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推薦と水槽と花火

ここ半月ほど悩みの中心だった水槽の白濁り
がどうも解決しつつある 様々なバクテリア剤
や濾過材を試していたが半信半疑で安く売っ
ていた すごいんです にごり取り という添加
材が効いたようだ 効く というのはどういう事
かというと水の中で綿のような ゼリーのような
おそらく微生物の束なりが形成される そこに
白濁りの成分が吸着され 濾過ポンプへ吸い
込まれ にごりを解消するという仕組みなのだろ
うと今までの経験からなんとなく想像している
もう一段進むと 微生物のワタ自体が消滅して
水中に満ちて そもそもの生体からの分泌や
排泄を即座に分解するようになるのではないか
それはバランスの取れた世界とはいいがたい
かもしれない けれども人の見た目からはその
状態が水質のバランスが保たれたように見える
科学的な仕組みはわからない 昨日の夜 ど
しんどしんと音が鳴っているのに気が付いて雷
でも鳴り出したかと思ったら柴又の花火だとの
ことだった

娘はほとんどの講座がレポートとのことでもう
大学に行かなくなった 高校の同窓生で経済
にいる友人はほとんどの科目が試験とのこと
で今週は激暑のなか長い事電車を乗り継いで
キャンパスに通っていることだろう 窓際に水槽
があって 手前のソファは娘の占領地帯になって
いる その上空を侵犯しながら水換え作業を
するわけだけれど その侵犯がどうも娘には気
に障るようで在宅時にはずっと作業を監視して
いる その目がこちらも気に障って互いにスト
レスを溜めている 父も出来れば水槽の
水換えなどと言う手間以外の何物でも作業は
したくない だがほぼ一日PCの前にいてあれこ
れ読み書きしている目の休ませに水槽で泳ぐ
さかなという光景が欠かせない 水槽の向こう
には町がありその上に空が広がる

娘の高校は私がいけなかった高校なので何か
とその後も気にかかる 暇つぶしに口コミのサイト
を見ていたらとある人気大学の推薦枠が今年
一つ余ったとあった そもそも今三分の一くらい
の生徒は試験ではなくて指定校推薦で進学す
る うちの娘もそうだった 高1のときには無頓着
だったが二年生頃から意識しだして高3の一学期
までの成績とゴールがわかると そこからはアク
セル全開にしたようで 希望していた大学に
どうにか潜り込むことが出来た 古い高校なの
でそれまでの積み重ねで程度の割に指定校が
沢山来ている そういった事情と学力のボリュー
ムゾーンなのか駅から遠いのに変に人気のあ
る高校だった その高校受験というのが 多分
娘が一生の中でするいわゆる入学試験の最初
で最後なのだろう

推薦希望者を募集して成績順に学校を選ばせ
れば人気大学の枠があまるとかもったいないこ
とも無いのに と思った しかし 名前だけで選
んで中退されるとその後の推薦枠に影響する
から そうはならないのかとも思えた しかし
きちんと意思確認をすれば そもそも どのよう
に募集しどのように選考するのか 統一した
決まりでもあるのだろうか あるとすれば県内か
全国統一の決まりなのか また どうでもいいこ
とに思い至っている しかし 当事者がいる家庭
ではどうでもいい事でもない むしろ 最大の
関心事かもしれない 半覚醒の寝床において
今朝そんなことを思いめぐらせていた

土曜日は隅田川の花火大会だ 絶対に行くこ
とは無いだろうが何故か息子がテレビで見る
花火が好きだ 本物は音が駄目らしい

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