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詩のように書いたもの

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行あけで詩の形を借りて書いたものです 詩になっているかどうかはわかりません 現代詩ではないと思います
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2022年1月の記事一覧

詩についての詩のようなもの

思う存分ご執筆を と言い残して妻が出かけた ところが別段何があるでも心の中は虚ろだしね …

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明るい変化

かたちをわすれた きみの顔形を忘れたから どのようにでも美化できる 性格もわすれたから どの…

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草刈り日和

おはようございます おはようございます 口々に挨拶をかわし 今日は晴れましたね ええ ほんと…

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過去

雪の白は本当は紫だという 新しい手袋を買っては 雪の中に捨てていく どうしてなのかと言われ…

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腐避蹴る

ふざける とは 照れ隠し ふざける とは 気持ちの立て直し ふざけないで といわれると い…

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そのころ そらはふかいあお

あかい あかいひかりが みえる みえて いらいらして がまんできなくなるんだ たけ…

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あかい顔

そもそも抱かれたとは 思ってはいないんです たくさんの人と関係が あったとしても 水彩画の 滲んだようなところの 記憶しかなくて 自然に帰ったような感じで 損したとも思わない 夕方のような記憶 けれども あの顔だけは今でも 鮮明に思い出せる 赤い油絵 私が勝手に驚いた だけだけど いわゆる 行きずり はいつも私を高みに上げる こちらがキーを握っていて 駆け引きなんてあるようで ない 薄暗い隅っこでの手探り とおもっているのは 私ではなくて 私の心を満足させてくれたなら