子育てと教育についての実録

はじめに

私は教育者ではないですし、良い親かどうかもわかりません。でも、悪い親にはなりたくはないと思いながら子育てをしているつもりです。
この記事を読んでくださる方の中にはまだ子育てを経験されたことがない方もいるかと思います。これは私が実際に経験した事についてのことですので、こんなものかぁ程度に思って頂けたらと思います。
また、これが正しいと言う教育、子育ては明確ではないと思います。各家庭での教育方針も違いますし。
これは我が家での教育にすぎませんので、こんな家庭もあるのかぁ程度に読んで頂けると幸いです。

子供について

現在私には二人の娘がいます。
長女:小学1年生(6歳)
次女:幼稚園年少(3歳)

子供には本当にやりたいことをやらせるというのが我が家の方針であり、しっかりと話し合って習い事も決めてきました。
水泳がやりたいとかピアノがやりたいとか色々と言われましたが、結局は友達がやっていたからとかでそこまで興味がないようなものもありました。
また、習い事は親の負担が大きいと思いました。
送迎は勿論ですが、スポーツとかだと保護者の繋がりとか増えてきたり、中には合わない保護者もいたり・・・。

男の子でサッカー、野球をやっている知り合いは結構大変だと言っていました。
また、親がそれに疲れてしまい、習い事を辞めてしまうケースもありました。

ちなみに、現在娘はスポーツ系の習い事を2つやっています。どちらも大きな大会があり、自分の成果が目に見えるカタチで返ってくる事をさせたいという思いと、実際に娘が興味を持ったからでした。

教育について

娘は現在私立小学校へ通っています。
私は当初私立受験には反対でした。
理由としては金銭面での負担からでした。以前にも書きましたが、経済的に余裕はなく、私の給料では大人一人でも生活するのにギリギリでした(詳細は別記事(私がフリーランスを目指した理由)を見てください
ですので、子供はとりあえず中学までは公立というのが私の考えでした。

しかし、それでも受験を決定づけたのは娘がどうしても行きたいと折れなかったところです。

もう仕方ないですね。私も腹を括りました。

小学校受験について

通勤していた頃から私立小学校の生徒をみていましたが、私自身が公立小、中学校出身だったので、「なんでわざわざ私立なんて入れるんだ?親がそうさせたいから?」などと偏見を持っていました。
別に公立小学校でだってそれなりに楽しかったですし、そこまでして行く意味もわかりませんでした。

受験というと、勉強!勉強!!というイメージで、クレヨンしんちゃんの風間くんみたいなスタイルを想像していました。

これらが多分一般的な受験のイメージだと思いますが、実際は全然違いました。
中学受験は勉強一色というイメージなのですが、むしろ小学校受験に関しては日常の生活力が試されるだけのことなんです。

幼児教室について

受験を決めたので、地元の大手幼児教室に娘を入れました。
私も妻も小学校受験の知識などゼロだったので、ググって評価が高く、料金設定もその中では高くない教室を選びました。

受験科目と勉強について

小学校受験では生活力が試されます。
ペーパー(筆記)
運動
絵画制作
が本番で出題されます。

内容ですが、ペーパーに関しては文字は読み書きできないということを原則としています。
なので、クレヨンしんちゃんの風間くんが塾(幼児教室)のテストで数字が書いてありましたが、あんなことはまずありません。
問題もジャンルは多いですが、聞かれているは普通のことです。
問題文は音声で流れます。
数の操作:左の部屋のりんごと右の部屋のりんごを合わせると何個になるでしょう。その数だけ◯を書きましょう。
生活:下の絵の中で電車の中のマナーを守れていない絵に◯をつけましょう
季節:次の季節に合う絵を結びましょう
など

運動:指示があり、その通りの運動をする。
平均台を渡る→ドリブル5回→ケンケン(間は走る)など
注意:運動神経が抜群で逆立ち歩きができるとかそんなのいらないです。
幼稚園児でも運動神経がとても良い子供はいますが、ただ運動神経が良いだけでも、言われた指示ができなければそれは0点です。

