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卵は具!ラード使用!自家製にんにく醤油!本格炒飯のすすめ

こんにちは。全農米穀部のAです。

今回は「炒飯」ネタです。同じ米穀部で目の前に座っているHさんの “炒飯愛”が凄まじい(週4炒飯を食べている、炒飯の美味しいお店を聞いたら、辞典のように出てくる、中華鍋をめちゃくちゃ推してくる…)ので、「ものすごいこだわりだから全世界に発信したほうがいいよ!」と猛プッシュをして、自分流のこだわりを書いてもらいました。秘伝のレシピも惜しみなく教えてくれました。

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全農米穀部のHと申します。
我ながら本格的な味わいの炒飯だと自画自賛しています。
少しでも僕の“炒飯愛”が伝わると幸いです。

私と炒飯の出会い

本題の前に、私と炒飯の出会いについて(読み飛ばしてもらって構いません)。

2012年4月、東京で初めての一人暮らしを始めた頃。何気なく入った中華チェーンの武蔵境店で、何気なく頼んだのが炒飯です。オカンが作る炒飯しか食べたことがなかった私は、一口食べたとたん、いままで食べていた炒飯は何だったのかって、全身の血液が沸き上がり、臓器は踊りだし、自律神経が歓喜に包まれました。

その翌月、消防車が大好きすぎて、いつも赤い自転車で登校していたのが印象的な関西出身の友人Mくんから「某中華チェーン店には天津炒飯という裏メニューがある(※現在は通常メニュー扱い)」と聞き、一人で某中華チェーンの府中本町店へ直行。さらなる衝撃でした。炒飯と天津飯、二人の出会いに感謝感激雨あられ。

感動のあまり心の中では熱帯雨林のスコールのごとく涙を流しながらも、
自分が天津炒飯を貪り食べる姿はきっと冬眠明けのホッキョクグマ!
期せずして多摩の郊外の中華料理屋で、世界一周の気分を味わいました。

それから、自分でも炒飯を作るようになりました。炒飯の基本的な味の要素は、油・にんにく・肉類・コショウ・醤油・塩。おいしい要素しかないので、自分で作ってもだいたいおいしいことに気づいたんです。そして作るのも比較的手軽。そんな炒飯の魅力に取りつかれて、今では中華鍋を育てつつ、自家製調味料を作るまでになってしまいました(ちなみに、外食で初めて入る店でも安心感があるところも、炒飯の魅力だと思います)。

自分流炒飯のこだわり

① たまごは具

あくまでも自分の場合は、と前置きしますが、たまごは具です。声を大にして言いたい。たまごは具。パラパラ炒飯を作るための裏技として、たまごをコーティング剤のように扱うレシピも多いですが、卵は具の一つなので、できれば大きな塊として炒飯の中にいるのがおいしいと思っています。強火でサクッと炒めるのがこだわりです。

② 炒め油にはラードを使う

家で炒飯を作るときはサラダ油やごま油を使う方が多いと思いますが、ラードを使うと味わいが段違いです。ガッツリ感がマシマシになります。ラードはスーパーで買えますよ。

③ 隠し味の特製にんにく醤油

これを作っておけば、家で作る炒飯でも簡単に味に深みがでます。

特製にんにく醤油の作り方

醤油400ml、にんにく(スライス)好きなだけ。にんにくチューブ好きなだけ(15cmぐらい。うまみ調味料、好きなだけ。ドロッドロになるまで煮詰める。密封容器で保存。
写真は醤油400ml、にんにく(スライス)3かけ、にんにくチューブ15グラム、うまみ調味料5ふりを中火弱で20分ほど煮詰めたものです。ドロッドロになるにつれ、食欲をそそる香りが家中に広がります。にんにくの香りと深い旨味がでて、炒飯だけではなく、野菜炒めやステーキのタレにも使えます。

せっかくなので、自分流のこだわりを追求した炒飯の作り方も紹介します。

炒飯の作り方

・中華鍋がホカホカになるまで温め、ラードを入れる(4センチぐらい)

・たまご2個(最近は溶かずにそのまま入れるのが流行り)を炒めて、たまごの塊を作る

・温かいごはん、具(ウインナーかハムが一番。なければ、ひき肉か豚バラ肉)を加えて、炒める 

・鶏ガラスープの素、醤油鍋肌(最近はめんつゆが流行り)、塩胡椒、うまみ調味料、特製にんにく醤油(上記のレシピで作ったもの)、にんにくチューブ、コショウ、ネギを加えて煽る

・最後にもう一回コショウを加える

ラードでガッツリ感が、特製にんにく醤油で味に深みが出ます。卵はふんわり、ごはんは程よくパラパラで、自慢できる炒飯です。

中華鍋はなかなかとっつきにくいかもしれませんが、卵を入れるタイミングやラードを使う点は試しやすいと思います。ぜひみなさんも作ってみてください。

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Hさんの“炒飯愛”伝わりましたか?
この前、Hさんに教えてもらった俺流炒飯を作ってみましたが、「たまごは具です。声を大にして言いたい。たまごは具。」すごーく納得できました。本当、たまごが具でした(他の表現が思いつかない)。そして、私の炒飯も自家製ニンニクとラードでぐーんと町中華の味に格上げしました。(中華鍋もちょっと欲しくなりました。でもまだ決断できていません)ぜひ、試してみてくださいね。