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映画『DUNE~砂の惑星~』と『アラビアのロレンス』

映画『オッペンハイマー』を観る1週間前に『DUNE~砂の惑星~Part2』を観てきました。ふと記憶に蘇ったのは、子供の頃にTVで観た『アラビアのロレンス』でした。砂漠の地平線から蜃気楼のように現れるラクダに乗った「ロレンス中尉」の姿と、惑星『DUNE:アラキス』に広がる荒涼とした砂の大地が被って見えたのです。『DUNE』のあらすじは、ネタバレになるので触れませんが、『アラビアのロレンス』は1962年に公開されたデビッド・リーン監督の3時間半を超える超大作映画です。時代背景は第二次世界大戦前のオスマントルコからアラブを独立させる為に、英国から送り込まれたロレンス中尉が、アラブ人の信頼を勝ち取り、オスマントルコからの独立を勝ち取る為の戦いを描いた、実話が元になっております。
この当時の英国は、3枚舌外交を展開しており、ユダヤ人とアラブ人に国家を建設することを約束し、出来たのはユダヤ人国家のイスラエルでした。そこに一緒に暮らしていたパレスチナ人の国家建設は反故にされたまま現在にいたっております。英国の真の狙いはアラブの石油でした。
映画では、任務を果たせず失意のまま英国に戻り、交通事故で命を落とすシーンから始まります。

「アラビアのロレンス」の映画ポスター

この「アラビアのロレンス」と「DUNE~砂の惑星~」の構造がとても似ており、設定がSFになって現れた感じがしています。何となく主人公役のピーター・オトールとティモシー・シャラメの容姿も似ています。
改めて、この2本の映画を見比べたいと思っています。


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