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『永い言い訳』
◆あらすじ◆
長年連れ添ってきた妻との間に子どもはおらず、夫婦関係も最近はすっかり冷え切っていた。ところがある日、その妻が旅先でバス事故に遭い、一緒に行った親友とともに亡くなってしまう。間の悪いことに幸夫は、そのとき不倫相手と密会中だった。
身体中に突き刺さる様な映画だ!
心に生える無数の棘や放つ言葉が含む鋭い牙が剥き出しに描かれてる。
妻の死が齎した夫の人生への新境地。
"感情"とは自分一人では生まれないもの、"他者と関わる事"で得る"生"を戸惑いながらも受け入れる。
そこから始まる言い訳など必要無かった男の『永い言い訳』。
女性監督ならではの残された男二人のブロマンス的関係性も面白い。
しかし、本木雅弘と言う男は面白い。
育ちはいいけど気取りが無い。
端正な顔立ちなのにとことん汚れても見える。
だからこそ、この複雑極まりない屈折した男を他に演じられる俳優は居ないだろうと思わされる。
竹原ピストルとの疑似夫婦の様な構成は完全に"奥様"だったww。
ピストル君がモッくんの横で浜辺で遊ぶ二人の子供を見つめながら「幸せだな」って呟くシーンは何だかドキドキして💓たまらなかった。
凄い映画なのは確か。
西川美和監督作品は初だけどちょっと怖さもあるな。心の中のドロドロを暴露されてる感が半端無いんだよ!
(((;꒪ꈊ꒪;)))
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