重要伝統的建造物群保存地区の「角館」
深い木立と重厚な屋敷構えが今もなお藩政時代の面影を残す街、角館。東北の小京都と呼ぶのにふさわしい風情を、町全体に漂わせた桜の名所です。
角館の武家屋敷は、うっそうと茂る木立に囲まれて、敷石と土間の感触が心地よく、苔むした庭石や楓、桜の折々の表情は、枝垂桜のふるさと、京都を思わせます。
■武家屋敷石黒家
石黒家は佐竹北家の用人を勤めた家柄で、家伝によると1853年に現在地に移転したとなっています。門を入ると起り破風に懸魚のついた正玄関と脇玄関があります。母屋は萱葺で庭に築山、巨石、樅の大木、東屋があり、武士の格式を示しながら、簡素なたたずまいを呈しています。道路面にはのぞき窓を付けた黒板塀がめぐり現存する武家住宅の中でも最も古いものです。
■青柳家
青柳家は芦名氏普代の侍でしたが、芦名氏断絶後佐竹北家の組下となりました。道路に面して「のぞき窓」のついた黒塗りのささら子塀がめぐり、万延元年(1860年)大工棟梁柴田岩太郎銘の矢板にある薬医門があります。
■西宮家
西宮家の広い敷地内には、角館町の町並みの特長のひとつでもある古木、巨木が多く生えており、歴史の長さを物語っています。大正ロマンの雰囲気が全体に漂っています。
■河原田家
河原田家は芦名氏の会津時代からの普代の家柄です。芦名氏断絶後は佐竹北家の家臣となり廃藩まで仕えましたが、木山方を代々勤め実務派として重きをしていました。
■角館武家屋敷通りのお店
■武家屋敷通りの風景
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