「男の人いないの？」という話

＜おじさんDX　Vol 100＞

本日は、自動車業界あるあるの記事です。

　友人の車が、この自動車販売会社に車を預けており、それが納車予定という事で私が付き合わされた時の話しです。

それにしてもこの自動車販売店は、高級車がゾロゾロ止まっている。私の車は、20年前の軽自動車ですから、庶民には縁のない世界でした。

男性中心の傾向がまだある

彼女の名は、Oさん。私も友人も彼女は、年齢こそ親と子供位離れていますが、共通の知人です。彼女は、この某自動車販売会社で働いています。

自動車業界は、今でも男性社会の傾向が強く、そんな状況を感じさせる出来事が、ありました。

予定時間よりも早く到着した事もあって、友人とショールーム内で車を眺めていたら、60歳位の男性が、やって来ました。ご来店者をお出迎えに、Oさんが「いらっしゃませ○○様」とお声を掛けます。

男性：「男の人居る？」「男の人いないの？」

要件も告げず「男の人居る？」「男の人いないの？」
自動車業界あるあるです。

その男性は、ご予約来店者ではなかった様子です。生憎、担当営業が不在でしたが、スムーズに店長が対応します。この辺りの連携はさすがです。

程なく私達もラウンジに戻りますが、その際にドリンクサービスでOさんがやって来ます。「本日は、お忙しいところご来店頂き」と挨拶がありましたが、私達はそんな事は、どうでも良いのでにやにやしていたのです。

私    ：いやぁ～私の知っているOさんとは、全然イメージが違った。
私     :ツナギ姿しか見た事ないもんね。
友人：あんなことを言われたら、スパナでぶん殴るかと思った（笑）

Oさんは、少し顔が赤くなりました。実は彼女　メカニック経験者です。

一昨年から、フロントに配属されています。メカニック時代は、その見た目もあってか「女だろ？」と嫌な思いをしてきているのです。

彼女は周囲に悟られぬよう小声で

いや、冷やかさないで下さいよ～。よくある事ですから。
今もこの格好（スーツ姿）が、何となく恥ずかしくて...ツナギがいいです。

「女性＝自動車に詳しくない」

こうした偏見は、見ていて恥ずかしい行為と思いました。

そんな　おじさんの話しでした。