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ZeLoの弁護士が最新の法律について分かりやすく解説します。
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記事一覧

企業主導のルールメイキング~グレーゾーン解消制度・規制のサンドボックス制度・新事業特例制度~

こんにちは。弁護士の松田大輝です。 法律事務所ZeLoでは、2020年12月、規制領域や法規制の未整備な分野に挑戦する企業への支援をさらに強化したいとの思いから「パブリック・アフェアーズ部門」を設立しました。 2017年3月の事務所創設以来、最先端の領域における起業や新規事業立ち上げを目指すクライアントとともに、パブリック・アフェアーズに取り組んでまいりました。 そこで得た知見を活かし、今後は新設した部門を中心にパブリック・アフェアーズの領域へ注力し、企業によるルールメイ

スタートアップのための顧問弁護士との付き合い方

こんにちは。法律事務所ZeLo代表弁護士の小笠原匡隆です。 これから起業される方やスタートアップ経営者の皆様から、スタートアップ・ベンチャー企業と顧問弁護士との付き合い方についてお尋ねされることが多いため、今回は、これについて弊所の岡本杏莉弁護士とともに執筆させていただきました。 スタートアップ・ベンチャー経営者の皆様やその法務担当者様に意識していただきたい点として、①スタートアップ・ベンチャーの成長フェーズに合わせた顧問弁護士の役割、②顧問弁護士を選ぶ時のポイントについ

インドネシアへの投資を活性化させるOSS(オンライン・シングル・サブミッション)システムとは

こんにちは。外国弁護士(Not admitted in Japan)のFiesta Victoria(@victoria_fiesta)です。 前回のインドネシアへのビジネス進出の際に知っておくべきことについてはご覧いただきましたでしょうか? 今回は、2017年9月 にインドネシア政府が画期的なシステムとして導入してから約3年が経過したOSS(オンライン・シングル・サブミッション)システムについて、現在の進捗状況についてお話しします。 続きは下記よりご覧ください。(法律事

英文契約の基本【ZeLoジャーナル厳選5選】

今回は、Joel Greer外国法事務弁護士による英文契約の基本についてのジャーナルを厳選したものをご紹介します。 日本語の契約書とは形式が異なる英文契約において、基本的な規定をおさえていないことが理由で、予期せぬ紛争が起きてしまうことがあります。 各ジャーナルでは、英文契約の基本的ながらも重要な留意点や、実際に紛争が起きた場合に検討すべき調停・仲裁等について紹介しています。 続きは下記よりご覧ください。(法律事務所ZeLoのオウンドメディア『ZeLo LAW SQUA

インドネシアへのビジネス進出の際に知っておくべきこと

こんにちは。外国弁護士(Not admitted in Japan)のFiesta Victoria(@victoria_fiesta)です。 私の母国であるインドネシアは、天然資源が豊富で、近年では安定した経済成長率を記録しており、東南アジア最大の経済大国となっています。 しかし、インドネシアでビジネスを始めるのは、特に経験がなく、頼れる人脈もない外国人投資家にとっては非常に困難です。そこで今回のnoteでは、インドネシアへの投資やビジネス進出をする前に知っておくべき基本

オンライン診療の法的問題と近時の特例措置

こんにちは。弁護士の北田晃一(@kitada_ZeLo)です。 今回は、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大を受け、注目を集めているオンライン診療についてパラリーガルの高井正巳さんと一緒に執筆させていただきました。 20年以上前から実施できるようになったものの、その有効性が十分に発揮されず普及してこなかったオンライン診療が、昨今の情勢を受け、実用化・拡大化が進むことが予想されます。本稿では、オンライン診療に関して、法的観点から医師・患者が留意すべき点を分かりやすく説明してお

スタートアップが知っておくべき法律の基本【ZeLoジャーナル厳選6選】

こんにちは!ZeLo Lawyer's note編集長の南知果です。 スタートアップの皆さん。資金調達やストックオプションの設計、特許や商標などの知財戦略などで慣れない専門用語がたくさん飛び交って困り果ててしまってはいないでしょうか? ZeLoでは、スタートアップ向けに法律問題について分かりやすく解説した記事をHP上に公開しています。スタートアップを多くクライアントに持つ弊所だからこそ解説できる、知っておくべき情報が満載です・・! 今回のnoteでは、スタートアップが直

SaaSスタートアップが知っておくべきSLAと利用規約の勘所―2020年の改正民法も踏まえてー

こんにちは。弁護士の島内洋人です。 今回は、昨今スタートアップ業界を牽引している「SaaS」について小笠原弁護士と一緒に執筆させていただきました。 SaaSを扱うスタートアップ経営者や法務担当者に意識しておいてほしい3点として、①SLAの勘所、②他SaaSとの連携を踏まえた利用規約作成、③2020年改正民法による利用規約への影響について、各SaaS企業の実例を豊富に取り上げつつまとめております。 そもそも「SaaS」「SLA」って何?という方にも分かりやすく解説しています

令和2年5月1日施行の改正資金決済法・金商法等によりブロックチェーン業界はどう変わっていくか

続きは下記よりご覧ください。(法律事務所ZeLoのオウンドメディア『ZeLo LAW SQUARE』に遷移します) 【目次】 1.はじめにーブロックチェーン業界のルールに一定の解ー 2.令和2年5月1日法令等改正までの経緯 3.ブロックチェーン業界に与える影響 (1)暗号資産交換業者 (2)暗号資産デリバティブ業者  (3)暗号資産カストディ業者  (4)セキュリティトークン発行事業者 (5)ステーブルコイン (6)ICO・IEO (7)マイニングプール (8)ブロック

割り勘アプリが規制の対象へ【改正資金決済法①】

こんにちは、弁護士の南知果です。梅雨の季節ですね。ということは(?)もうすぐ国会の会期が終了します。 今国会で、Fintech事業者にはおなじみの資金決済法が改正されました。今回のnoteでは、その中でも割り勘アプリに対する規制について解説してみたいと思います。 続きは下記よりご覧ください。(法律事務所ZeLoのオウンドメディア『ZeLo LAW SQUARE』に遷移します) 【目次】 1 割り勘アプリとは 2 資金決済法改正の経緯・趣旨とその内容 (1)資金決済法改