自分の価値観くらい自分で決めなさい。をバンクシーで学んでみよう。

現代アートって何?みたいな本が巷で出回っていたり、アーティストのトークショーが行われていますが。

いやはや、よく恥ずかしくないなーってくらい不潔に感じます。
作品の価値は”自分がどう思うか”それのみで良い。
作り手も鑑賞側も、
レビューやコメント、評価に左右されてたら市場を引きずり回される。

少し前に東京都知事の小池さんがバンクシーの絵を保護していたね。
いやあ、恥ずかしい。

覆面アーティストのバンクシー氏の作品は、壁の落書き(グラフィティー)が発見されると慌てて役所の人が来て、ガラスをはめて、
富裕層のアートオークションで高額でやり取りされます。

それってのも、バンクシーという覆面のカリスマ性のなせる業です。

その辺りが分かっている。さすがバンクシーさん、それを揶揄するように、しかしメッセージのある試みをしました。

バンクシーの絵をオークションで買おうとしたら1億は用意しないといけません。
そこで彼はアートマルシェで買えるようにしたのです。

結果としては紆余曲折あって、ご覧の通り、

https://www.google.co.jp/amp/s/gigazine.net/amp/20131017-art-sale

はい。1日で受け取ったお金はトータルで420ドル(約4万1000円)でした。

この記事内で言及されていますが、路上バイオリニストで1番稼いだのは3歳の子供だったみたいな実験もあります。

とはいえ盲目のピアニストと、健常なピアニストとで演奏が変わるかを目隠して判断できる人はどれくらいいるのだらう?

3歳のバイオリニストはSNSでバズりそうだけれど、
日本にも演歌を歌う10歳くらいの子がいたけれど、
やっぱり演奏ひとつ取っても、何か人間そのものに至らない未熟さを感じる人は少なくないはず。
特に演歌は難しい。

ドラマーもトランペッターも、何かにつけて一流と感じる人は少し簡単に楽器に触るだけで人生をの重く長い歴史を垣間見れるような気分になる、のは伝わるでしょうか。

話が逸れましたが、バンクシーさんを有名にした事件があります。

彼は社会風刺的グラフィティアート、ストリートアートを世界各地にゲリラ的に描いており、メトロポリタン美術館や大英博物館などの館内に自分の作品を無断で展示し、しばらくの間誰にも気づかれず展示され続けたことが話題となりました。

現代アートを語るインテリさんは赤面するほど痛快な試みですね。

作品でも人でも、なんでも、
いいねボタンとかバズるとかコメントとか抜きにして、
まず自分。自分がどう思うかってのを先に決めよう。
他の人の意見はその後見ましょう。

そうでもしないと僕らはただ光ったらボタンを押すパチンコ打ちのように、
世間の反応に反射的に反応する人外になってしまう。

そんな風に思うのです。

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