『丹下左膳餘話 百萬兩の壺』 天才山中貞雄監督の傑作コメディ。もし生きていたら小津を越えていたかも。
割引あり
評価 ☆☆☆
あらすじ
江戸時代に主君の密命を受け、名刀を盗もうとした丹下左膳は失敗。主君からも裏切られて右目と右腕を失う。その時助けてくれたお藤と結婚。お藤が経営する射的場の用心棒をしていた。
山中貞雄が26歳の時に監督した作品である。1935年公開。古典なんてものじゃないくらい古い。白黒でトーキーの映画だが、あなどってはいけない。どんな話かは観てのお楽しみだけど、とにかくエンターティメントに徹している。古めかしさなんて全然感じさせない。こういう映画を新春第1弾として観るべきだろう。
ここから先は
1,054字
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?