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カフェ は人生が豊かになる場所

本を読んだり、手書きでアイデアをメモしたり、音楽を聞きながらリラックスしたり、友達やパートナーと会話を楽しんだり。カフェはそんな場所としての存在ですね。居酒屋やレストランも好きですが、ややテンション高めです。カフェはテンションを下げて素のままでいられる場所です。だから、世界中でカフェがあるのでしょうね。

カフェがある街は文化の香りがする。

カフェの本場はパリ。ですが、カフェを作ったのはフランス中部オーベルニュ地方の寒村から出稼ぎにきた人たちでした。最初はセーヌ川で水汲みをしてアパルトマンの各家庭に届ける水の配達人でした。日本で言えば江戸時代の話です。同郷者を頼ってオーベルニュの人たちがパリで同じ仕事を始め集まります。そこで食事や酒を提供してカフェの原型ができます。その後の数百年間、パリのカフェはオーベルニュ人の産業でパリの経済界も牽引していきます。ジスカールデスタンやシラクなどの大統領も輩出するほどの一大勢力となりました。パリは東京と同じで地方からの人が集まります。西のブルターニュからはクレープが、東のアルザスなどからもさまざまな名物料理が集まります。

いろいろな地域から食を通じて集まって来ることで、文化が加速します。音楽や絵画などの文化は宮殿が牽引してきたことに対して、食やカフェは市民レベルでも文化が育まれる場所として確立しました。

日本でもそうですよね。

鎌倉時代に整備された東海道や中山道などの五街道のうち、特に東海道は天下太平となった江戸期には爆発的に交通量が増えていきました。五十三次の宿場町や街道の途中にある茶屋はお茶や団子などが旅人を癒しました。それが、静岡・愛知・三重・滋賀・京都などの日本茶の産地を育んできました。中山道の方は山が多く大きな産地はありません。

日本は、日本茶のカフェで文化を育むのもアリだと思います。そんなことを思いながら、フランスのリヨンで日本茶カフェを始め、日本ではキッチンカーで日本茶カフェをやろうとしています。キッチンカーの営業場所は川崎市麻生区と箱根だけは決まっていますが、その他はこれから開拓します。

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