見出し画像

『ポケモン剣盾』ガラル地方旅行記・鎧の孤島篇

早いもので、鎧の孤島発売から一週間ほど経ちました。
新たな地での冒険もひと段落ついたので、旅行記残していこうと思います。
がっつりストーリーネタバレしちゃってるので、未プレイの方はご注意ください。

いやしかし……セイボリー、いいな?

はじまり

画像1

ヨロイじま行きのチケットを手に入れた私ことゼンマイ。
駅に降り立つと、「外に変な男がいるから出られない……」と困惑する客が一人。変な奴ってなんだ、と思ってたら出てきたのが、この男。

セイボリーと名乗るこの男は、どうやら私をどこぞの道場の入門希望者だと勘違いしているらしい……
全然違うんだけど。おい話を聞け。

画像2

奥で首を傾げる男が本来の入門希望者だ!
「なにいってんだろうなこいつ」の感情を隠しもしないゼンマイ。

腕試しを申し込まれたので、まぁ仕方ねぇ。
最強のガラルチャンピオン(前普通に負けたけど)の力を見せてやるぜ!

画像3

画像4

ところでこの時点で、相手のレベル帯が全然わからなかった私。
孤島では、現地で捕まえたポケモンを使って攻略を進めてみようかな……
なんて思っていたけれど、ここはまだ駅。我がパーティは御覧の様子だ。

画像5

……はい。

つまり、こうだ。

画像6

ボロ勝ち。
しかし楽しい性格をしているな、セイボリー。

入門希望者の意外な強さに、「自分の存在が霞んでしまうのでは!?」と危惧したセイボリー。どうにか穏便にわたしを追い返そうと画策します。
ブティックで使えるチケットと引き換えに、道場には絶対来るなと頼んでくるセイボリー。ほう、良いものを貰った。

画像7

ダッシュで去るセイボリー。テレポート……?

さて……探索するか……

目的地はすぐ近くに見えたものの、未だ捕まえてないポケモンたちの誘惑からは逃れられなかったゼンマイ。
秒で海に飛び出して、森をさまよい、洞窟を抜け、時には砂漠の熱さに焼かれ、石の階段を駆け上る……

要は他のエリア全部回ってから最後に道場に辿り着きました。
おいおいおい、チャンピオンになってから方向音痴になったな!?

画像8

例のディグダイベントも、橋の向こう側からスタートした。
アローラで捕まえてきたディグダが逃げてしまったので、見つけてほしい……とのこと。しかし……アローラディグダを151匹……?
環境への問題もさることながら、アローラではディグダって神聖視されてるんだよね。ダグトリオのヒゲに至っては国外への持ち出しを禁止されている。持ち出せば天罰が下るとも。それをお前……151匹って……

ディグダをたくさん捕まえると、お礼にアローラのポケモンを貰える。
逆に言うとそれだけっぽいので、彼らを入手する手段さえあれば、無理に制覇する必要はない……かな……まだ100ちょっとしか捕まえてない……

画像9

出てくれ。

マスター道場

そんなこんなで、マスター道場に辿り着いた私ことゼンマイ。

入り口で女将さんと話すセイボリーに出くわした。

画像10

おゲェッて。
ゲェにおをつける人、私は初めて見たぞ。楽しい性格をしてるな。

画像11

いや別に入門希望者じゃないんだけどな……
誰も話を聞いてくれないまま、私はマスター道場に入門することになった。
道場主のマスタードとの練習試合を経て、道着を授与される私。

だがセイボリーはまだ道着をもらっていなかった!!(なんで?)

道着下さい、とゴネるセイボリー。
言ったらあっさりもらえそうになったのだが、その時!

画像12

異様な速さのヤドンたちが、セイボリーの道着を奪い取ってしまった!
そして最初の試練、「はや~いヤドン」との戦いが始まる!

……まぁそこは普通にクリアしたんだが……本当に速かったな……

門下生たちはヤドンに勝てなかった様子。
でも新入りがすべてのヤドンを瞬殺してしまったので、仕方なく「一度でも触れられていれば合格」となったぞ!

そして第二の試練は、ヨロイじまに生えるダイキノコという茸を手に入れること。ダイキノコ……道場に来る前に見たな……

島に来たばかりだから、と道場主マスタードはキノコのありそうな場所を教えてくれる。見てきたから知ってるんじゃが……

現地に到着すると、息を切らせたセイボリーが追い付いてきた。
なに、テレパシーでキノコの場所は察知していた……?
「だからそのキノコはワタクシのものだ」と主張するセイボリー。それを言うならこっちは道場来る前から知ってたぞ。まぁええか。そんなら持っていきなさいと話すとこの反応だ。

画像13

プライド~!

