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zeniusのインサイト記事です。
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#医療デバイス

針捨て管理をスマートに "MEMSキャップで臨床試験の精度向上"

Frank Leipold氏とBernard Vrijens氏は、Haselmeier社とAARDEX社が協力して MEMS Smart Capを開発したことについて話し合います。 MEMS Smart Capは、臨床試験中にデータを収集して、参加者のアドヒアランスを正確に評価できるようにするスマートなソリューションです。 「治験参加者がプロトコル通りに薬を服用できないと、偏った結果につながり、大幅な遅延や追加コストにつながる可能性があります。」 アドヒアランスは臨床試験

「再利用可能」 vs 「使い捨て」どちらがサステナブル?

Team Consulting社のAlastair Willoughby氏(Head of Mechanical Engineering)と Prem-Sagar Tank氏(Consultant Mechanical Engineer)が、再利用可能 vs 使い捨てインジェクターのサステナビリティやコスト観点でのトレードオフを比較調査した結果を発表します。 「コストとサステナビリティの両方が最適化された再利用可能なプラットフォームデバイスを作成する」という課題は、「特定の

ドラッグデリバリーのトレンド2024

最新トレンドを常にウォッチしておくことが、将来を予測し備えるために必要不可欠です。ドラッグデリバリー分野の中でも、エキサイティングな開発を数多く手掛けているUK、Springboard社のTom Oakley氏とKamaal de Silva氏が、開発の立場から2024 年に注目すべき主要なトレンドについて議論します。 「新しいGLP-1が開発中であり、バイオシミラーが市場に投入されることにより、より優れたデリバリーデバイスを開発する大きな機会が生まれるでしょう。」 「体

インヘーラーが環境に与える影響

私たちzeniusは、数多くの海外医療機器メーカとビジネスを行ってきました。その知見を活かし、日本のペイシェントエクスペリエンスを向上させるべく、DDSデバイス開発に日夜貢献しております。 今回は、2022年末に弊社も参加したDDLカンファレンス(Drug Delivery to Lungsカンファレンスは、毎年エジンバラ/スコットランドで行われる呼吸器系薬物送達のあらゆる側面を網羅した国際会議です。)で実施したヒアリング内容等をベースに、海外におけるインヘーラーを中心とした

オートインジェクターはシンプルであるほどよい?

ドイツのインジェクターメーカHaselmeier社が新しく開発したPiccoJect™ プラットフォームを例に、デバイスのシンプルさの重要性と老舗デバイスメーカが取り組むサステナビリティついてご紹介します。 患者にとって”負担のない”ヘルスケアソリューションこそが、より効果的な慢性疾患管理には必要不可欠です。 「患者を中心としたDDS(ドラックデリバリーシステム)」を生み出すにはこの考え方は切っても切り離せません。 今回ご紹介するHaselmeier社の「 PiccoJ