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『カンゾー先生』 麻生久美子の存在感がいい。悲しみの向うにある突き抜けた可笑しさ

割引あり

評価 ☆☆



あらすじ
昭和20年、太平洋戦時下にあった岡山の海岸が舞台。中年医者である赤城はが奔走していた。彼はどんな患者にも「肝臓が悪い」という原因にするためにカンゾー先生と呼ばれていた。彼は父から「開業医は足。疲れても走れ。寝ても走れ」と教えられていた。今日も無償に近い給料で働いていた。



今村昌平監督の『カンゾー先生』を観る。1998年の公開。監督は今村昌平。彼の遺作である。出演は柄本明、麻生久美子など。麻生のヌードシーンなどでも有名な映画である。原作は坂口安吾。この映画はコメディなのか、それともシリアスなのか、それともエロなのか? ちょっと不安だった。


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