そんなわけでポケモンバトルだ!
前回はチャンピオンの力で挑んでしまったが、今回はちゃんと現地のポケモンで挑むからレベル帯は近いぞ!

画像14

よしやろう。

バトル中の写真はうっかり取ってなかったのですが、こちらの手持ちは現地で捕まえたカットロトム、ペンドラー、オクタン、ウルガモス、ドラミドロ、そして引率のガラルチャンピオン・ゴリランダー。
おおむねカットロトムの力でどうにかなる感じでした。

こう、普段と違うタイミングでのストーリーだから、普段パーティ入りしないポケモンたちで挑めるのは新鮮ですよね。冠の雪原でも同じようにやってみようと思ってます。

で……セイボリー戦は難なく勝てそうな感じになったんですが……

画像15

あ~……

この辺から、セイボリーの必死な想いが垣間見えるようになり、私はセイボリーから目が離せなくなっていく。
(クリア後のレベル帯だし)別にセイボリーが弱いなんてことはない筈なんだ。ただ……主人公が強すぎるんだよな……

バトルに負けたセイボリー。
別のダイキノコを探しにセイボリー テレポート!

悪い事したかなぁ……なんて思いながら道場に帰った私。
しかしセイボリーもまた独力で試練をクリアしていた!
やったぜセイボリー! 今回のスープは是非自分のキノコで作って欲しいと懇願する彼に、道場の皆は暖かく対応する。

画像16

でしょうね!!!

画像17

ダイスープは、飲んだポケモンにキョダイマックスの力を与えるそうな。
これにより、野生産や過去作のポケモンでもキョダイマックスが可能になる。捕獲率の低いマックスレイドで粘る必要はないし、証とキョダイの両立も可能と来たもんだ。有難いぜ。キノコの入手はちょっと手間だけど……

これによって、最初のパートナーであるゴリランダー・森左衛門にキョダイマックスの力を与えた私。それから最後の試練である、セイボリーとの戦いに挑む……!!

しかし追い詰められたセイボリーは、卑劣にもバトルフィールドの足元を不思議な感じにしていた……!!

要は事前にサイコフィールドを張っていたわけだけど……
……どうやって張ったんだろうな……?

卑怯な行いであることに間違いはないのだけど、どうしても勝ちたいという想いは嫌いじゃない。いいじゃないか、このまま戦ってやるぜ!

画像18

先発カットロトムで勝負を開始。
そのまま危なげなく、セイボリーを最後の一体まで追い詰めるゼンマイ。

しかし、そのまま終わるセイボリーではなかった。

画像19

ダイマックスしたヤドランの力で、ついに先発カットロトムが落とされる。
……正直言って、残りのポケモンは五体だ。こっから負ける確率なんて全くないし、新しいメンバーで戦って様子を見ても良い所だった。

でもなぁ……ここまでしてきた相手に、ゼンリョク出さないまま終わるってのも、違うよなぁ……?

画像20

だから見せてやるよ。
ガラルチャンピオンのゼンリョク。
そしてこの島で手に入れた、新たな力ッ……!!

画像21

森左衛門、キョダイマックスだッッ!!

画像22

最大の力を発揮した彼の力により、セイボリーのヤドランは倒れた。
「自分で自分をふういんしたい」とセイボリーは言うけれど、勝つための必死な努力は嫌いじゃないし、楽しいバトルだったと私は思う。

画像23

画像24

画像25

……セイボリー……

夢を追って叶えられない人間の苦しさも焦りも、私は分かる方だと思う。
自分に優れた力はないと思うし、自分より若い人間の成功に複雑な想いを抱くこともある。結果として間違った手段を選んでしまう弱さも、私には笑えない。

ダンデや主人公のように自分の道を真っ直ぐ突き進める人間もいる。
ソニアのように時間がかかる人間も、ホップのように目的地が変わる人間も。己の在り方を見つめ直し、改めて進み始めたビートの姿もまた良かった。……一方で、セイボリーだ。

