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トゥシューズ (詩の書き方)


トゥシューズ

雑居ビルの入り口で
バレエシューズを
拾った

桑の木を街路樹にしたので
桑の実が舗道に
落ちる
やわらかいどんぐりとして
踏む
赤い
この間
ひとに
応えなかった

殻のないどんぐりから
白い実が出ている
擦り傷のように
湿っている
そういう
感触

助けてください
突き止められる
居場所に
嘘を言う
こころがあった
いくらでも
あった

不思議なことに
バスが込み合う
何故それを不思議に思ったのか
今日に限って

白い服ばかりで
肉についた歯形を
青インクに
写してみた

俯瞰の
イラスト
かくした
こころは

トゥシューズとも
確か言った
















覚え書き

割と現代詩に振りました

古いタイプの現代詩寄りです  

もし
何かを感じたり
何かを
想起させられることが
出来れば
おそらく詩として
成立していると思います

これらの言葉に
装飾をたくさんつけて
順序を入れ替え
語のつながりの
脈絡をぐちゃぐちゃにすると
もっと
現代詩っぽくなります

それから
辞書で
難しい言葉を
引っ張ってくると
それっぽくなります

それらを実践するために
エクセルで
断片を書き溜めておくと
便利です

書けたのでアップします

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