バチバチバチッ、定期的に引き算する | ZenSounds 撮影日誌 #13
1ヶ月ほど集中していた新作短編ドキュメンタリーの編集が落ち着き、心に少し隙間ができました。Zen Soundsに直近アップした動画について書きます。
仁淀川の上流域にある真言宗のお寺、瑞祥山法輪寺で護摩焚きを撮影させていただきました。
以前自分の映画のために打ち上げ花火をドローン撮影してもらったビデオグラファーの岡崎さんに誘ってもらったのがきっかけです。不動明王の縁日である毎月28日に行っているという護摩。見るのも初体験でした。
煩悩の象徴が薪で、焚き上げる火を象徴するのが不動明王の智慧だそうです。で、不動明王って?ということを調べていて知ったのですが、起源は「シヴァ神」にある、という説もあるようです。
自分は特定の宗教への信仰を持っていませんが、仏教が重んじているものには強い興味と(恐れ多いことを自覚した上で)親近感を感じています。
この日の撮影も、終わった後はとても清らかな心持ちだったのを記憶しています。その感覚がなんだったのか、煩悩にまみれた自分は説明する言葉を持ちませんが、確実にクリアなマインドになっていました。有形であろうと無形であろうと、無駄なものを取り払うことの大切さ、な気がします。
今までは、「自然の音を撮る」がZen Soundsのコンセプトでしたが、「暮らしの音を撮る」というのもチャンネルを始める前から考えていたことです。今後もこのシリーズを続けていきたいと思います。
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