世界遺産「イヴァノヴォの岩窟教会群」

2020年7月2日 08:36

■ブルガリアの世界遺産「イヴァノヴォの岩窟教会群」
イヴァノヴォの岩窟教会群は、ブルガリアにある岩を刳り貫いて作られた聖堂、修道院などの建造物群をさす。ルセ州イヴァノヴォ村に近く、ルーセの南20 km にあたるルセンスキ・ロム川沿いにそびえる岩だらけの堤にある。この教会群は、保存状態の良い美しい中世のフレスコ画で知られている。

■イヴァノヴォの岩窟教会のフレスコ画
有名なフレスコ画として｢教会｣洞窟の壁に描かれている｢ユダの裏切り｣や｢ミルラを捧げる女性たち｣などが挙げられます。13世紀中頃に修道士ヨアヒムが開いたもので、多くの巡礼者が訪れるブルガリアでの聖地となった。オスマントルコの侵攻により放棄された洞窟は荒廃していったが、今も岩窟内の壁面にフレスコ画が残されている。

■高さ38mの岩山を登ります。
高さ38mの岩の中の洞窟内に作られた岩窟教会は、まるで人の進入を阻むように高くそびえ立っています。

■洞窟教会内部
岩窮施設群はブルガリア正教会の修道院たちによって作られ、そして使用されていました。大天使聖ミカエル礼拝堂、洗礼堂、聖テオドルス礼拝堂、そして中心となる聖母教会などがあります。洞窟からの見晴らしもよく雨が降っていましたが紅葉がとてもきれいでした。洞窟内には土産屋さんがありました。