サクソフォン四重奏 当日の係分担
作品発表会は2日間に渡ります。出展作品数は24。拙作は第2日に割り当て。第1日は水曜日開催。第2日は翌週の火曜日開催という日程でした。
演奏会の運営は殆ど全て学生が行いますので、別科生としても何か係を手伝わないとイケません。学部生、院生の皆さんの作品も聴きたいのでなるべくホール内に入れる仕事のほうがよいですよね。
作曲と全く話しが別なのですが、私はこのところ15年くらい舞台の写真撮影をやってきました。きっかけはフラメンコ舞踊の発表会の撮影を古い友人から頼まれたことでした。フラメンコはカメラのシャッター音を気にするお客様層ではないので一眼レフでの撮影が可能。一方で音楽の演奏会だとシャッター音は御法度です。シャッター音のしないミラーレスカメラで使えるものが発売されるまでお引き受けしないでおりました。現在は良いカメラが市販されておりますのでクラッシック、アコースティック系の演奏会・発表会の撮影も請け負っております。自分がアマチュア音楽家として作曲・指揮をして演奏会を開催してきた経験があり、演奏会という場に馴れていますし、演奏者の立場から写真や写真撮影のあるべき姿を考えられる訳です。無音であって欲しいし、撮影する際のカメラマンの動きが気にならないようにして欲しいですよね。その辺りに大変神経を使いながら撮影しておりますので、現在までクレームもなく、肝心の撮影結果もご満足頂いております。
話しは作品発表会に戻ります。当日の係分担のオンラインミーティングが開催されましたので、ここで上記写真撮影の説明をし、本格的な舞台写真を撮りましょうか?とご提案しました。演奏会担当のB先生は大変乗り気で聞いてくださり、会の運営に必要な係の人数が足りているかどうかを確認した上で、改めて依頼を下さるということで、ミーティングを終えました。
後日、B先生からメールを頂き、正式に両日の撮影を依頼されました。これで、両日ともに撮影機材を担いで行くことと決まりました。撮影ポジションについても指示があり、客席最前列中央にてビデオカメラと音声収録の係の隣から撮影とのことでした。なんと特等席で全ての演奏を聴くことができ、しかも写真撮影で皆さん貢献できます。
そしてこれは私が演奏者としての出番がないからこそ出来ることです。そうです。自分の作曲した音楽が、自分以外の人達だけで演奏される初めての体験です。この歳になっても生まれて初めてが経験出来るなんて嬉しいですよね。
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