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藤子不二雄A先生 追悼

昨日、4月7日、藤子不二雄A先生のお亡くなりの一報を目にしました。

正直、三度見してしまうくらいビックリしまして、
その時にボクの中でA先生の影響が大きかったという事を実感したんです。

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直近でいえば
白土三平先生
さいとう・たかを先生
水島新司先生
みなもと太郎先生
とりいかずよし先生等、訃報が相次ぎましたけど今回が一番動揺しました。
ネットに流れている著名人たちのコメントを見ても本当に沢山の方、幅広い業界の方々から多くのコメントが寄せてられており多方面に渡って影響を与えていたんだなぁと思いました。
ボクも普段テレビ見ないんですけどA先生のニュースだけは
思わず各局見てしまいましたもんね。

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巨匠の中では「次はA先生かなぁ…」なんて心の準備はありましたけど
いざその時を迎えてみるとめちゃくちゃ悲しい…
そして突然子供の頃の記憶が「ふぁぁっと」蘇ってきまして自分の心の中にA先生の作品が深く存在していたことが改めて認識しました。

思い出話をさせてもらいますと

藤子不二雄先生の作品ってボクが物心つく前から普通に当たり前のように存在していてすでに生活の一部のような
なんの違和感もなく親しんでいたように思います。
記憶が定かではないですが手塚作品よりも触れるのは早かったと思います。


もちろん「ドラえもん」筆頭に色んな作品を読んでいましたけど
それこそ「怪物くん」「忍者ハットリくん」「プロゴルファー猿」は喰らいつくように読んでいました。
当時は藤子不二雄先生が分かれて描いているって知らなくて
解散宣言したときはド頭勝ち割られるくらいの衝撃を受けたのを覚えています。

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絵柄を一目みたら分かるでしょ?って思うかも知れませんけど
小さい頃のボクにとっては「キン肉マン」の「ゆでたまご」先生みたいに2人で1人みたいに思っていたので
分裂した藤子不二雄に猛烈にショックを受けたものです。

解散したことにより改めて作品を振り返ってみると
「怪物くん」「忍者ハットリくん」「プロゴルファー猿」
そしてボクがめちゃくちゃ好きだったのは「シルバークロス」
「魔太郎が来る」など…
「21エモン」とかも好きだったんですけど
好みのほとんどがA先生だったんで自分でもびっくりでした。

手塚作品もいわゆる「黒手塚」と呼ばれるものが好きだったんで
知らずに同じような系統のA先生の作品に惹かれていたんでしょうね。

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振り返ってみるとA先生って
「オバケ」とか「怪物」「忍者」「ゴルフ」って
子供が扱わない題材を子供の世界に何の抵抗もなく描く技術がめちゃくちゃ高いんですけどそれらを感じさせないくらいあっさり馴染ませてくる

これってスゴイことなんです
今でこそ当たり前過ぎて気づきませんけどおそらくその技術は日本一でしょうね。「魔太郎が来る」なんていじめですからね。

そしてA先生と言えば何と言っても「まんが道」ですね。

これは本当に読み散らかしました。
めちゃくちゃ読みました。
とにかく大好きでした。
単なるマンガじゃなく人生のバイブルと言いますか、
青春物語でもありサクセスストーリーでもあり、とにかく色んなものが詰まった至高のマンガです。
この記事を見て下さっている方なら間違っても「まんが道」を読んだことがないという方は100%おられないとは思いますが念のため下記に過去記事リンク貼っておきますのでまだの方はぜひ読んでください。

これを読んでいない「まんが好き」はあり得ないです。マジで!
マンガにすべてを懸けた藤子不二雄のお二人の熱量がハンパじゃない!
もういつ読んでも興奮します。鉄板で読んでおきましょう。

ちなみにあまり知られていないんですけど
「まんが道」の続編「愛…しりそめし頃に…」の2巻の巻末には特別編として
長く苦楽を共にした相棒、藤子F不二雄先生が亡くなった際にA先生が連載を休止してでも特別に書き下ろした特別編
「さらば 友よ」が掲載されております。

A先生のF先生への想いが爆裂した感動短編、最大の友でもあり仲間でもありライバルでもあった家族以上の存在への涙なしには語れない至極の短編になっております。

これを読むだけでも一読の価値あると思いますので。ぜひ。


というわけで最後に
「大人が選ぶ「藤子不二雄」名作マンガTOP20」という記事がありましたのでそれを覗いて終わりにしましょう。

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徐々に楽しみたい方はぜひ動画で。


では20位から11位まで一気に行きましょう。

第20位:21エモン(85票)
第19位:ウメ星デンカ(87票)
第18位:てぶくろてっちゃん(91票)
第17位:カンビュセスの籤(94票)
第16位:ミノタウロスの皿(96票)
第15位:ウルトラスーパーデラックスマン(109票)
第14位:まんが道(112票)
第13位:ひとりぼっちの宇宙戦争(118票)
第12位:中年スーパーマン左江内氏(121票)
第11位:魔太郎がくる!!(142票)


ちょっとちょっと…「まんが道」が14位ってどゆこと?
マジで!?
「左江内氏」より下なん?

18位の「てぶくろてっちゃん」って知らんし。(聞いたことない)
そんなに有名なんですか?

13位の「ひとりぼっちの宇宙戦争」ってなに?
これもボクが知らないだけ?
そんな有名?

大丈夫このランキング…。

(おっと失礼しました。自分のエゴを曝け出してしまいました)


では続いてトップ10のランキング行きましょう。
では4位まで一気に行きましょうか。


第10位:ジャングル黒べえ(171票)
第9位:エスパー魔美(198票)
第8位:プロゴルファー猿(340票)
第7位:怪物くん(368票)
第6位:忍者ハットリくん(387票)
第5位:キテレツ大百科(520票)
第4位:パーマン(542票)


ほぼ順当といったところですね。

1位は分かるけど…

これで2位と3位って一体なに?

むむむ…。


ではベスト3行きましょう。


第3位:オバケのQ太郎(938票)
第2位:笑ゥせぇるすまん(1,008票)
第1位:ドラえもん(2,834票)


2位に「笑ゥせぇるすまん」来る?
いや、面白いけど2位ですか?マジで!すげーランキングだな(笑)


というわけでそろそろ終わりにしたいと思いますが
改めて今回、A先生の偉大さを振り返れた気がします。

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ちょうどトキワ荘ミュージアムでもA先生を偲んでファンの方が足を運んでいらっしゃる映像がテレビで流れておりました。
桜のキレイな時期で何とも美しい風景でした。
手塚先生の一番弟子とも言えるA先生がついに逝ってしまわれたわけですが
向こうでF先生と手塚先生と懐かしい思い出話に花を咲かせていることと思います。

奇しくも4月7日は「鉄腕アトム」の誕生日でありまして
また違う意味でも4月7日は忘れられない一日となりました。


ご冥福をお祈りします


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