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「#全てを捨てて上京した起業家」Heimat賞受賞の背景にある覚悟とは?


ー自己紹介をお願いします。

神笠真樹と申します。現在22歳で出身は広島県です。先月12月より起業するために広島から上京し、起業家シェアハウスに入居しています。

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ーご自身の事業について教えてください。

飲食店の暇な時間帯にスポットで集客ができる、ダイナミックディスカウントの事業をやっています。
大学時代、飲食店でアルバイトをしていました。その飲食店が3階建ての飲食店で、僕は2階フロアの集客などを全て任せていただいていました。その日の売り上げによって僕の給料が変動するシステムだったので集客施策についていつも考えていました。
ただ、予約・キャンセルとか、どうしても暇になってしまう日とか、定価で集客するのが難しかったため、実施できた施策はアルバイトの子にキャッチに行かせるということだけでした。
他の事業(例えばホテルなど)の集客について調べてみると、その時の需給に合わせて価格が変動しているのに、飲食店だけいつでも同じ価格だったことに気付きました。そこで、飲食店もその時々の状況に合わせた集客をネットで行えるようになるべきだと考えるようになりました。

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ー大学生時代から構想があったのですね。

はい。ですがその時はお金がなかったので、とりあえず社会人になって200万円貯めようと思い、一旦就職しました。そして新卒入社の半年後に200万円を貯めて会社を辞め、今に至るという感じです。

ー「会社を辞めて、車も彼女も捨てた」とお聞きしました。

(笑) これは事実ですね。
起業家シェアハウスの目の前で車を手放しました...。

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ー起業にあたり、上京することを選んだ理由を教えてください。

サービスを開始したい地が渋谷だったので上京したというのが1番の理由でした。
ですが上京して起業家シェアハウスに住んでみて思ったのは、「上京して最初に起業家シェアハウスに入って良かった」ということでした。入ってすぐにVCやエンジェル投資家さん、そして他の起業家の方などを紹介していただいて、面談などをさせていただけてますし、営業先などもご紹介いただくことがあります。
最初はサービスを展開したい地域のために上京をしましたが、起業家シェアハウスに入ったことによるメリットも大きかったと思います。

ー会社を辞めて全てを捨てて上京するという「覚悟」に至った経緯は何ですか。

1番は仲間に会社を辞めさせているということがあります。
前職から引き抜いたりもしています。
僕自身も人生の全てを賭けているというのもありますが、仲間の人生も賭かっていると思うと、頑張るしか無いですね。

ー仲間集めについて詳しくお聞きしたいです。

去年の11月末に退職してから、仲間集めを始めました。
12月に起業家シェアハウスに入居してから、プログラマーが欲しいなと思い、友達みんなにLINEで「プログラミングできる人いないか」と聞いたこともありました。
仲間になって欲しいと思った人には3時間くらい説得したりもしました。(笑) 
そして僕は人を簡単には信じないタイプなので、その面談中に上司に電話をかけさせて仕事を辞めさすこともありました。(笑) 
最終的に、4人のエンジニア、1人の営業、そして僕という6人のメンバーで稼働しています。

ーズバリ、神笠さん的仲間集めの際のポイントとは?

自分が仲間になって欲しいと思った人には、熱量高めに想いを伝えていました。
会社を辞めてフルコミットしてくれることは大前提で、資金調達できるまで無給で働いて欲しいということもしっかり伝えるようにしていました。
仲間になってくれた人は熱量の部分で折れてくれた部分が大きいと思います。
あと、事業の実現可能性という部分で信頼を得られたなと感じるのは、ビジネスコンテストへの出場、受賞経験です。
そのビジネスコンテスト出場の時点で自分1人でできることは全てやってある程度基盤を作り、仲間になって欲しい人には「あとはこれとこれをしてくれればいい」と言える状態でした。
仲間になる人へのタスクを明確にして、そのタスクを達成するとこうなるみたいな部分まで伝えられるようにしていました。

まあ、なかなか僕のように「100億稼ぐからついてきて」という人もいないと思うので面白いなと思われたんですかね...(笑)

今となっては「仲間になりたい」と言ってくれる方も結構いて、断っている状況です。

ー仲間も集まって、起業家シェアハウスにも入って、何が大きく変わりましたか?

もう速度感が全然違います。会社を辞めたということもあるのですが、今は24時間をその事業のことだけに使っている状態なので事業の進み具合がまるで変わりました。
あとは周りがみんな起業家なので、困った時にすぐに相談できるというのが非常良い環境だなと感じます。
加えて、ヒアリングや検証もすぐできる環境なので、すごく充実感があります。

起業家シェアハウスの人たちはみんな頑張っている方々なので、自分も頑張らないとと背中を押されます。

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ー神笠さんの1日のスケジュールをお聞きできますか。

大体、10時〜12時くらいに起床します。
仕事内容は日によって異なりますが、朝の4時〜5時ごろまで作業して就寝します。

ー先月(2021年12月)のカンファレンスでHeimat賞を受賞されましたね。
その際一番注力したのはどのような点ですか?

一番注力した点は、
「カンファレンスのため」ではなく、「投資家が投資したいと思える条件を揃える」ということでした。

具体的には、MVP回すっていうのと数字の部分を出していくという部分です。アイディアではなく、どれだけ数値が提示できるかという部分を気にするようにしていました。

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ー今後の事業の動向やビジョンを教えてください。

現在は、2月の中旬リリースを目標に動いています。1月末にリリースもできるんですがTikTokで「50日後にアプリをリリースする」っていう企画をやっていて、それに合わせて2月の中旬にしました。
50日間である程度ファンをつけられればなと考えています。

あとは、もう少し加盟店舗を増やしていきたいと思っています。
1月で50店舗加盟を目指しています。
今年(2022年)中にはアプリの100万ダウンロードを目標に掲げています。

今後のビジョンとしては、5年後の2027年までに上場したいと思っています。

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ーあなたにとってスタートアップとは?

「ワクワクするもの」です。
だからこそ自分の人生全てを賭けてもいいかなと思えます。
自分の作ったサービスが多くの人に利用されることを考えるととてもワクワクします。
また、今までの飲食店の「予約」という概念が僕の作ったサービスで変えられると思うとワクワクします。

ーあなたにとって起業家シェアハウスとは?

「本気の起業家の仲間ができる場所」です。
どこよりも上場目指したり、上を目指している方が多いコミュニティだと感じます。そこで毎日刺激を受けつつ、自分の事業に向き合えています。




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