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【寛解】「大腸がん」の治療とその術後の報告

今回はボクが患っていた「大腸がんの治療とその術後の報告」をしたいと思います。

と言いますのも
結論から申し上げますと「完治」致しました。
ありがとうございます。

長かったです。1年
本当につらく長い激動の1年でありました、

この1年間の間に新規でチャンネル登録いただいた方やチャンネルを知った方には何のことかさっぱり分からないと思いますが
ちょうど一年前に私、某に「大腸がん」が発覚しまして手術して1か月ほど入院、そして抗がん剤治療を経て、
1年後の先日、大腸の内視鏡検査の結果で「再発はみられない」との診断を頂きまして
この度ようやく復活することとなった次第であります。

今回はその発覚から
今日までの振り返りを語り散らかそうと思い録音しました。


この配信は、この一年間の間に応援頂きました皆様への感謝のご報告と
今のボクの思い、
そしてこれからの配信のこと
色々と思うがままに話していきたい思いますので
いつもの手塚作品の紹介ではなくダラダラと
長くなると思いますがそういう配信ですのでどうかご勘弁くださいませ。



今回なぜこのような配信をしようかと思ったひとつに
自分の辿ってきた経験、それを伝えることで、同じような苦しみを体験されている方の参考になればという思いがありました。

自分が「がん」になったとき、治療をしている時、不安を感じた時、
そんなとき、他の人の体験がとても参考になりましたし
何よりすごく勇気づけられました。

自分と同じ境遇の方や同じ経験をしている誰かがいるって事が
こんなに心強いものなのかと本当に痛感させられました。
元ボクシングの竹原さんとか、くわまん、桑野信義さんの記事とか
その他、闘病されている有名人の方々のコメントってすごく参考になるし
なによりめちゃくちゃ元気が出たんです。

健康なときって全然そんな事感じませんけど
本当にそういう配信って同じ境遇の人からすると
とても価値のある配信だと思いました。
ですから
ボクの体験も誰かの参考になればいいなと思って配信を決めました。
この配信が少しでも応援してくれた方々や同じ境遇で悩んでおられる方
またはご家族に同じような病気で悩んでおられる方の参考になれば幸いです。

では、まずですね。冒頭で「完治」と言いましたが、
これ正確には「寛解 (かんかい)」と言うものです。

何やら聞きなれない言葉が出てきましたが
寛解 (かんかい)とは
「病気による症状や検査異常が消失した状態を「寛解」」と呼んでいるそうでがん(腫瘍)が縮小または消失している状態のことらしいんですって。

…で我々が一般的に「完治」「治癒」って呼んでいるものは「完全寛解」と呼ぶそうで
これが、がんの症状や検査での異常が見られなくなり、
正常な機能が回復した状態のことを指すそうなんですね。

だから今のボクは正式には「寛解中」の状態なんですけど
寛解って言っても誰も分からないんで「完治」って表現を使いました。

あと4年は定期検査があるのでその間は「寛解」ということです。はい。

振り返ってみますと長いようで短い1年でしたけど
自分の人生にとって非常に濃密な1年でございました。

2021年1月末頃、朝トイレで血便が出まして
それこそ白い便器が真っ赤に染まるくらいの鮮血でした。
貧血でぶっ倒れるくらいフラフラして「これはヤバイ」と思い、
そのまま病院へ直行したんです。

そしたら「良く一人で来れたね」って言われるくらい
フラついてたみたいですぐに病院の入口で車いすに乗せられて検査室に入りました。
「なんで救急車呼ばなかったの」って先生に言われたんですけど
ぶっちゃけ救急車呼ぶレベルって難しくないですか?

