コーヒーの濃い/薄いとは?あなたはどっちがお好きですか?
こんにちは!ゼロコーヒーです。
突然ですが、コーヒーの「濃さ」を気にされたことはありますか?
コンビニコーヒーでも「濃いめ」「薄め」などを目にしたことがある方もいるのではないでしょうか?
今日は「コーヒーの濃さ」について解説します。
もちろん、人によってお店によって定義や意味が若干異なることはあるでしょうが、今度飲むときにふと思い出してくれたら嬉しいです☺️
1.はじめに、「苦い=濃い」とは限らない!?
説明の前に、よく混同しがちですが「苦い=濃い」というわけでもありません。
苦味は酸味とのバランスで比較的苦味が強い、という状態であり、濃さはあくまで濃い⇄薄いの関係性の上での立ち位置の話です。
具体的に言うと、長い味になる深煎りコーヒーであれば、薄く淹れても苦味を出すことは可能ですし、どれだけ濃く淹れても、豆の焙煎度が低く浅煎りであれば苦くするのには限界があります(この場合は、往々にして酸味が際立ちます)。
コンビニなどでの「濃い⇄薄い」の場合は大衆イメージのまま「濃い=苦い」、「薄い=苦味抑えめ」で作られている気もしますが、せっかくこの記事を読んでいただいたあなたには知識としてお伝えしておきます。
2.「濃度」について
さて、まずは「濃度」という概念について。
理科のテストぶりに出会った言葉ですが、わかりやすく言うと「濃さ」です。
①全部で100gのお味噌汁の中に味噌が50g入っていたとしたら、「半分味噌水」なので濃度50%です。
これに対して、②同じく100gのお味噌汁に味噌が10gだとしたら濃度は10%となります。
どちらが「濃い」かと言われれば、①の方が濃いお味噌汁ですよね。
これと同じ要領で、コーヒーもコーヒの中にどの程度コーヒー豆の成分が入っているか?がすなわち濃度になります。
おめでとうございます。文系の私たちがいちばーん嫌な理科チックな話はここで終了です。笑
濃度の話が終わったところで、次からはいよいよ本題、コーヒーの濃さについてです。
3.コーヒーの濃さによる違い
お待たせしました、ここからはコーヒーの濃さで何がどう変わるのか紹介します!
①香り
まずは「味から!」と言いたいところですが、コーヒーを語る上ではまず、「香り」から語らせてください。
アイスコーヒーだと感じづらいかもしれないので、一旦ホットコーヒーを思い浮かべてみてください。
コーヒーが注がれたカップを手に取り、口に近づけるその瞬間に感じる香りや、口に含む瞬間の鼻に飛び込んでくるあの香り、そして、ゴクリと飲んだ後の後味の香りが、濃さによってすこーし変わります。
濃い方が、音で言うなら「ガツン」という感じがします。脳が「コーヒー来たぞ!!!」と騒ぎ出していそうなイメージです。
一方で、薄いと香りがしれっとしていて、口に含まないとコーヒーだと気づかないぐらい存在感が薄く、飲みやすい印象です。
②味
続いて、味について。
濃度はすなわちコーヒーの成分の割合の多さですので、濃い方がよりコーヒーがもつ味を感じることができます。
苦味が強い豆や酸味が強い豆など、豆の特徴によって感じる味わいが変わってきますが、それらをストレートに感じるためには「濃いめ」がおすすめになります。
(※準備中 豆の種類についてはこちら!)
一方で、「薄め」の場合は豆の成分を比較的出し切らずに淹れるため、飲みやすいと感じる方が多いかもしれません。
余談ですが、自分で淹れるとたまに失敗して濃すぎるコーヒーが完成します。そのときは「😖」みたいな顔になるくらい「イィィィ〜…」というような嫌な苦味(これはもはや苦味ではなく雑味と言いますが)を感じます。喉にこびりつく感じがして、後味で「失敗だな」とわかります。笑
さらに余談を重ねますが、成分がしっかり抽出されたコーヒーは舌全体で味を感じることができます。
舌先や舌の奥の方だけで感じる場合は、何かしらの抽出ミスの可能性がありますので、ぜひ参考にしてみてください♪
③カフェイン量
最後は、カフェイン量の違いです。
前提として、同じ種類の豆の場合、カフェイン量は豆の量に比例しますので、濃いコーヒーほどカフェイン量は多くなります。
ただし、使う豆が異なる場合には豆の焙煎度によってカフェイン含有量が変わるため、一概にどちらの方がカフェイン量が多いとは決まらないこともあります。
※ちなみに、カフェインは熱で消えていくため焙煎度が高いほどカフェイン量は少なくなっていきます。
(※準備中 コーヒーの苦さとカフェインの関係についてはこちらをご覧ください)
4.まとめ〜濃さのメリット/デメリット〜
まとめると、コーヒーの濃さのメリット/デメリットは以下のようになります。
①濃いコーヒー
〈メリット〉
・「コーヒーを飲んでる感」が強い
・しっかりと豆の味を楽しむことができる
・カフェイン量が多い
〈デメリット〉
・慣れないと飲みづらさが懸念される
・濃すぎると嫌な苦味(雑味)に変わる
・カフェイン量が多く覚醒してしまう
②薄いコーヒー
〈メリット〉
・味にクセが薄く比較的飲みやすい
・雑味が出にくく、コーヒー感なく飲める
・カフェイン量が少なく夜でも比較的飲める
〈デメリット〉
・物足りなさを感じる場合がある
・カフェイン量が少なく覚醒効果が低い
いかがでしたか?気分に合わせて、お好みの濃さを見つけてみてくださいね!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?