『髪結いの亭主』 原題も意味は同じ。ひとはお金だけでは幸せになれないのだ。
割引あり
評価 ☆☆
あらすじ
アントワーヌの思い出はノルマンディーでのバカンスのことだった。彼は母親が作ってくれるサクランボの飾りのついた毛糸の水着が苦手。アントワーヌは美人のシェーファー夫人の床屋へ行くのを楽しみにしていた。彼女は独り身で、彼女の香りが好きだった。
原題は『le mari de la coiffeuse』つまり理髪店の亭主。日本でも“髪結いの亭主”に「奥さんに働かせて左団扇で遊んで暮らすひと」という意味がある。ふたつの意味の語源が一緒なのかもしれないし、同じような共通意識があるのかもしれない。
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