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幼馴染

今日保育園からの幼馴染からラインが来た。

ラインが来たと言っても空欄。話聞くと機種を新しくしたらしい。
そのこと知らずに「?」って送ったらそれを皮切りに最近の近況報告会みたいなものが始まって結構長くお話した。

何ターンかしたあと、お前は本当に変わらないんだねって言われた。最後にあったのは中学生の時。その子は不登校で明確に最後あった日なんて覚えてはいないけど、それでも5年はたってると思う。

幼馴染とはいったけど私のその子の記憶は曖昧で、どんな子だったか、これは本当に記憶なのか作り出しちゃったものなのかもわからないくらいで。はっきり記憶と言える記憶は子供みたいな喧嘩を繰り広げてたことしかなくて。

その子の喋り方や接し方を忘れた私はとりあえず覚えてもないくせに「おしとやかになった…というか大人になったね〜お互いね」って誰にでも言う常套句を言ったんだけど。

「お前何も変わってないね」

それを聞いてこれがどういう感情なのかまだ決めつけることはできてないんだけど

悔しかったのかな、悲しかったのか如何なんだろう。でも自分の中でこの五年特にこの二年では沢山のことがあって、自分でも、近くにいてくれた友人からも「君は変わったよ」って言われることがあって、頑張ったかいがあった、良かった。辛いこと乗り越えた。頑張った。そう思えてたんだけど…。

多分、人に見せる態度って言うには変わっていなかったのかもしれない。それこそ「変わってないね」って言葉そのものが常套句であって、特に理由もなく、その言葉にそもそもなんの意味も込められていない。いるはずがない。だって5年は長いから。

そんな一文に悩まされ、この答えに辿り着くまでにかかった時間を考えると、まだまだ自分は子供で。

子供の頃思い描いていた大人にはまだまだ遠く、もしかしたらそんなものにはなれないんじゃないかな?どうなれば自分が大人だと、小さい頃憧れていた大人になれるんだろうかと
哲学的な無価値ではないにしろ無意味な考えを、最も自分が恐れている歯医者へ向かう途中電車の中で考えてみたりなどしている

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