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母だって知らない「子どもの一面」があるからいい

「うわーん!!おかあちゃんどこぉ?お母さん~だっこぉおおお!」

ここ最近、お母さんじゃなきゃダメな息子。

イヤイヤ期も高度かつ複雑になりつつある2歳半の息子は、毎朝起きるとまず私の姿を探し、一度抱っこしたら離れない。トイレに行こうにも「ダメー!」と服を引っ張り、朝ごはんも「いや!おひざで食べる!」と言い張りる。寝るときも母のお腹に乗っかって寝るスタイルでないと寝てくれないので、添い寝というより重なり合って寝ている。正直お腹いっぱいで苦しい・・・眠りにくい・・・のだが、横向きやうつ伏せで寝ていると「だっこぉおおお!と泣かれる。私は朝ごはんの準備や自分の身支度、そして寝ることも自分の思い通りにいかずにモヤモヤ・ヒヤヒヤ。厳しめな夫は甘やかしたらよくないんじゃないか、とイライラ。

息子のイヤイヤと甘えん坊に付き合うのが、息子にとっていいのか。このまま甘やかすと子どもがしっかりしなくなるのではないか・・・こんなことを思っていた最近。

保育園の先生との懇談で言われた言葉に驚いた。「息子君、今日お着替えをほぼ一人でできて喜んでいました。」「お友達と一番にトイレできるのを競い合っています」「お昼寝はトントンなくてもすっと寝ますよ。」

えぇぇ!そんな姿、家では一ミリも見せてくれないんですけど。なんなら、朝はこんなに甘えん坊でイヤイヤで号泣されるし、寝るときもこのスタイルじゃないと怒り狂い寝ません~・・・

保育士の先生「お家では甘えん坊なんですね~!園ではしっかり者なので意外です。」

あぁそうか。私が知らない保育園での息子の一面があるのか。

自分のお腹で育てて、産んで、何でもかんでも世話をしてきた赤ちゃん時代。なぜか母は息子のすべてを知っている気がしていたけど、なぜか子どもは素直でどんな時も素直に無邪気に赴くまま過ごしていると思っていたけど、息子だっていろんな場所でいろんな一面を見せながら生きているんだなぁ。

私だって、職場と自宅だと見せる顔は違うだろうし、友達の前、親の前、夫の前、上司の前、先生の前・・・それぞれ意識的にも、無意識的にも振る舞いや態度は少し違うだろう。そうして違うからこそバランスが取れて、快適に生きていける。

息子も2歳半ながら保育園で見せる頑張り屋な顔、家で見せる甘えん坊の顔があって当然だな。

そうして、母が知らない一面があるからこそ、今目の前の息子のイヤイヤ&甘えん坊が必要な場面なんだな・・・とストンと思えた。

母が知らない息子の一面がこれからたくさんたくさんできるんだろう。

目の前のこれは、母にしか見せない一面なのかな?母だからこその一面なのかな?そう思うだけで、、一層息子を愛おしく感じられる気づきでした。

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