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GR
GR
精密描写とかスポーツ写真のようなアクティブな写真には疎い。リコーのGRというシリーズが好きだ。最新型のふたつ前、「GR」というのを数年前アマゾン中古で手に入れた。現在の最新型が「GRⅢ」なのだが、このシリーズはGRデジタルで4まで、デジタルが抜けてGR、GRⅡ、GRⅢとややこし。
GRデジタルは2から4まで持っているが、3が自分としては一番しっくりきていた。そして、リニューアル後、デジタルの抜けた「GR」だが、マクロ(接写)が10センチ以上離さないとできなくなったところがつらい。しかし、同じマクロでも何というか、描写力というか、写り方がまるで違う。デジタル3はなんかほのぼのと明るいのけれども、GRの方はシリアスに写るという印象。陰が写るというか、いつも接写テストでマウスを撮るのだが、プラスチックのマウスが鋳物のように写る。これで撮ったら何気ない昼食が「これから家族と離れて暮らさなければならない男が食べる妻の最後のチャーハン」のように写ってしまうかもしれない。もしそうならそれはそれですごいだろうがそんなテクニックがあるとも思えず、せいぜい三脚で固定してフライパンからよそりたての焼き飯を写してみることとする。それがヘッダーの写真。
GRは軽い。そして薄いので持ち運びに便利。ファインダーがあると嬉しい(老眼で近くが見えない)がなくてもパシパシやって後で選る。写りのトーンで行くとやはりGRがしっくりくる。しばらくソニーに浮気していたが最近はこちらに落ち着いている。
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