恋する女というもの

恋をする女とは、例外なく面倒臭いものだ。
何かにつけて好きな人と物事を結び付けては物思いに耽る。正気の沙汰とは思えない。

動画を見ていても、漫画を読んでいても、友人と会話を楽しんでいても、「そういえばこの前好きな人とこんなことがあったな」なんて考えている。口に出す事もしばしば有る。(怖い)
そんな事だから、一日の半分くらいの記憶が好きな人になってしまうのだ。恋の病とはよく言ったものだなと思う。

過去何度も書いている好人(はおんちゅ)の話で分かる通り、私だって立派な病に侵されたベイビーちゃんである。
嫌な事があった時、嬉しい事があった時、楽しい時、怒っている時、寂しい時、落ち込んでいる時、全ての時間に少しずつ好人が関係している。尚、起こっている事象と好人とは全く関係が無い。


私は自己嫌悪に陥る事がよくあるのだが、基本的には楽観的な性格なので寝てしまえば意外と切り替えが利くタイプだ。(根本的な解決とは違う)
しかしながら、実は自己嫌悪以外で落ち込む事が全くと言っていいほど無い。反省はするが後悔はしない人間性だ。世にいう開き直りなので誇れることでは無いのだが。

そんな私の負の気持ちを掻き立てるのはいつも好人。悪い意味では無く。いや、悪い意味かもしれないが。勝手に私が落ち込むだけなので、別に好人が加害者な訳では無いということ。

好人から2日間LINEの返信がない。それだけだ。ほんとにそれだけ。
別に付き合ってる訳でもないし、毎日LINEしようネ!と決まり事を作った訳でも無いので、2日くらい空くのは恐らく世間一般的に"普通のこと"。

だが、忘れてはいけない。
私は恋という難病指定を授かってしまったか弱きエンジェルなのだ。
毎日毎日、1件ずつ返信があったのに、突然2日も空いたらそりゃ、戸惑う。落ち込む。鬱になる。分かるだろうエンジェルたち。分かってくれ小悪魔諸君。(追われる恋愛中心に幸せに過ごしている人間、小悪魔)

別に普段の私なら、「フーン、忙しいのネ!仕方ない仕方ない、全然待ってあげちゃうんだからネっ!」とツンデレ自家発電で回避しているのだが、今回は少し心身共に弱っている(前回の日記参照)ために、よからぬ事をたくさん考えてしまっていた。


先日、ゴシップ好きな先輩が、「私ちゃんと好人さんって付き合ってるんだよね?」と聞いてきた。無論、付き合ってなどいない。付き合いたい気持ちでいっぱいではあるが。
『付き合ってないですよ!ご飯連れてってもらったりはします!』
「え?あ、そうなんだ。なんか好人さんが女の子と歩いてて、彼女?みたいな話を聞いたからてっきり私ちゃんかと思った。違うなら別の人かな?」
『へぁッ???』
「彼女いるみたいな話知らない?」
『いやあ…元カノさんの話とかは知ってますけど、彼女とかはいないと思いますよ。(私と会ってくれてるし)』

みたいな会話があった。
無茶苦茶変な声を出してしまった。困惑で。
この話が本当なら、私はかなり"うぁぁ><"なのだが、この話をしてきた先輩のゴシップが6割くらい嘘や盛られすぎている話だというのも気になる。
変に私を振り回さないで欲しい。私を振り回していいのは好人の思わせぶりな態度だけだっつーの!(^_-)-☆


と、言うことで。
弱った私にはかなり効いてしまう案件があった。
しかしながら、本当に、つい、今、返信があった!!!!!!!!!!!!!!!!!!
勢い余ってエクスクラメーションマークがカンストしてしまった訳なのだが、返信ひとつでこんなに私の心が潤っているのを知って欲しい。
本当に、取り留めのない返信なのに。こんなに一瞬で鬱が躁になることがあるのだ。躁鬱を患った事はないが、これはマジでそう。

彼女?噂?自己嫌悪?
ほーんとどうでもいい!だって好人から返信きたもん!あー、きょうはいっぱいきもちよくねられちゃーう!!


さあ、今日のまとめだ。

"恋は病"だし、"恋は万能薬"でもある。
我々恋する女は、医学を発達させるために日々努力する科学者と同じくらい忙しいのである。

何言ってんだろ、私。

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