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#正解って?

今日の中学3年生を送る行事で、RADWIMPSの「正解」を歌う予定だ。 ちなみに、3年生を送る会で3年生も結構出演する。笑 
3年生が3年生を送っても大丈夫なのだろうか。そんな疑問も頭に浮かんだが、形式ばるのは苦手で、まずはやってみて振り返るのもいいだろうと思う。

そんなことにきっかけに「正解」を練習しながら、歌ってみると、歌詞の秀逸さに心が動かされる。 「ああ、答えがある問いばかりを教わってきたよ」とか「僕たちが知りたかったのはいつも正解などまだ銀河にもない」とか・・・

私が教師を14年間やってきて、前者の答えばかりを教えてきたのではないかと思う。※もちろん大切なことだ。

特に人間関係においては、他者が正解と感じやすいようなことばかりを生徒に伝えていなかったかと感じさせられる。

そんな時に、くればやしひろあきさんの『自走する組織の作り方』の内容を思い出した。
大人や教師が正解を作るのではなく、子どもたちは自分たちでその状況を打開する力を持っているという内容も書かれている。
その本を読んだことをきっかけに学級経営を全て変えてみた。
子どもたちに投げ返す学級経営方法だ。
去年の学級は落ち着かないと言われそうな生徒が多く、実際に学級役員も始めのうちは非常に苦労していた。
実際に定期テストでも非常に厳しい状況だった。
私もそんな学級を人から言われても「大丈夫」と言われるように様々な手でアクションを起こしてみたが、うまくいかない・・・
そんな時に『自走する組織の作り方』を読んで、学級経営を変えてみた。
抽象的なイメージの共有だけど、経営のほとんどを生徒がどうしたいかを中心に学級経営を進めてみた。

1つ例を挙げると、給食だ。
給食は、準備時間や完食を目指すことが常だと思っていたが、この本をきっかけに、給食の存在意義について考え、自分たちがこれから給食時間どう過ごしていくかを話し合ってみた。
すると、給食は、「マナーと栄養をしっかりと摂る時間」となり、準備時間が遅れても、1人1人が各自の栄養を意識して食べることが大切だという話になり、また、給食センターの方が作ってくれているから、出来る限り、可能な人に割合を増やすという話し合いになったのだ。

ちなみに、私は隣でうなづいて相槌をうつだけだ。 そんな様子を見て非常に感動した。
生徒は自分たちで自走することができるのだと!!
この本には自走するキーワード等も載っており、とても手助けになる一冊だ。
良ければ、手に取って読んでみて感想を教えて欲しいです。

皆さんにとっても正解ってなんですか?それは他者の正解になっていませんか?
今日も素敵な一日をお過ごしください。

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