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露地イチゴは今が旬!東京生まれの「東京おひさまベリー」

こんにちは。JA全農広報部note編集部員Nです。
イチゴの回で「イチゴ本来の旬は春」とお伝えしましたが…、そう、ちょうど今!ビニールハウスなどを使わない露地栽培のイチゴ畑では、収穫を迎えた真っ赤な宝石たちがキラキラ輝いています。

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こちらは東京都国立市にある「梨 さとう園」さんの畑です。JA全農東京の営農担当から「ちょうど5月が収穫時期ですよ!」と教えてもらいました。
さとう園で栽培している「東京おひさまベリー」は、2019年3月に品種登録されたばかりの東京オリジナル品種。「畑の小さい東京でも栽培しやすく、ビニールハウスが不要なイチゴを開発してほしい」という都内農家の要望に応えて、東京都農林総合研究センターが20年かけて開発したそうです。

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「大粒で甘く、香りもいいんですよ」と園主の佐藤英明さん。従来の露地栽培用品種と比べて、東京おひさまベリーは果実が大きく、鮮やかな赤色でツヤツヤしています。切ってみると果肉も赤く、イマドキのイチゴたちのように甘みはしっかり。そして独特の香りがあります。

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東京おひさまベリーは現在、都内の農家さん20~30人ほどが試験的に栽培していて、都内の農産物直売所などで販売しているそう。ちなみに、さとう園さんは国立市にある「くにたち野菜 しゅんかしゅんか」という直売所に出荷されています。収穫は5月いっぱい。出合えた方はぜひ、今が旬の露地イチゴを食べてみてくださいね。


ところで…。
富山県出身の私。テレビやニュースに登場する「東京」は、高層ビルやデパート、大勢の人でにぎわう街中の様子ばかりなので、JA全農ウィークリー(※)で「八王子パッションフルーツ」や「東京ビーフ」の記事を見て、恥ずかしながら「東京で農畜産物が!!!」と衝撃を受けていました(写真を見るとイチゴ、パッションフルーツ、和牛いずれも、住宅地と農地が共存しています!)。富山のスーパーでは出合うことがなかった東京都産の農畜産物たち。JA全農広報部noteでは東京産をはじめ、全国の農畜産物についてもリポートしたいと思っています。

※JA全農ウィークリー
全農が発行している広報紙です。JA全農グループの国内外での取り組みやイベント、新商品情報などをお伝えしています。
https://www.zennoh-weekly.jp/


イチゴに関しては、1月公開の記事でさまざまな品種をご紹介しています。こちらもぜひご覧ください。