と言って、一両目と二両目に原動機付きの車両をつないで牽引していた事もあるんだよ』
Gさん:『長い貨物列車は、相当な重量。あれがまた力強くてかっこいいんだ』(Gさんは、貨物列車が好き)

私:『そう考えると、社長や経営陣って相当に責任が重い』
『田舎に行くと、延々と長い貨物列車を見かける。あれって主に先頭車両が牽引してるんでしょ?』

Gさん:『特に経営者陣は、その重い組織を牽引してるんだよ』
Gさん:『我々のようなダメ社員は、基本車両に乗っているだけだから、その苦労は分かっていないよね。』

Gさん:『社長や経営陣は、全体を牽引していく役割だけど、中間管理職や一般社員は、それこそ寝台車、客車。食堂車だったりと、それぞれ役割があるんだ』

私:『寝台車の中では、A寝台、B寝台という区分けが、役割だよね』
Gさん:『そうそう!客車でも指定席とかあるでしょ』

スピードについてのイメージ

 なんだかGさんは、鉄道関係が好きらしく、私は話についていけませんでした。

私:『ところで円滑な運営には、スピードが不可欠だと思うけど』
Gさん:『たしかに重いモノを運ぶ役割は大事だけど、時間も大事だよね』

Gさん:『人を運ぶ列車でも、組み合わせて列車を構成しているんだ』
制御車:操作する運転台があるもの
動力車:モーターが搭載
付随車:動力を持たない
Gさん:『会社組織と同じだよね。それぞれ役割がある』
私:『動力車だけでは、制御できない、付随車だけでは動けない、制御車だけでは、動力がないから動けない』

Gさん:『人を運ぶのが目的、荷物を運ぶのが目的 いずれも組み合わせないと目的を果たせない』
私:『だから、会社組織は、目的を達成させるため各自の役割や部署を組み合わせているんだね』

Gさん:『そうそう!すべては会社の目的達成のための集団なんだよ』
私:『社長だけでも、役職者だけでも、一般職だけでもダメで、組み合わせも重要だし、それぞれが役割を果たして相互協力することが、円滑な組織運営なんだね」
私:『速さで言えば、新幹線だよね?』
私:『新幹線は、線路の幅が広くて、モーターが各車両に付いている』

Gさん:『そうそう!だから、スピードを出せる』
Gさん『スピードを出せるというより、スピードを出そうとした結果なんだよ』
私:『そうなると、組織全体で駆動するのが、やはり早いのだろうね』
Gさん:『N700系は、先頭車両は制御車になって、モーターが改良されて全車両にモーターは、ついていないみたい』

私:『という事は、社長や経営者は、指示が重要という事?』
Gさん:『そうなるよね。いくら力があってもコントロールしなければ何にもできない』

私:『だから、組織をコントロールするのに集中するんだ』
Gさん:『指示をして実際動かすのは、役職者だったり一般社員だったりする』

私:『でも、実際に先頭車両は、連結で動いてる』
Gさん:『会社もそうだけど、指示系統の車両が、そこに無くてもいずれ自動化されると思う』『ほら、指示系統は、今や場所を選ばなくてもいい』
Gさん:『鉄道の場合は、安全性の目標が達成出来ればの話しだけど』
G:さん『会社の指示系統は、わざわざ高い土地の都会でなくてもいい』
私:『だからDX化か、でも、まだまだだよ』
Gさん:『DX化は、始まっているよ。ウチはまだだけど』

Gさん:『新幹線は、速く安全に走るという目的があっての事』
「車体の空気抵抗が少ないから、速く走れ安定性があるので安全」
「モーターが全車両についているから、速く走れる」
「線路幅が広いから、速く走っても安全である」

目的に合わせて環境を整えると言う事は、組織にとっても同じことだと思うのです。

 長くなりましたが、かなりどうでもいい、おじさん二人の浅知恵でした。



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