絵画制作:用意されたものを使って出題されたテーマの作品を作る。
画用紙に出題されたテーマの絵を描くなど

ここで重要なのは絵や工作はとても上手くなければいけないということではありません。中には有名な絵画教室やアトリエに通わせてる家庭もありますが、そのような必要もありません。子供次第では良い作品が作れる子供もいますが、それはしっかり教室の先生から言われたことを復習していれば可能です。
また、学校側が重視することは作品の巧さ(上手さ)というよりも、しっかりとテーマにそって相手に自分の思いが伝えられるものであること。しっかりとハサミやノリが使えていること。色の塗り方も丁寧であることなどです。

小学校の難易度について

まず、私立小学校の数は全国的に見るととても少ないです。
東京、神奈川、また関西地区に集中しています。
東京が小学校受験の割合が多いのも納得できますが、このコロナ渦で一気に増えたとニュースにもなっていました。
特に近年は私の住む神奈川県でも受験を考えている家庭が増えていると聞きますし、幼児教室もすでに満席で締め切っているところもあります。
小学校には、共学、男子校、女子校があり、ランクも難関レベルとそれ以外に分けられています。
幼児教室に行くと大学受験とかで見るランキング表のようなものがあり、今まで地元で名前をよく聞いていた学校が実は難関ではなかったというものもありました。

その中でも女子校は特に人気です。
有名なのは雙葉小学校(系列含め)、白百合学園小学校など。
私は横浜在住なので、横浜雙葉小学校人気は凄かったです。

男子校では暁星は昔から人気ですね。

小学校難易度と子供の能力について

先ほど一般的な生活力を試す試験であると書きましたが、難関レベルの小学校もそれは変わりません。ただ、その基準が高くなるだけです。
これも読み書きはできないことを原則としていますが、小学校入学時の頭は小学三年生くらいの理解力であると言われています。

小学三年生とは、掛け算や割り算が理解できるなどです。
「そんなのウソだぁ」と最初は思っていましたが、実際に難関小学校の問題には掛け算と割り算が出題されます。
とは言っても、式を書いたりするのではなく、下のようなものです。

掛け算(例)
袋にアメを3つ入れます。5人に配ると全部でアメはいくつ必要ですか?
割り算(例)
全部でりんごが10こあります。3人に同じ数ずつ配るといくつ余りますか?

子供はこれらの問題を理解しているので、小学校に上がり算数の授業として教わったときにすぐに理解ができるという仕組みのようです。
ちなみに私の小学校一年の時はちょっと足し算が出来ただけですごいと思っていました。(恥ずかしい・・・)

小学校受験は親のプライド?

教室でいろいろな保護者に会い、当然ながら親のプライドで受験させるケースは多く感じました。
私の家は一般家庭ですが、教室には医者や社長の子供がゴロゴロいました。
また、その子たちのお母さんもセレブな雰囲気が出まくりで、場違い感がありましたが、今になって思えば、全ては受かるまで分からいということです。

医者の息子で月にオプション講座も受講して50万、講習で100万以上出していた家庭が難関クラスの小学校に落ちてしまったということもありました。

また、大抵は子供が何をやるか分かっていなくて、親が熱くなってしまうという悪循環があり、特に今年は全落ちした子供が多かったみたいです。

お金が全てか?

小学校受験に関して学校は子供の能力と家庭を見ます。
でも、一部はそうではありません。

あまり大きな声では言えませんが、子供よりも親の財力や強力なコネを重視する学校が存在します。
私たちは受験が終わるまでそれに気づきませんでした。
しかし、毎年その学校に僅かな望みをかけて多くの家庭が出願します。倍率は13倍を超えます。
稀にフリー枠が存在するという話も聞きますが、あっても1、2枠ほど。
殆どが芸能人、政界、医者、弁護士、会社経営者などの子供です。

この話は次回に回そうかと思います。

最後に

この記事ではまだほんの一部しか伝えられなかったので、またいつになるかわかりませんが、第二弾を書こうと思います。


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