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美しい世界の風景

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今迄に訪問した世界遺産や世界のカメラスポット写真集を掲載しています。
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2020年7月の記事一覧

モロッコの世界遺産「アイト・ベン・ハドゥ」

隊商交易の中継地として栄えたこの地にはカスバと呼ばれる邸宅が数多く建築され、中でも特に有力であったハドゥ一族が築いたのがアイット・ベン・ハドゥの集落である。孤立した集落であるがゆえに、盗賊などの掠奪から身を守るため、城砦に匹敵する構造になっている。敵の侵入を防ぐため、集落への入口はひとつしかなく、通路は入り組んでおり、1階は窓がなく換気口のみである。また、外壁には銃眼が施されている。集落の最上階には篭城に備えて食料庫がある。 街の中の住居は、赤土色の日干しレンガと粘土で造ら

モロッコの映画の街「ワルザザート」

ワルザザートは、モロッコの都市。人口56,616人。モロッコ中部、アトラス山脈の南側に位置し、アトラス山脈から流れてきたドラア川が平原に出る地点にある。標高1,151m。気候は乾燥しており、雨はほぼ降らないが、ドラア川の水によってオアシスとなっている。 ■アトラス・コーポレーション・スタジオ アトラス・コーポレーション・スタジオ は、モロッコのワルザザート市街地から西へ5キロメートル の位置にある映画スタジオである。世界最大級の映画スタジオであり、付近の砂漠や山も敷地に含ま

モロッコの「トドラ渓谷」

トドラ渓谷はモ、ロッコ中部にありなんと40kmにも渡って続く絶景は、アトラス山脈を流れるトドラ川が作り出したもの。サハラ砂漠にほど近いため、乾燥した大地と灼熱の太陽の下、渓谷に向かうと、途中オアシスもあり、水の神秘すら感じます。ほぼ垂直に刻まれた断崖は、一番高いところでは160mにも及びます。 地元のモロッコ人たちにも人気が高いところです。特に、灼熱の熱さの夏は、地元っ子たちが集まります!大人気の夕涼みスポットになります。 ヨーロッパのロッククライマーの聖地としても知られ

モロッコの世界遺産「古都フェズ」

フェズはモロッコの北東部に位置する都市です。モロッコの文化的中心地とも評されており、壁で囲まれた旧市街フェズ エル バリで知られています。この旧市街には中世のマリーン朝の建物や活気に満ちたスークがあり、旧世界の雰囲気が漂っています。旧市街にはまた、14 世紀のブー イナーニーヤ マドラサやアッタリーン マドラサなどの神学校があり、両校とも見事な杉の木工細工と装飾タイルによる内部装飾が施されています。 ■ブー・ジュルード門 旧市街の正門とされる門です。外壁と柱頭は幾何学模様が

モロッコの世界遺産「メクネス」

モロッコ王国を治める現国王モハメッド6世、そのルーツは17世紀に樹立したイスラム教国のアラウィー朝にあり、最初の都が置かれたのが、メクネスでした。ときの国王ムーレイ・イスマイルが築き上げた王都は、喧噪に満ちたモロッコの多くの町々とは異なり、静かな古都の雰囲気が漂います。 ■ムーレイ・イスマイル廟 18世紀初頭、アラウィー朝の王、ムーレイ・イスマイルとその妻、息子のために造られたこの霊廟には、美しい装飾が施されている。大理石の水盤が置かれたパティオをはじめ、壁や天井のモザイク

モロッコの聖都「ムーレイ・イドリス」

聖都ムーレイ・イドリスは、モロッコ最初のイスラム王朝イドリス朝が開かれた場所であり、イスラム王朝を興したムーレイ・イドレス一世が眠る霊廟があるため、最近まで非イスラム教徒は脚を踏み入れることのできないところでした。 ★美しい世界の風景Top ◆Adobe Stockで写真・動画を販売してます。 下記アドレスからご覧ください。

モロッコの世界遺産「ヴォルビリス」

モロッコ最大の古代都市遺跡で、約2000年近く前の巨大な建築物や美しいモザイク画が見られます。特に古代モザイク画は、現場に残されているものとしては、世界有数の保存状態を誇ってます。 ヴォルビリスは、古代ローマ時代に属州マウレタニア西部の首都として栄えた都市で、ローマ帝国の西端地域の中心地として、全盛期には3万人近くの人が住んでいました。公共広場(フォーラム)の周りにバシリカ、浴場、カピトル神殿などが設けられ、凱旋門から大通りの両側には富裕層の豪邸が立ち並んでいました。この周

