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第3回 「産土神社」へ行ってみよう‼

「産土神社」とは?

 この「産土(うぶすな)神社」とは、何処にあるのか?という素朴な疑問があると思います。この神社は、自分が住んでいる場所にある神社をさしています。自分が生まれた時に住んでいた場所にある神社をさす場合もありますが、ここでは現在住んでいる場所にある神社をさしています。そこに住んでいる人達を護っている神様とも言えます。
 神社へ行けば、そこに祀られている御祭神が分かります。どのような神様が祀られているのか?私の地元の神社では、御祭神として「大国主神、大那牟遅神、少彦名神」の三柱が祀られていました。果たして、この神社に三柱の神様が鎮座しているのか?答えは「いいえ!」になります。
 この神社に鎮座しているのは、「産土神」という地域を護る神様が鎮座しています。神社のお堂の上(上空)に居られると言われてます。

「神社参拝」の作法とは?

 よく神社参拝の作法として、

  • 鳥居をくぐる前に衣服を整え、軽く会釈をしてから境内に入る。鳥居の中央は避けて端(右側)を歩く。

  • 手水舎で手と口を清める。手水は左手→右手→左手の順で行う。

  • 賽銭箱に賽銭を入れ、鈴を鳴らす。二拝二拍手一拝の作法で拝礼する。拝礼は鳥居の方向に向かって行う。

  • 御朱印が欲しい場合は、参拝後に受付に申し出る。

  • 帰るときも、鳥居の中央を避けて歩き、中に向かって軽く会釈をする。

 これらが一般的な作法として伝わっていますが、戦後GHQが神社の力を弱める為に解体し、新たに神社庁を作って作法も簡素化してしまった歴史があります。

【本来の作法】
 
お堂の前に立ち、お賽銭を入れ、鈴を鳴らし、姿勢を正して、名前・住所・年齢を述べてから、「三拝三拍手一拝」となります。
 そして、奏上する言葉は「祓い給え、清め給え、惟神(かむながら)、くしみたま、さきわえ給え」の三唱となります。お祈りの内容は、現状報告と感謝を述べ、取り組んでいる事がらの成就をお願いするのが、本来の「在り方」になります。個人的な大願を願っても、「自己中心的」なモノほど、後押しが得られないと思って差し支えないでしょう。

【人気神社への参拝の仕方】
 
最近は、パワースポットとして、元気やパワーを頂く目的での神社参拝も増えてきました。それ自体は、悪いとは言えませんが、その「産土神社」以外へお参りする場合の作法として知っていただきたい事があります。
 その目的の神社へ参拝する前に、産土神社にお参りをして、その神社へお参りする「日時と目的」を伝える事が大切になります。それは、何故か?実は、神様の霊格で言えば、どんな神社よりも「産土神社」の神様の方が格上になってしまうので、「お取次ぎ」をしてもらう事によって、「願いが成就」しやすくなるという側面があります。
 後、知っていて欲しいのは「産土神社」よりも格上になる神社は「伊勢神宮」と「出雲大社」の二ヵ所になります。この二つの神社を参拝する時は、行く前に「21日間産土参り」をすると良いでしょう。年間に何万人もの人が、訪れる観光場所にもなっている神社なので、きちんと「産土神社」の神様からのお取次ぎがあって、初めて「大願成就」という事になります。
 例えるなら、人気アーティストのコンサート会場へ足を運ぶような感じを想像してみてください。行く方は、アーティストのファンなので知っていますが、アーティストの方は、ファンだとは認識しても、「誰?」と個人を知らないケースが殆んどです。しかし、紹介状を持って行けば、大概は会ってもらう事ができます。すなわち「21日間産土参り」とは、紹介状にあたりますので、神社参拝の効果を期待するなら、やってみる価値はあります。

 今回は「神社参拝」を取り上げましたが、私などは神社の鳥居をくぐった瞬間に、清浄な空気で清々しい気分に浸れるので、気分転換には持って来いの場所であると思っています。そして、地元の神社を大切にすることによって、神様との強い絆も生まれ、運気もパワーアップしますので、「神社参拝」を日常に取り入れて欲しいと思うこの頃です。


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