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【難破船の三人の乗客】「タルムード」金言集(17話/37話) 解説

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『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』(集英社 著者:石角完爾氏)に載っている37の説話について、1つのnoteで1話ずつ紹介していくで。

その際に、「説話の解説」と「教訓」、「現代の日本での活かし方」を書いたで。俺は、説話を聞いて、現実生活で活かしてこそ意味があると思うねんな。良ければ、参考にしてな。

それでは早速説話の解説から行くで。

【難破船の三人の乗客】説話の解説

ある時、帆船が嵐に遭って難破した。

流れ着いたのは、フルーツのたわわに実る島であった。船はその島で修理を済ませてから出航することになった。乗客は三人いた。

 一人の乗客は、いつ修理が終わって船が出てしまうかわからないので、取り残されたら大変だと、船から降りなかった。嵐に遭い、何日も空腹だったが、船が出てしまう心配のほうが先にたち、それは我慢することにした。

 もう一人の乗客は、島に降りたが、船が見える範囲内でフルーツを食べ、船の修理が終わる様子を見て、急いで船に戻って来た。たらふくは食べられなかったが、なんとか空腹を満たし、フルーツで水分補給もできた。

 もう一人の乗客は、そんな簡単には船の修理はできないと思い、島の中まで入ってフルーツをたらふく食べた。船は見えなかったが、まだ大丈夫と次から次へとフルーツを食べた。お腹いっぱいになって戻って来たら、船は出航した後で、島に取り残されてしまった。

 まったく船を降りなかった乗客は、その後の航海に耐えきれず死んでしまった。島に残された乗客も、無人島から脱出できず、そこで一生を終わった。

『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』(集英社 著者:石角完爾氏)p138〜139

教訓

美人先生

適正なリスク計算ー冷静に計算できる人間が生き残る

ユダヤ人は常にリスクに関して、「分散」「損切り」を実行する

これがこの話の教訓やねん。

今回の説話においても、船が出るのを心配しすぎた乗客も、楽観的に考えすぎた乗客も、結局不幸な結果を招いてしまうことになったんや。空腹のリスク、島に取り残されるリスク、両方のリスクを計算し、正確な状況判断をした乗客だけが助かったんや。

つまり今回の説話では、船の見える位置で少しだけフルーツを食べた乗客のように、素早くリスクとリターンを計算して考えたものだけが生き残ることができた。

場合によっては、船から袋を持ってきて、島の深くまでフルーツを取りにいき、すぐにフルーツを袋に詰めて持ってきて、船の見える位置で食べるという第4の選択肢などたくさんの選択肢が見つかるやろ。

俺の例を出すと、適正なリスク計算ができずに、Yさんという人物に自分の資産の70%ほどを預けて運用してもらっていた。だが、Yさんが破産したことで、自分のお金は戻ってこーへんようになってしもた。

これも冷静に計算できとったら、どれだけ信頼できる人でもそれほどの大金を預けることはなかったと反省しとる。

結局この説話で学ぶ教訓としては、「適正なリスク計算ー冷静に計算できる人間が生き残る」ということや。

これがユダヤ人が肝に銘じている、お金に関する原則やねん。

現代の日本での活かし方

現代の日本のイメージ

ここからは、この話を「現代の日本で活かすとしたらどうするべきか」を話して行くで。

この「難破船の三人の乗客」の話を現代の日本で活かすのであれば「物事を始める際にリスクを常に計算し、自分の決めたルールから外れたものはやらない・やめる」ということや。

なぜなら、どんな物事の側面にもメリットとデメリットが存在し、どれだけ良く見える商品でも大きなリスクが隠れている可能性があるから初めに計算して、おかなあかんのや。

自分の決めたルールを外れたものは、適正なリスク管理ができてないいうことになるし、自分の精神状態も悪くなるから、ルールを守らなあかんのや。

例えば、自分の財産の資産管理も大事やで。資産のうち何%を貯金で持って、何%を株式で持って、何%を不動産で持つなどを決めておき、その配分を常に守ることが大事やと思うねん(アセットアロケーション)。

有名なものやと、財産三分法という資産管理の方法があるんや。現代では、不動産、株式、債券の三種類の違った金融商品に投資する方法や。これは古代ユダヤの頃からあってな、別の種類の資産に分散投資することで、全体の資産の変動リスクを減らそうという考え方やねん。

またそれぞれの資産の時価が下がった場合に、損切りラインをどこに設定しておくかも重要や。「2分の1の損が出たら売る」「4分の1の損が出たら売る」など自分で、考えておくことが大事やねん。

ただ米国全体や世界株式全体に投資しているファンドに関しては、統計のある歴史上20年以上保有していると、損が出ることはなかったんや。

だから自分は、数年間損失が発生しても持ち続ける道を選んでるで。

もちろんこれは、人によって判断がまちまちやから、一概にどの程度まで損失に対して許容できるかは異なってくるわな。

自分のリスクを適正に管理できない人は、仮想通貨の億り人のように一瞬高騰したが、すぐ下がって、財産を多く無くしてしもた人も多い。

だからこそ、現代でも「物事を始める際にリスクを常に計算し、自分の決めたルールから外れたものはやらない・やめる」

それが現代でのこの説話の活かし方やと思うねん。

まとめ

まとめ

今回は、『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』(集英社 著者:石角完爾)に載っている37の説話の1つとして、

【難破船の三人の乗客】

を紹介したで。

今回の教訓は、【適正なリスク計算ー冷静に計算できる人間が生き残る】やったな。

現代でこの話を活かすとしたら、「物事を始める際にリスクを常に計算し、自分の決めたルールから外れたものはやらない・やめる

これが大事やねん。

また説話を聞いて、それで終わってしまっていてはもったいないと思うで。説話を活かすためにも、是非「現代の日本での活かし方」を参考にして、行動してみてな。

もし不明な点があれば、コメント欄での質問も待ってるで。

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最後まで見てもろて本当にありがとうな。
また次の記事で会おな。

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