TVで「むやみやたらに救急車呼ぶと困る」って言われてる事もあるし
救急車が家の前で止まると
ご近所さんに迷惑がかかっちゃうとか色んなこと考えちゃうとタイミングって難しいですよね。そもそも救急車を呼ぶなんて人生でそうある事じゃないし経験値もないんでいつ発動していいかさっぱり分かりません。

…で自分では全然大丈夫だと思って自力で病院に行きましたが
相当ヤバかったみたいです(笑)

検査したところ「腸炎」と診断されそのまま入院になり
結局その日の夜くらいまでぶっ倒れていました。

だから誰にも連絡できずそのまま夕方くらいまでぶっ倒れていたので
廻りは結構大変だったと思います。
なんせぶっ倒れていたので連絡できませんしね。
暫く音信不通でしたから家族にも仕事にも迷惑かけたなって思いますけど
こればっかりはどうしようもできないんで参りました。
そして連絡がついてもコロナの時期だったので家族にも会えないし
携帯の充電もないし本当に色々と大変でした。

…で4日くらい入院しまして退院できたんです。
ですけど念のために詳しく検査しておきましょうってことで内視鏡検査をしたところ「腫瘍」が見つかって
その時に「S状結腸ガン」
いわゆる「大腸がん」と宣告されたわけであります。

最初は全然他人事みたいな感覚で「フーン」って感じで全く実感が沸かなかったんですけど
段々と「がんなんだぁ」って感じで何だか不思議な気分でした。

先生の説明を聞いている感じだと
本当に風邪の診断聞いているような感じだったんですけど
「お腹を開けてみないと分からない」って言われたときに初めて
「あれ、、、もしかしてヤバいかも…」って
初めて「死」というものを感じましたね。
「あぁ場合によっては死ぬかも知れないんだぁ」って初めて感じた瞬間でしたね。

ここで簡単に「大腸がん」のこと調べてみると
日本で1年間に新たに「大腸がん」と診断された人数って男性は約9万人、
女性は約7万人もいるんですってめちゃくちゃ多いんですね。
がんの中でもメジャーながんなので案外他人事ではない身近な病気と言えそうです。

そして「大腸がん」って大腸の壁にどれだけ深く入り込んでいるかが進行度になるらしいんですけど簡単に
「ステージ0」が粘膜のところに留まってる程度で
「ステージ1」が筋肉の層にあるやつで
「ステージ2」がそれが広がっているやつで
「ステージ3」がリンパ節に到達しちゃったやつで
「ステージ4」が離れたところにも転移しちゃってるって感じです。

これヤバイのが「ステージ2」「3」の境目なんですね。
ステージ3のリンパまで行っちゃうとリンパの流れに乗って体中に流れて転移するんで、このリンパに到達しているか、いないかがめちゃくちゃ大事だって言うわけです。

…でこのリンパに到達しているかどうかが
「お腹を開けて見ないと分からない」って言ってるんですよね、
だからその時は、まだ正確には分からないんです。
めちゃくちゃ怖いですよね。

手術終わって麻酔が覚めて先生から
「リンパ節には届いていない」という言葉を貰った時は
めちゃくちゃほっとしました。
結果として「ステージ2のリスクハイ」との診断であとちょっとでリンパに行っちゃうギリギリだったそうで本当に救われた気がしました。

手術内容はがんの腫瘍と廻りもキレイに取り覗き
12センチほどだったと思いますけど切除して、そして繋ぎ合わせるというもので切ったところだけ、腸が短くなるという手術でした。

手術は無事成功しまして、この時の入院中の奮闘記は大いに語りたいところではありますがそれこそ語ると映画1本見れるくらいの超大作になるので止めておきます。

とにかく入院はしんどかった。
なにより麻酔が切れたときは地獄でしたね
はい…止めておきます。。。。。

術後は約3週間くらいで退院でき、特に何事もなく順調に生活していておりましたがその後の病理検査で
「がん細胞」の反応があるらしく抗ガン治療をすることになりました。

ここら辺もややこしいんですけど
ボクは再発危険因子を有するステージ2の「大腸がん」だったそうで
どうやら目に見える「がん」はすべて切除できても「がん」が周辺の臓器に浸食していたり、リンパを十分に取り切れてなかったり
すでに血液やリンパにのって全身に運ばれている可能性もあるということで
抗がん剤治療した方が「いいんじゃね」という診断結果だったわけです。