彼の努力が何かの結果に繋がるのか、この物語では描かれない。
それでも彼は、進み続ける事を……肯定された。

過ちは過ちとして、諦める必要はまだないと、師に背中を押された。

画像26

まぶしい笑顔。
セイボリーの在り方が、私には深く刺さる。

試合の後、私はセイボリーにリーグカードを手渡された。
カードの裏面に書かれていた情報は、重く苦しいものだった。

画像27

常人から見れば、セイボリーの力は不思議で凄いもののはずだ。
物体を自由に浮かせるだけで人並外れているし、道場内でもその実力は認められていた。けれど彼にとっては別だ。彼は自身の才能を否定されて、認められることが無かった。自己を肯定することも出来ないまま、それでも夢を抱き、己の力を証明すべく戦うセイボリー。その在り方に、私は勇気づけられる。最初はただ笑うだけだったセイボリーテレポートも、この情報を目にすれば見方が変わるだろう。笑えない。だが本人はそれでもテレポートを自称し、走る。おおセイボリー。君に幸あれ。

ダクマとの日々

道場の全ての試練を突破したわたしは、約束されていた秘伝の鎧を受け取ることとなった。

そしてその鎧の正体は……ポケモンだった!

画像28

ムービーが可愛い。

太眉格闘熊、正直あんまり好みのタイプじゃなかったんだけど、ムービーの良さですべて覆ったね。

このダクマというポケモンこそが秘伝の鎧であり、彼を強く育て、進化させることが次の目標である。

まずその前に、ダクマと仲良くなろう!

ということで、島の観光名所を巡ってはどうかと提案されたネジマキ。
同時に連れ歩き機能も開放され、島内であれば先頭のポケモンが後をついてきてくれるようになった。これは嬉しい。

観光名所に辿り着くと、ムービーが流れて主人公とダクマは一緒に景色を楽しむ。このムービーがまた可愛い。

画像29

しかしスクショがド下手。

雨も降ってるし、欠片も綺麗な景色には見えないんだが……?

画像30

ちゃんと撮れたのもある。
大喜びして可愛いぞダクマ。

ダクマと仲良くなったら、レベルを上げて次の試練に挑む。
双拳の塔。みずとあく、どちらか一つの塔を選択して登り、ダクマは選んだ塔によって違う型を習得する。

みずの塔であればかくとう・みずのれんげきの型。
あくの塔であればかくとう・あくのいちげきの型。

うーん、どっちにするか迷うぜ。
れんげきの方が扱いやすそうだけど、ここはいちげきの方がオレ好みかな!

画像31

塔の最上階で待っていたのは、道場主マスタード。

画像32

バレてら。

ここで師匠のダクマを打ち倒すことが、わがダクマ最後の試練らしい。

画像33

画像34

本気のマスタード師匠は雰囲気が全然違う!

画像35

やったるで!!!

目指すは一撃の型。
つまりこの勝負、一撃に懸けてこそ意味があるというものだろう!

ダクマ、ビルドアップだ!
相手の攻撃を耐えきり、十分積んだところで……つばめがえし!!

まぁ相手タスキ持ってたんですけどね?
負けました。おいおいおいおい一撃ダメなのかよ。登りなおしだよ。

二回目は普通につばめがえし連発で勝ちました。
釈然としねぇ……けど……まぁ……

画像36

やったな、ダクマ!

画像37

こうしてダクマは悪の道に堕ちた。
勝利時のムービーも可愛かったぞ。これからもよろしくな、ウーラオス!

最強への道を!

ウーラオスへの進化を終え、道場に戻った私。
そこで待っていたのは、意外な人物だった……

画像38

ほっ……ほほほほ、ホップ!!!!!!!

画像39

なんで ホップが!?(シンクロ)

マジでビックリした。
なんでもソニアと分割でフィールドワークに出てるらしい。
ソニアは……なるほど、雪原に……?

「ここがアニキが小さい頃修業した道場かー」とホップ。
そういえばダンデ、双拳の塔の試練を受けたものの、道に迷ってハロンタウンに帰ってしまったとかなんとか……
島に着くなり好き勝手駆けまわって迷子になったネジマキには、コメントのしようがない。いや流石に塔には辿り着くがな……?

ところで、ウーラオスにはキョダイマックスの力が眠ってるそうな。
でも彼はダイスープが苦手で、何かのミツを入れないと飲んでくれないとか……

そこでホップと共にウーラオスの好きそうなミツを探しに行くことに。
しかし、ミツか。クマの好きなミツね。そういえば道場に来る前に、ミツハニーがたくさんいる島を見つけたっけ……

「ミツといえばドレディアとかカジッチュとかだよなー」

えっ、そうかな……
突き進むホップに何も言えないまま、森を歩く。
しかしホップと二人で森を歩くのって、あの時以来じゃない?
はは、なんか楽しいな。

森では色々あったけど、試食したホップによればウーラオスの好きなミツではなさそう、とのこと。
ウーラオスの好きなミツは、もっと粘り気がある。粘り気を出すといえば、花や果物のミツそのままというよりは……ハッ、ミツハニー!!

