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『さらば愛しき大地』 映画監督柳町光男の代表作。薬物に蝕まれ、堕落する男の末路を詩的に描く。

割引あり

評価 ☆☆☆☆




あらすじ
茨城県鹿島、ダンプカーの運転手である若者幸雄は、家を離れて東京に行った弟の明彦を恨んでいた。ある夕食時に些細なことで暴れ出して、両親や妻の文江は手の付けられない幸雄を柱へ縛り付けた。そんな短気な男が生き甲斐としていたのは幼い息子たちだった。



リアルとリアリティという問題を、今更、解説しても仕方がないのかもしれない。映画を単なるエンターティメントあるいはモンキービジネスと考えるか、20世紀の生んだアートと捉えるかという二元論も同様に答えを失っている。要するにどっちに転んでも面白ければいいのだが。


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