ここからが「がん治療」の本当の闘いと言っても過言ではないんですが
この抗がん剤治療ってやつがやっかいな代物でして
「抗がん剤」のことを何も知らない人でもこいつをぶち込むと大変なことになるくらい肌感覚で感じている人が大半だと思います。

実際、副作用で毛が抜け落ちたり手足が痺れたりするんですが
これも本当に個人差があるそうで全然大丈夫な人もいるんですって

ボクは髪が抜け落ちることはなかったんですけど
個人的にはそれよりも
何気に廻りの方々の対応が一番しんどかったりしました。

個人的につらいなと感じたのは「抗がん剤治療なんて止めとけ」って言われたときですね。
相手もそれなりに知識を得た上でアドバイスをしているんでしょうけど
決めた事を反対される、否定されるって結構精神的にこたえるんですよね。

こっちも色んなリスクを考えた上で決断した事なので
やっぱり否定されるとつらいし何より不安になるんです。

これってすごく難しくて相手も親身にアドバイス頂いているので
その気持ちもすごく良く分かるんですけど当事者としては不安だし自己嫌悪になっちゃうんですよね。
「本当にこれでいいんだろうか。」
「この選択が間違ってて死んじゃったらどうしよう。」
「後遺症が残ったらどうしよう。」

もうそれこそ色んなネガティブが頭を巡ります。

「ひよっこ一家忘備録」さんより(めっちゃ分かります)


これってどちらが良い悪いではなく精神が揺れる事がめっちゃ辛いんです。
前向きに立ち向かおうとしているときに不安とか恐怖になるような情報
そういう情報を入れたくないもんなんですね。

これって現実逃避じゃなくて、最終的には何があろうが「自身の決断」なのでその決断したことに対して反対意見を出さないで欲しいって意味です。

「な、言ったでしょ」って結果になったとしても
自身の判断で決めたことだから後悔しないし
こういう時って当事者の思いは素直に背中を押してほしいもんなんです。

逆もそうですよ。
家族は投薬した方がいいと言ってて「抗がん剤治療をしない」という判断も当事者の決断なら尊重するべきだと思います。

実際ボクのオヤジは「抗がん剤治療をしない」という選択を取って
そのまま息を引き取りました。治療をすればまだ生きられたかも知れないけど、その選択をせず自身の判断で最後の選択をしました。
それはそれでいいんじゃないかと思います。

もし身近の方に同じように悩む方、
同じ境遇の方がおられましたら参考にしてみてください。
きっと自分の選択に対して背中を押してほしいと思っていると思います。

今回の件でボクは「抗がん剤治療」ってなんかコロナのワクティーと同じようなものなんじゃないかなって感じました。
みんな出来れば打ちたくないけど仕方ないから打ってるみたいな感じ…
ですかね。
だれも好き好んで「抗がん剤」を打ちませんからね。
ここは結構デリケートな問題かなぁって感じました。

これは本当に人それぞれ色んな考えがあるので
何が正解なのかは分かりません。
つい先日、坂本龍一さんの闘病記事がネットで出てまして、
それを見てると見てるこっちの食事も喉を通らないくらい壮絶な体験談を語っておられました。現在ステージ4の「直腸ガン」だそうでもはや絶望的な状態だそうです。

最初はアメリカで「がん」が発覚したそうなんですがその時は
主治医が事実を告げなかったこと「がん」の告知を黙っていたことに
不信感を抱いたと言ってました。

それで日本の医師に診てもらったところはっきり「がん」と言ってくれたことは嬉しかったけど「余命半年」とあっさり言われたことに

「患者に対しての言い方ってもんがあるだろう、と正直頭にきてしまいました。こちらに希望を与えないような悲観的な断定をされ、ショックで落ち込んでしまった。」

とも語っておられ
正直どっちやねん。って感じですけどこの気持ちすごい分かります。
ここら辺の微妙な心境の感度、受け手の繊細な揺らぎって当事者にしか分からない感覚だと思います。
我儘って言ってしまえばそれまでなんですけどね…

