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世界遺産「バターリャの修道院」

■ポルトガルの世界遺産「バターリャのキリスト教修道院」

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リスボンから北に120km、ポルトガル語で「戦い」の意味を持つバターリャ(英語のバトル)。街の中心には、ジョアン1世が1385年のアルジュバロータの戦いで、カスティーリャ王国軍を破った事を聖母マリアに感謝する為に建設された、バターリャ修道院があります。ゴシック・マヌエル様式の傑作として世界遺産に登録されているのに、何故か未完の部分が。

■ヌーノ・アルヴァレス・ペレイラの騎馬像
バターリャ修道院のある広場で、まず最初に目につくのが、このバターリャの英雄ヌーノ・アルヴァレス・ペレイラの騎馬像です。若干25歳という若さで、戦史に残る戦いをやってのけたと言うのだから、英雄と言われる事に納得がいきます。

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■キリスト教修道院正面
外壁の石灰岩が時の経過と共に黄土色に変色し、更に雨風に晒される事で黒ずみ、外観からだけでも歴史の重みが感じられ、威容な雰囲気のあるこの修道院。

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■ポルトガル最大の教会
奥行き約80m、高さ約32mもあり、ポルトガル最大の大きさを誇ってはいるものの、均整を保つ為に横幅は約22mと狭い設計。また、彫像や装飾物が少ない為、とてもシンプルな造りに見えますが、正面には、キリストや聖母マリアの涯を描いたステンドグラスがあり、簡素な雰囲気に彩りを添えています。

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■王の回廊
アーチ部分に見られるマヌエル様式の狭間飾りは、初代建築家アフォンソ・ドミンゲスが建設したゴシック様式の回廊に、リスボンのジェロニモス修道院の回廊を手がけたディオゴ・ボイタックによって、マヌエル様式の装飾が施されています

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■未完の礼拝堂
天井がポッカリと開いたままの「未完の礼拝堂」。ジョアン1世の息子、ドゥアルテ1世と彼の子孫が埋葬されるための王室の第2の霊廟として造られる筈でしたが、ドゥアルテ1世とその妻であるレオノール・デ・アラゴンの2人のみが埋葬されています。

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■世界遺産写真集

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