写真と振り返る2023年、そして覚悟の2024年
2024年になってもうすぐ2週間程経ってしまうが、年末もカウントダウン直前までコードを書いたり年始もひたすら仕事をしていたのでゆっくり自己内省する時間も取れていなかった。
自身にとって2023年は変化の年でもあったが、2024年は更に激動な1年になりそうなこともありここに1つ思いを書き記しておこうと思う。
2023年の振り返り
1. 副業カメラマンの卒業
去年1年をひと文字に表すとするならば「脱」。それを象徴する1つの出来事はこれである。
社会人になる少し前から副業で6年程勤めさせてもらったこの環境を自ら離れることの決断は大きかったことのように思う。当時の心境などはこちらに煩いほど書かせてもらった。
本業以外の自分のリソースの大半はここに割いていたのもあり卒業後の時間の使い方や私生活はガラッと変化した。
いくつか自身の中で感じる変化は以下の通りである。
変化1:SNS離れと写真への向き合い方
卒業と同時にInstagramを辞める決心をしたことは大きかった(これも「脱」の1つである)。正確にはブラウザ版で時々覗いているので完全に離れられてはいないのだが、SNSに固執する感覚はだいぶ減ったように思う。SNSに心も時間も蝕まれているかもしれないという自身の仮説は合っていたのかもしれない。
写真のインプット機会損失は写真をやっている立場としては傷だが、受動的ではなくより能動的なインプットをしたり自分の中の写真と向き合う時間はこれまでより明らかに増えた。写真を愛する気持ちだけは何ら変わりない。
変化2:新しい趣味
7月頃から友人の誘いでボルダリングを始めた。最初は仲間内の中でも1番下手なくらいセンスはなかったが、ちょっとずつ登れる課題が増えてきた頃から「ボルダリングって人生と同じだな」と少し狂気じみたことを思うまでにハマってしまった(多い時だと週3,4回通ってる)。
あまりなかった運動習慣も楽しみながら身につけられたし、常連さんたちとは非常に仲良くさせていただいてる。老若男女楽しめるスポーツでもあるのでこれからの長い趣味にしていけたらと思う。
変化3:料理
自炊がより手についた1年でもあった。ランチなどは元々UberEatsやベースパスタなどで手軽に済ませてしまうことも多かったのだが、昼休憩の時間を使って好んで調理することにシフトしていった。夜や週末もネットスーパーで買い込んだ食材たちで1週間分の作り置きをするなどしていた。
別に節制したいわけでもないのに何故習慣になったかと言語化するならば調理中は瞑想に近い状態になっているからかもしれない。
エプロンを締め、目の前の食材に向き合い、匙加減や火加減を微調整している時間は他のことを考えずにいられるし、出来上がったものを美味しいと喜んでくれる人がいると更に作って良かったと思える。
2. プライベート
前項と重なる部分もあるが、プライベートもより充実した1年であった。
同窓会
旧友に会う機会が何かと多い1年でもあった。中学、高校、大学、大学時代のアルバイト先など、人生の様々なフェーズで出会った人たちとひょんなことからN年ぶりに再会した。各々自分の人生を歩んで逞しくなっている姿を見て、刺激を受けることも大変多かったように思える。
特に地元前橋の中学の同窓会では同級生と成人式ぶりの再会となった。成人式に引き続き、性懲りもなく大きめのイベントの幹事業をやってしまうあたりはそういうのやっぱり好きなんだろうなと自覚した。
ちなみにPJT進行にはNotionを用いた管理を行ったが、自分以外の幹事は全員JTC勤めのメンバーだったためか「何それ…?」というところから始まったのはカルチャーショックを受けた(みんな優秀だからすぐ使えてた)。
旅
元々旅行無精な性格で誘われない限り行くことはほぼないのだが、今年は幸いなことに例年より多く旅行できた。
いつもの仲いいメンバーとは千葉や福岡に出かけて寝るのを惜しむ程に笑い転げたり、また金沢や青森などにも足を運び地方の素晴らしい郷土に多く触れられた1年であった。
クリスマス前には佐賀・福岡へ人生初の1人旅に出かけた。年の瀬に1年を振り返る時間をゆっくり取ろうと出発3日前に思い立って企画した。
サウナーであれば1度は訪れてみたい御船山らかんの湯がある佐賀の武雄温泉は人生のサウナ史に間違いなく刻まれる場所であった。また、同所で2泊させていただいたOND HOTELは施設も新しくスタッフさんや食事が最高だったのでぜひおすすめしたい。
余談だがここだけの話、佐賀初日は真冬の川の用水路(高さ2m弱)に落下するという珍事を起こしたのだが詳しい話はまたどこかで。旅路にて九死に一生を得る経験をしてしまった。
3. 仕事
これまで以上に本業であるエンジニア業に精を出した1年であったが、同時に他と比べて1番変化を起こせていないのもこの本業であった。
自分に与えられている役割は全う出来ているものの、その次のステップが長らく見えない状況が続いていてキャリアに悩む時間も増えていった。会社やプロダクトは好きなのに、自身が前進していない状況にもどかしさを感じていた。
結論、8月のふとした出会いをきっかけに年末に退職する運びとなった。年を明けた今、新天地での生活がスタートしている。
覚悟の2024年
1. 新天地へ
歴で言うと早くも4社目となった。2年→2年→2年9ヶ月→現在、と社会人生活を振り返れば「石の上にも三年」を見事に体現していないことになるが自分としては都度その瞬間の自分を高めるためのキャリアをし続けてきたと思っている。
ただこれまでは日経の大企業に勤めたりIPOを狙える盤石なスタートアップにいたりと、それなりの安定性はある企業選びをしてきた。しかし、今回はまだ昨年11月に法人登記したての超シードの会社に2人目のメンバーとして行くことを決意した。
何故転職を決意したか、ざっと言語化すると以下である。
人生で1度は会社の立ち上げに関わったという経験を持ちたいため
人生のフェーズを考え、リスク取った大きなチャレンジはこれが最後かもしれないと思ったため
個人の成長を見ても、1番レバレッジが掛かると思ったため
代表の人間性や理念に共感し、ついていきたいと思ったため
2. どうなる、2024年
業種としては開発まで請け負うITコンサルなので、エンジニアとしてより腰を据えて今まで身につけられていなかったような技術スタック含めレベルを上げていくことが個人の第一優先である。
加えて自分は会社に守られる立場ではなく、会社を守る経営メンバーであることも自覚していかなければならない。しかし、先日早速行われた顧問の方との経営会議では自分は多少ビジネスのことはわかっていてもその基盤である経営のことは何も分かっていないのだと痛感したばかりである。
学ばないといけないことだらけ、やってみないと分からないことだらけでさぁどうなる2024年という心境であるが、自身がレベルアップしていかないと会社の成長も見込めないことは明らか。これまで以上に仕事に精を出す1年にしていく覚悟である。
今は、心が静かに燃えている。
2024年はこの感情を忘れないでいたい。
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