この記事貼り付けておくので興味がある方は見てみてください。
「がん」治療の闘病の様子、「がん」患者の精神的ストレス
健康だからこそ見ておいて損はないと思います。


あと亡くなられた川島なおみさんは
「医者のいいなりになって、抗がん剤治療などと早まらないでください。」と言っておられましたし
「どう接するのががんになった家族のためになるのか、悩むところだと思います」と付け加えた上で最善の治療を探しましょう。と言ってました。

本当に色んな向き合い方があるので正直どれが正解かなんて分かりません。

なんだかんだあっても
最後はやっぱり患者、当事者の「決断」ですからね。
その決断に対し廻りがどう接するか向き合うかだと思います。


…でボクは「抗がん剤治療」を選択しました。

これがね、本当に大変でした。

「カペシタビン」というお薬を投薬していたんですが、これが手足の痺れ
倦怠感、食欲不振、さらには冷たいものを触ると静電気のバチっていう感じのあの痛みに襲われると言うもう大変な副作用が出ました。

大変だったのが金属製のドアノブ
これ毎回、バチってなるんで怖くてドア開けれないんですよ(笑)
だから車乗るときなんか一大イベントですからね。
とにかく冷たいものが怖くて触れないんです。

夏の暑い日、冷たいもの一気にカチ込みたいですよね。
でもそんなもんブチ込もうものなら自爆行為です。
冷たいもの飲むとベロに静電気走ったように痛いんです。
めちゃくちゃ痛いんです。

でも完全にそのことを忘れてアイスを食べたときあったんですけど
その時はマジでベロがどっかに吹っ飛んだかと思いましたね。
のたうち回るって本当これのことなんだって実感しました

だから夏の風物詩、冷やし中華もそうめんも食べれないんですよ。
いや、厳密には食べれるんですよ。でもその代償がハンパないんです。
「デッドオアイート」死ぬか、食べるかですよマジで。
本当にこの副作用には参っちゃいましたね。

そして手足のしびれも予想よりすごくてですね。
全く字が書けません。
これは個人差がかなり激しいそうで
全く症状が出ない方もおられるようなので一概になんとも言えませんが
ボクは最初の頃、本当に生まれたての子ヤギみたいにぷるぷる震えてました

どのくらい震えるかって
スマホ触っているとブルブル揺れて画面タッチできないレベルです。
これはもう笑っちゃうくらい操作できません(笑)

イメージで言うとスマホ触ろうとすると勝手に高橋名人の16連射している感じです。分かる人には分かるかと思いますが笑っちゃうでしょ。
自分の体であって自分の身体じゃない感覚
全く言うこと利いてくれません。

そしてひどくなると手足が赤くなってかゆくなるんですね。
だから常に保湿クリーム塗っているんですけど、そうするとスマホがクリームでベタベタになってしっかり押せない上にスマホが保湿クリームまみれでベタベタになるっていうカオスな状況になります(笑)

まぁスマホだけじゃなくパソコンもそうですし車もそうですし
あらゆるものがベタベタになって大惨事ですマジで(笑)
自分の触るものすべてがベタベタになっていくんで
「あいつここ通ったな」ってバレちゃうレベルです。
もう情けなくて笑っちゃいますよ本当に。

これらに加えて倦怠感、ひどい時は吐き気が止まらなくて立ってられなくなったりボクは車を運転して病院に通っていたんですけど
「車なんてよく運転できるね」なんて言われてました。
実際、家に帰るまでに何度も何度も休憩して深呼吸して帰ったりしてました。

投薬は3週間に一回あって投薬日から1週間くらいはこのような症状が続いて
徐々に痛みや痺れが緩和されて3週間目には一般生活に支障のないレベルにまで回復してくるんですけど、また投薬すると症状がMAXに戻るんで
3週間ごとのこのルーティーンがボクの場合、約半年続きました。

