「浪人＝未来の自分」に期待しすぎる哀れな受験生たちへ

お世話になります。ドリームラーナーズの石原です。鳥取県倉吉市で進路指導と学習法指導の塾を運営しています。学習指導は中学生・高校生・大人、英語の指導は小学生から対応しています。LINE,ZOOMなどを活用して、遠隔地でも進路指導・学習指導・添削指導に対応しています。

----------

2月10日前後のこの時期、中堅難関私立大学の入試も大体終わってきて、これから合格発表という頃合いです。そろそろイキった受験生がtwitterあたりで、

第一志望に受からなかったら、第二志望以下の大学に行って仮面浪人する！俺はこんな大学で終わるほどの人間じゃない！

とか

これまでの勉強できてない自分とサヨナラして、心を入れ替えて浪人して勉強するんだ！そうしたら第一志望校にリベンジできる！

とか、都合の良いことを思っている人が多いのではないかと思います。

いや、本当に都合がいいと思いますよ。心を入れ替えたらこれまでの自分が消えて無くなるみたいに思ってるわけです。君は君です。君は一生君から逃れられないのですよ。

将来像がわからない、とか、自分の行きたい大学かどうかわからない、とか、やらない理由を探し続けてきた結果、1日1日自分を裏切り続けてここまできてしまいました。

自分を裏切り続けた人に、欲しい未来はこない

君がとった成績は、どうやっても覆りません。

どれだけ成績表をひっくり返しても、自己採点結果の用紙をどんな角度から見ても、君が取った点数は1ミリも変わりません。勉強をせずに、あるいはしていたとしてもカッコだけつけて勉強＝試験で点数をとるために頭に知識を整理して入れて覚えているかどうかチェックを徹底したり時間制限のある試験中に問題文だけから何をして欲しいかを正確に読み取る練習＝をしてなかった時間も、帰ってきません。

君は、1年、あるいはそれ以上をかけて、「この状況になる原因作り」をひたすらやっていたわけです。

もちろん「本番で大失敗した」と言いたくなるような失態ということもあるでしょう、でも、本番というもののリアルさを想定できなかったというのは君の失態です。どれだけ模試や普段の参考書で点数が取れていても関係ありません。人生かかっている状況で出せるように仕上がってなければ、それは偽物です。

今の君が受かりそうな大学が、今の君に相応の大学です。大切なことなので、もう一度言葉を変えて言いますよ、受かったところが、今の君に相応の大学です。情報収集も含めて、どれだけ自分の進路と向き合いましたか？

将来の自分に、今の負債を投げるという意味では、相変わらずの甘ったれなのだなあと思います。これまで、過去の自分の期待や約束をどれだけ裏切ってきましたか？身に覚えがないとは言わせませんよ。一生付き合っていく自分をもっと大切にしてやれよ。

今のハイテンションは長続きしない

今は、いよいよ自分の将来が自分の思うようにいかないのではないかと薄々感づいている状況で、こんなことだとは思っていませんでした、反省して勉強します、とか思ってるんでしょうけど、99％の人にとっては、その気持ち、今だけですよ。受験本番の周りの熱量に押されているだけです。テンションが無駄に高まっているだけです。来年の5月ぐらいには綺麗さっぱり忘れていますよ。

1日1日の負債を貯めずに、自分に課した小さな約束を毎日守り続けることができますか？　予備校とか学校とか塾というのはそうした「小さな約束」の最たるものだったのでしょう？　ただ、そこに「行きさえすれば」受かると思っていたのならあまりにもナイーブだったと言わざるをえません。

自分との小さな約束を守り、毎日達成しつつ、自分に待ち受ける人生の岐路を自分が進みたい方向に進めるように、もう一年（浪人が確定した時点でもう1年は切っていますが）頑張れる、というのなら浪人したらいいのではないですか。

夢を諦めない、なんてカッコいいですけど、1年頑張れるかどうか自信のない人がそんなに格好つけてていいんですか？　気合や根性だけで大学に受かるのですか？　今年でも受かったような私立大学に結局いくことになるようだったら浪人する意味はありませんよ？　受かるかどうかわからないけど、それでもやるんだ！と啖呵を切れるのなら、どうぞやったらいいと思います。

もっと真面目に進路を考えておけばよかった、と思うのなら、まずはそういうことを相談したらどうでしょうか。ドリームラーナーズは、どのように浪人すべきかも含めて、進路相談をオンラインで受け付けています。お気軽に申し込みください。

【初回相談無料】ドリームラーナーズ