見出し画像

「広報の父」と呼ばれた彼

「プロパガンダ」を「PR(広報)」と名付けて…

洗脳のような「プロパガンダ」という言葉の代わりに、
人と人を繋げるというイメージの「PR(Public Relations)」に変えたバーネイズ。
第二次世界大戦後の新時代において広告業界に身を投じ、次々と新しい概念や価値観を「広告革命」と呼ばれる程に心理学や社会学を駆使しながら抵抗されることなく世間に広めていったのだが、
彼が成功した宣伝とは鏡写しに、
その度に解明されていく社会心理。
時には”洗脳”という表現でその手法を語られる彼であるが、群衆の果てない欲望をその淵に立って覗き込んだ時、
同時に人の心理の底知れぬ怖さにも気付き、
多くの哲学的な文章も残した。

洗脳されたくないから知識を得て学ばないといけない…
そう思いつつも、反対の、反対で
結局影響を受けてはしかるべき所で価値観を築き、
それが自分であるのだと信じ込んでしまい、
否、そうではなかったな…などと後悔しては
行きつ戻りつしてしまうのが人間。

では、偏りなく情報を得て、判断できるための
感情的にも安定した自己とはどんな状態なのだろうか。

これだけ広告やニュースで
みんながやっているのだから私もやろう…
そんな毎日は是非、
広報の父であるバーネイズの事を知った今、
一旦横において、
自分が自分で選びたいと感じたものに
引き寄せられた物に
自分の大切な人生の時間を使って行きたい。

🌸 🌸 🌸

まず自分の身体の声を聴いて休息を取り、
お腹が減ったと感じてから
どれくらい食べたいのか考えて
その分の食料を用意して
その後に食事を摂る。


更に自分がどこにも所属せず、
一切の所有物を持たなくとも、
一人で居ても機嫌よく過ごせる状態であれば
誰かと協力して生きられるだろうか。

自然と向き合い、自然を理解しながら
自分の安全に必要な最低限の物を持ち、
自分を誇らしく思っている事。

どんなことにも振り回されないが
どんな風にも吹かれてみて
毎日コツコツと
自分で自分を育てたい。