半年後の病理検査では検査結果が良かったので徐々にお薬を弱めてもらえることになりましたので最初のようなぶっ倒れるといったこともなく冷たいものも食べられるようになりそこまで私生活に大きな支障が出るといったことは無くなりました。

これはあくまでもボクの症状であって決してこれが一般的とは限りません。
本当に個人差があるらしくて全く大丈夫な方もおられるし、もっとひどい方も当然おられます。
程度の度合いが人それぞれなので中々ひとつの物差しで測るのが難しいんですけど恐らくその中でもボクはマシな方だったんじゃないかなと思っております。

病気の度合いも本当に運が良かったんだなって
思わされることがいくつかありました。

それはちょうど同じ時期に同じ担当の先生でボクと同じ「大腸がん」で同じくらいの年齢の男性の患者さんという
本当にボクと境遇の似ている患者さんがおられたそうなのですが
その方は残念ながら「余命1年」の宣告だったそうなんです。

だから本当ボクも紙一重だったそうで「良かったです」って先生も仰ってくれて運が良かったんだなってつくづく思い知らされました。

あとこれも本当に偶然なんですけど
ボクが入院するタイミングで同じ社内で働くおばちゃんが「肺がん」になって入院になったんです。
「同じタイミングで社内で2人も「がん」で入院するってそんな奇跡的なこと起こる?」…なんて笑っていたんですけどそのおばちゃんはそのまま辞職して今でも闘病中なんです。

一度は手術を終えて退院して顔見せに来てくれたんですけど今は残念ながら脳に転移したそうで残り1年ももたないような状況だそうです。

身近でこのような事を見たり聞いたりするといかに
自分が運が良かったんだなと深く実感します。

とはいえ
社会復帰するって思っているより簡単じゃないと言う事も思い知らされました。
職場復帰した際も事前に社内やスタッフに説明してあったとはいえ中々、周りの人の理解を得られず最初の内は正直、身体的というより精神的にしんどかったですね。

社内的に早退や有給を認められたとはいえそれが続くと妬みとか色々
面倒くさい類のものが出てくるんですよ。
何がってそれが一番つらかったですね。
会社は認めているんだけどそれを面白く思わない輩がまぁいるんですよね残念ながら…。もう本当にそれは面倒くさかったです。

魑魅魍魎の伏魔殿ですよ。

ボク本当にこの類の面倒が嫌いで
…なので折角、復帰しましたけれども人間関係のイザコザによる精神的ダメージが大きくて暫くお休みをもらうことにしました。

すると今度は長期休暇をとることによる妬みや、なんやかんやがまた出てきて結局どっちにせよ面倒なことが起こるんだなぁって色んな意味で人生を
考えるキッカケになったのでそれはとても良い経験になりました。
これもきっと同じような悩みを抱えておられる方多いんではないかと思います。

そういうちょっと凹んでいるときにyoutubeでの
応援頂けるコメントにはすごく励まされましたし
勇気づけられましたし本当に精神的な支えになりました。
本当にこれは感謝でしかありません。

「無理せずに」とか「お身体大事にしてください」という短いコメントを頂けるだけでもこんな自分でも必要とされているんだと言う承認欲求が満たされる感覚というのは本当に背中を押してくれる活力になって…
「頑張らなきゃ」って前向きにさせてくれる力になるんですよね。

誰かのお役に立っているっていう存在理由は思っている以上に精神に与える影響が大きくモチベーション維持の支えになりました。

元々この(youtube)チャンネルは自分の好きな事を好き勝手に偏って喋るだけで始めたチャンネルでしたけどそれがいつの間にか、皆さんから勇気をもらう立場になっちゃって自分でも本当に不思議な感じがしました。

ボクは今回の件で沢山の視聴者さんから
支えになる、励みになる言葉を頂きましたし、また医療関係者の方々には感謝してもしきれないほどにお世話になりました。

その体験から
「ブラックジャック全巻を寄贈」させていただくことを始めました。

学校などの「教育機関」
病院などの「医療機関」という限定ではありますが
何かに貢献したいという思いがありましたので本当に微々たるものですが
このチャンネルの存在意義とでも言いましょうか
世の中の貢献になければ幸いと思い始めた企画であります。