だと思ったぜ!!!

そしてミツハニーの島に向かう。
その先で起こった恐ろしい出来事は、あまり覚えていない……

画像40

ダイマックスしたビークインが普通に強くて、ウーラオス含む新入りが壊滅して森左衛門がどうにか倒したとか、そんな事実は覚えてない。ぶっちゃけセイボリーよりよっぽど手強かったとかそんなことはない。

無事にミツを手に入れた後は、ウーラオスにダイスープを飲ませてあげることに。あのミツ、かなり栄養満点でげんきのかたまりと同じ効果がある、とか書いてあったけど……

そしてその後は、本気のマスタード師匠とバトルできる事に。
かつてあのダンデを育てた男と、ゼンリョクのバトルか……燃えるぜ!

画像41

やったるで!!

画像42

勝負のスクショはあんまり取れてない。
というのも、せっかくだからと先発に出したウーラオスが、あく複合故に普通にぶっ倒され、他のメンツも全然マスタードのポケモンへの有効打を持っておらず、最終的にはやっぱり森左衛門を引っ張り出しての辛勝になったから……くそっ、うっかりすると負けそうになるなこのチャンピオン!!

試合に勝つと、道場の皆は驚き讃えてくれる。
そう、あのセイボリーでさえ……

画像43

画像44

イェーイ!!
それでこそセイボリーだぜ!!!!

本気マスタードに勝てる相手に勝てるわけないじゃん、などと言いながら、いつかは正々堂々と勝つと気合を見せるセイボリー。そいつは楽しみだ。もっと強くなれよ。

まぁ次も勝つのはオレなんだが。

画像45

褒められた。
たちが悪い自覚のあるセイボリー、好きだなぁ。

戦いの後、マスタードは「これからもちょくちょく戦って高め合おう」と私に告げる。まぁそれは良いんだが……

画像46

……来るべき時、とは……?

冠雪原のアプデで何かがあると見た。
いや、多分既に公表されてる『ガラルスタートーナメント』だと思うんだけど……三世代のチャンピオンが出場する大会と思うと、なかなか凄いぞ。

こうしてヨロイじまでの冒険は、ひとまず幕を下ろした。
進めてしまえばあっさり終わるボリュームなんだけど、セイボリーやマスタード、それに新ポケモンダクマの魅力がしっかり伝わってきて、満足度が高い。楽しい冒険だったぜ!

画像47

おまけ

戦いのあと、どうもセイボリーが砂だらけになって帰ってくることがあるらしい……?

噂を聞きつけた私は、すぐさま鍋底砂漠へと足を踏み入れた。
そこには……

画像48

ヤドンと修業に励むセイボリーの姿が!

画像49

顔が良いな……
じゃなくて、この感情の現れ好きです。
まぁ私はとっくにセイボリーの事は認めてるんですが、本人的にはね、勝ちたいんだもんね。

画像50

カント―の魂を持ってるからこうそくいどうも使える。

画像51

いちにのポカン!とはいかないんだなぁ。
レアリーグカードをやるから、とセイボリーくん。
大人しく受け取って、この光景は心の中とスイッチのアルバムに収めておくぜ。

画像52

これもう本人がネタにしてるよな……

強靭なハートを持つセイボリー。
というより、その強靭さを会得しようと努力しているセイボリー。
一気にガラルで一番好きなキャラになっちゃったな……(ソニアとビートが続く)。

……あっ。
ヤドン!! ヤドン忘れてるよセイボリー!!!


クリア後は、セイボリーやマスタードと自由に再戦することが出来る。
いっちょ修業を付けてやるか。

画像53

まぁそうな。

画像54

そうだろうな。

画像55

素直にお礼を言えるようになったセイボリー。
一体何を得られたのかはわからないが、私は君を応援しているぞ。

画像56

あとレイドバトル手伝ってくれてありがとうね。


そんなこんなで、鎧の孤島旅行記はここまでです。
図鑑は埋めたし、しばり組手も一つはクリアした。
あとはW集めかー。ディグダはどうしようかなー。
そして冠の雪原も楽しみだ。ガラルの旅はまだまだ続く!
次回も旅行記番外編書くつもりなので、興味があったらよろしくね!

それではさようなら!
セイボリー テレポート!!


【前回】

【関連記事】


サポートしていただくと、とても喜びます! 更に文章排出力が強化される可能性が高いです!