モロッコの世界遺産「ラバト」

■ムハンマド5世の霊廟 ムハンマド5世は、20世紀後半からフランスやスペインの植民地となっていたモロッコを1956年の独立に導いた王様で、1973年に建てられた霊廟にはその偉大なる王の魂が眠っています。ステンドグラスが美しい天井を持つ廟内は絢爛かつ厳かな趣。 ■ハッサンの塔 ハッサンの塔は、1195年、時の権力者が世界最大のモスクと最も高い塔の建設を目指して着工されたものの、4年後に没したため工事は中断し未完に終わってしまいました。さらに1755年のリスボン大地震で大打撃を

港湾都市「カサブランカ」

カサブランカは、大西洋に面した港湾都市でモロッコ西部の商業ハブです。ダウンタウンにはムーア様式と欧州のアールデコ様式が混ざったモレスク建築があり、フランス領時代の名残を見ることができます。一部が海に突き出た 1993 年完成の巨大なハッサン 2 世モスクには 210 m のミナレット(尖塔)があり、その頂上からはメッカの方向に向けてレーザー光線が発せられるようになっています。 ■ムハンマド5世広場 ムハンマド5世広場は、カサブランカの新市街の中心地にあり、ハッサン2世通りに

アラスカの「スワード」

スワードは、アメリカ合衆国のアラスカ州キナイペニンシュラ郡にある都市。2005年の推計人口は3,016人で、アラスカ購入で知られる第24代国務長官のウィリアム・スワードにちなみ名付けられた。 ■エグジット氷河 ■レズレクション湾クルーズ ■アラスカ鉄道 アラスカ鉄道は、アメリカ合衆国の鉄道事業者の1つであり、アラスカ州南部にあるスワードと内陸部のフェアバンクスを結んでいる。 ■スワードの街並み ★美しい世界の風景Top ◆Adobe Stockで写真・動画を販売し

インサイド・パッセージ

カナダのバンクーバーからアラスカのスキャグウェイまで、実に1600kmも続くインサイド・パッセージは、野生動物や土地の歴史・文化など、魅力あふれる風光明媚な航路で人気のクルーズエリアです。島や海岸が現れては消え、次から次へと風景が移り変わり、またクジラやアザラシ、熊など100種類以上の哺乳動物に出会えるチャンスもあるため、目が離せません。 何百年前に巨大な氷河の驚くべき力により形成されたアラスカのインサイド・パッセージは、ハクトウワシ、トド、イルカ、クジラなど様々な自然動物

ブラックストーン湾

ブラックストーン湾は、アメリカ合衆国アラスカ州南岸、アラスカ湾にある湾。チュガッチ山脈の南側、キナイ半島の東側に位置する。湾の北端にアラスカパイプラインの南の終着点となっている港湾都市バルディーズがある。湾内には多くの小さな島が存在する。ブラックストーン氷河はこの湾の一番奥にある。 ■ブラックストーンベイ氷河 アラスカには様々な氷河が点在します。青く透明な輝きは「グレーシャー・ブルー」と呼ばれ、幻想的な澄み切った空気の中で、時に雷鳴のような轟を響かせて崩れる氷壁は「ホワイト

アラスカの「ハバード氷河」

ハバード氷河は、アラスカ州東部とカナダのユーコン州の一部にある氷河で、ガーディナーハバードにちなんで名付けられました。 ハバード氷河の最長の水源は鼻から122 km離れており、約61°00′N 140°09′Wにあり、ウォルシュ山の西約8kmにあり、標高は約11,000フィートです。 ■氷河に接近 間近から氷河を見学出来るのは1度に1隻のみです。ハバード氷河では何度も大きな崩落を見ることが出来ました。青みがかった氷壁が海へ崩れ落ち、そして数秒後にはまるで雷のような音があたり

アラスカの「カレッジフィヨルド」

カレッジフィヨルドは、スワードの東、プリンスウィリアム湾(にあるフィヨルドです。「カレッジフィヨルド」という名は、1898年、鉄道王エドワード・ハリマンによって支持されたフィヨルド遠征に、多くの大学が資金を提供したことに由来します。 ■カレッジ・フィヨルドの氷河 カレッジ・フィヨルドを進むと両岸にいくつもの氷河が見えてきました。最深部のハーバード氷河に向かって、右側には男子校(Yale, Downer, Baby, Dartmouth, Williams, Amherst,