これまでの寄贈先は「名前は公表しないで欲しい」との意見が多いので寄贈先はお伝え出来ませんがこれまで数十件の寄贈をさせていただきました。
ありがとうございます。

少なくともその数十件の教育関係や医療関係各所に
手塚作品を寄贈でき手塚作品を手に取ってもらう機会が増えたことは
このチャンネルの存在理由ができたようでとても嬉しく思っています。
ボクができることは本当に些細な事ですけど恩返しといいますか
このチャンネルらしい貢献活動、収益の使い道を
これからも考えていきたいと思います。


中にはこういう活動をすると「偽善」とか「利益にならないのに」とか
アンチの声も必ず出てくるんですけど
これだけはちょっと言っておきたいのですが
そもそも
「助ける」「手を差し伸べる」ということは、
自身の利益と対立する構造じゃないんですよね。
損とか得とかそういう感覚じゃないんですよ。

なんか最近
勝ちか負けか、損か得かの二元論でしか考えられない人が増えてきている感じするんですけど、確かに今は世知辛い世の中になったし納得のいかないことも増えてきたので合理的じゃない選択に「おや?」って思いを抱いてしまうのも分からなくもないんですけど

誰かを助けたら自分が負けとか、
相手が得をしたから自分が損するとか
そんなんじゃないんですよね。
支援したいという気持ち、誰かの役に立ちたい気持ちって
損得勘定じゃないんです。

相手が勝ったなら自分も勝ったです。
負けたわけじゃありません。

そもそもこの企画で言えばボクはお世話になった医療関係者の方々への感謝とこの一年応援下さった視聴者の皆様、そして素晴らしい作品を残してくださった手塚先生への感謝を込めて始めた企画であります。

そもそも手塚作品がなければこのチャンネルもないわけですし
生前から社会貢献活動をされていた手塚先生の思いに少しでも貢献できれば
嬉しいと思っております。
そして死んでいたら今のボクはないわけですし、
視聴者さんがおられなければ勇気づけられることもなかったわけです。
ですから生きている内に少しでもその恩返しをと思い始めました。
言い換えれば損というより
すでに頂いているのでそのお返しといった方が適切かも知れませんね。

あと寄贈をやり始めて感じたのは
誰かのためにというモチベーションの方が自己の利益より何かを継続していくためのモチベーションとしては最適だと言う事です。自分の利益だけの配信だったならおそらくこんなに長くは続かなかったと断言できます。ですから可能な限りこの企画も続けていきたいと思っております。

そしてこれは言わなくてもいいと思ってこれまで言わなかったんですが
、ユニセフへの募金も同じ時期に始めました。
毎月大した額ではありませんが毎月一定額自動引き落としにして募金させていただいております。

これも1年間以上続いたのである程度の貢献活動はできたのではないかと思い併せて報告とさせて頂きます。

最後に
今後の配信につきまして
職場復帰したことでまずは一般生活に慣れていって
その中で体に負担のかからない方法で配信していこうと思っております。
だから今よりちょっと配信頻度が落ちてしまいますが
気長に待っていて下さると幸いです。

まだまだ紹介したい手塚作品たくさんありますし
手塚先生の変態伝説もいっぱいあるんでウズウズしているんですけど
仕事が始まるとなかなか思うように時間が取れなくなってくると思います。

その中で
クオリティを追求してしまうとキリがないので良いものを配信するというより継続して長く配信できるスタイルの方が大事だと思いますので
細かい編集とかは目を瞑って頂きましてどうか寛大なお心で
これからの動画配信を楽しんでいただければと思います。

…というわけで
ここまであり得ないくらいの長丁場になってしまいましたが
本当に最後までご覧下さりありがとうございます。
どうか今後ともこの偏った偏愛チャンネルの応援そしてご贔屓のほど
宜しくお願い申し上げます。

以上某でした。






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