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受験勉強のルートについて軽くメモ②

お世話になります。ドリームラーナーズの石原です。鳥取県倉吉市で進路指導と学習法指導の塾を運営しています。学習指導は中学生・高校生・大人、英語の指導は小学生から対応しています。LINEなどを活用して、遠隔地でも進路指導・学習指導に対応しています。

今日は、下書きレベルの話をタラタラと書き殴っていきます。あとでまとめて1科目ずつ記事にするつもりなのですが、文字にしていないとまとまらないので、垂れ流していきます。前回のリンクも貼っておきます。

英語ルート(続き)

③難関大学入門レベル(マーチ標準まで、国公立ブロック大学〜地方旧帝大想定)

このレベルだと、読解中心になってくる。単純に読まなくてはいけない英文のレベルが上がってくるからだ。

また、文法語法的知識は基本的には前段階と変わりないが、実際の入試問題では、差がつくような細かい知識が増えてくる。ただし、それらを全部正解しなくても(他の科目で大きく苦手がなければ)合格はできるため、基礎レベルの参考書を固め直すことをしながら、上へ進んでいって欲しい。

英単語

高校レベルを一通り網羅することが必要です。定番の、ターゲット1900、システム英単語などを最後までで良いだろう。時間的に余裕があるなら鉄壁やとみ単などにも手を出して、単語のイメージを広げていって欲しい。関先生のStock4500などもおすすめです。

ちょっとできると思っている人が、3年になってからわざわざ手を出し始めるのが多いのが、Duo3.0。これは、CDを活用するのをゴールにして徹底に例文暗記をするならば良いだろう。そうやって覚えもしないのにDuoを使っても意味がないです。

また、以下の多読のコーナーで速読英単語をおすすめしているが、単語帳としては別に持っていた方が良い。理由としては速読英単語は、必修編はともかく、上級編になると単語帳としては使いにくくなってしまう。多読用と割り切って未知の単語の推定などの練習に使う方が経験値が積みやすい。

英文法

演習中心の教材、もう一度総合計問題集をやり直してもいいが、志望大学の形式に合わせた個別の対策で十分だろう。

ただ、これ以降、東大や早慶を目指すのであれば、綿密に英文法対策をした方が良いと思うだろう。しかし、東大早慶では、文法問題と言いながら構文をとる必要がある問題がほとんどである。半端に、説明不可能な丸暗記知識を付けようとするだけの文法演習は毒であり、あまり積極的におすすめはしない。これまでやってきた英語知識総合問題集のレベルで良いから、全てを説明可能にするだけ習熟していく方が良い。

ただし、英作文が必要な人は英作文のハイパートレーニング和文英訳編で、アウトプットするための英文法という形で復習しておくのはありだろう。一通り自力で書きながら、例文を暗記して、日本語を読んだら瞬時に英語が出てくるようにしよう。自由英作文まで必要な人も、これを挟んでから同シリーズの自由英作文編へ行こう。

読解

入門問題精講が完璧(どの例文も構造把握も意訳も淀まずすぐに説明し答えられる)だという前提で、以下の3通りのどれかで進めてもらいたい。

というのが、ここから英語についての捉え方には個人差が出てくる、それはやはり言語だからという逃れられない性質だからであり、習得の感度自体が人それぞれ違うのだ。私は富田先生の教材をお勧めするが、別にそうでなくてもいいのだ。だから贔屓のコース以外にも紹介するのだ。ぶっちゃけどの参考書でもやりこめば成績は上がるし点数は伸びる。じゃあこのページの意義、なんだろね? どうも、進める参考書を決めて欲しい人がいるようなので私のような人間がご飯を食べれるということなのらしい。話がそれた。続けよう。

コース①:富田一彦先生+伊藤和夫先生コース

富田の英文読解の原則100、これで英文法をどのように英文読解に活かすのかを学んでもらいたいし、「言語」を学習するとはどういうことなのかを徹底して理解して実践してもらいたい。頭に浮かんできた日本語を処理するのは「(大学受験で求められている)読む行為」とは言えない。

ただしこのコース、どちらかというと国公立志望者向けである。このあと、さらに和訳練習が必要なら、富田のビジュアル英文読解構文把握編からの英文和訳演習中級編、志望大に応じて上級編までやって欲しい。その後は、長文総合問題の練習をしながら、過去問演習で問題ないだろう。

一方で、私大向けで内容把握優先であるなら、パラグラフリーディングの復習をしつつ、長文総合問題の練習に入っていくのが良いだろう。

コース②:関先生+肘井先生(スタディサプリ)コース

こちらは比較的私大志望者向けだと思っているが、国公立もブロック大までしか目指さないという人であればこちらを極めていくのもいいだろう。

世界一わかりやすい英文読解の授業を皮切りに、そこから英語長文ポラリスレベル2へ進んでいく、ただし英文読解の本については何周かした方が良いし、できれば関先生の説明と相性が良い、スタディサプリの肘井先生の授業で、高1・2トップレベル英語<読解編>や高3ハイレベル英語<読解編>などでさらに構造を取る練習をして欲しい。後者の講座は、高3の講座にある関先生のリーディング対策の講座と代替してもOKだが、ハイレベル英語<読解編>の長文読解の講は、長文の取り組み方も詳しく取り上げているため受けておいて欲しい。

コース③:一文読解+要約で趣旨を掴むコース

使う教材は、基礎英文解釈の技術100と英文解釈要約精講(part3まで)。

長々とした説明を読むのが嫌な人向けの、一文読解を最初に挟むパターンである。ただしそれだけでは英語長文に当たった時の思考力が不足するため、英文解釈要約精講までやってもらう。

ここでも挟んでおくが、これいる?と聞かれることが多い教材をあえて選んでいるのは、高校3年間で授業と並行しながら学生生活も謳歌しながら志望大学を狙っていきたい人のために組んでいるので、学校で不足しがちな要素を中心に選んでいる。一文読解を丁寧にやることも、どうしてそのように要約できるのかといったことも、学校ではやらないことが多いのだ。

長文総合演習

ここから先は、精読用の問題集、演習を積むための問題集、多読用の英語長文集と使い分けていって欲しい。解かない日があってもいいが、必ず多読用の教材で1日1つ短めの文章は読むようにして欲しい。

精読用
・英語長文ハイパートレーニング 難関編
・リーディングハイパートレーニング レベル4、5
→SVOC丁寧に把握して何度も音読

演習量用
・毎年でる頻出英語長文
・CANPASS(国公立志望ならこっち優先)
・やっておきたい英語長文500→700(毎年出るをやり尽くしたら)

多読用(軽めの演習教材も含む)
・日栄社のパラグラフリーディング問題集(中級編〜上級編)
→パラグラフリーディングを用いた内容把握訓練
→上級編になると英文は難しいものもあるが、問題自体は形式は簡単(内容把握が中心

・速読英単語(必修編→上級編)
→難関私大なら上級編まで読んで欲しい。単語帳として使う必要はない。

・リンガメタリカ(話題別)
→内容がそれなりに難しいが概論ばかりなのでできれば全部読んで欲しい。

④難関編(早慶or東大)…

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