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映画感想2023

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2023年8月の記事一覧

映画感想『MEG ザ・モンスターズ2』

原題「THE MEG 2:THE TRENCH」 ※ジェイソン・ステイサム主演で、巨大ザメ「メガロドン(Megalodon)」=通称「MEG(メグ)」の恐怖を描いた海洋パニックアクション「MEG ザ・モンスター」のシリーズ第2弾。 あの名作『ジョーズ』へのオマージュと言ってイイんだろけどまぁとにかくオマージュだらけだわ(笑) 『ジョーズ』🦈全体を巨大化させたらこーなるんじゃね?みたいな?(笑) 【ステイサムvsメガロドン×3】のバトルはステイサムがロイ・シャイダーとか

映画感想『バービー』

原題「BARBIE」 パステルカラーの世界に描かれる内容の奥行きがなかなかの距離で何から書けばイイのか分からない程だがとにかく色んな映画作品のパロディだの引用だのが豊富だったのはかなり楽しかった。 女性に母性を求めた時代を打破するが如く登場したバービー人形。 それを表現する冒頭部分に『2001年宇宙の旅』パロディを引用するあたりは監督のセンスが伺える。 まぁ、なかなか衝撃的なシーンだが時代的にそれぐらいの意味はあったのだろう。 バービーは男性に支配されず女性が何者に

映画感想『リボルバー・リリー』

同監督の作品は『窮鼠はチーズの夢を見る』以来だ。 『窮鼠~』はとても好きな作品だったがその後、長編2作品を経ての今作『リボルバー・リリー』は【映画】と言うカテゴリー作品として非常に作り込まれていた感触。 もう入口から日本映画とは思えない構成で、行定監督の力量を感じた。 おそらく時代背景、カメラワーク、役者達のセリフ回し、色調、美術、衣装etc…が映画たる物として巧みに融合し、それぞれが程良く主張を持ち成り立っているからだろう。 個人的に懸念していた綾瀬はるかのアクション

映画感想『トランスフォーマー/ビースト覚醒』

原題「TRANSFORMERS: RISE OF THE BEASTS」 ⚠️ネタバレしてます。 マイケル・ベイシリーズがトラビス・ナイト監督のスピンオフ『バンブルビー』で一端区切られ、今作では新たなジェネレーションを感じさせる展開になっている。 “ミラージュ”と言う学生風?のオートボットキャラとブルックリン育ちのノアの関係性がとっても受け入れ易い。 この2人の出会いのシーン、ノアが車上荒らしでミラージュ扮するポルシェを盗むシーンからミラージュが勝手に街を疾走し警察に

映画感想『インスペクション ここで生きる』

原題「THE INSPECTION」 ※今作が長編デビューとなるエレガンス・ブラットン監督の実体験を基に描いた自伝ドラマ。 『怪物』の感想で「子にとって親は唯一の味方と言えるが裏を返せば最優先の要警戒人物なのだ」と記したのだがまさしく今作『THE INSPECTION』はゲイである事で母子関係が破綻した青年フレンチの物語だ。 2005年イラク戦争が長期化する中、フレンチはホームレス生活に見切りを付け生きる為に海兵隊志願と言う道を選ぶ。 厳しい訓練と過酷な差別の中

映画感想『キングダム 運命の炎』

原作コミックは未読。 一時期コミック原作モノを一手に引き受けてたww或る俳優のサプライズ的登場に「えっ?ここで来る?!」ってなったり、色々多方面でも楽しませてくれる。 『2』のラストで描かれてたわらべ・信の王騎の下での修行の成果を踏まえての成長が見事に描かれてる。 もちろん今まで信の“有り余るやる気と自信”に多くの人たちが惹かれた訳だが、それでも単に【伍】の一員だった信が修行を積んで百人将となり百人を束ねる長としての箔を身に着け寄せ集めの歩兵『飛信隊』を導く姿が素