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初めての混浴

山梨県富士川町 赤石温泉

富士川町から平林地区を目指して棚田の稲の青葉が美しい界隈を抜けると
ちいさな集落が現れるここが平林地区。
県道413はさらに植林を抜けると、櫛形山の中腹にある山中の一軒宿、赤石温泉にたどり着く。山中といっても存外街中からは近いです。
日本秘湯を守る会の会員宿だそうです。

いろいろと手作り感を感じる全容ではあるけれど、所々にミスマッチ感が漂っていて、そんなDIYな諸々もさらっと見流してまずは旅館にて受付をします。

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日帰り入浴は土日のみの営業、預り金ありのシステムですが、
最終的には70分で¥600になります。
大部分の人は露天風呂を目指すようで、内湯はスルーします。

露天風呂は道路を挟んだ向かい側を下っていきます。
こちらは混浴と女性専用の半露天風呂がありますが、
圧倒的に混浴の方が広々としていて気持ちがいいです。

長いこと温泉地に通っていますが、混浴は今回が初めて。
バスタオルを受付で借りる(¥300)ことができるのが大きな理由でした。

洗い場も共有みたいかなと思ったら、女性用半露天風呂に一つだけ洗い場スペースがありました。よかった。

こちらの露天風呂もオーナーさんの手づくりのようです。

酸性・鉄ー単純冷鉱泉は微かに金気臭がして、薄い赤褐色に濁っています。PH2.7の酸性なのでピリピリかなと思ったら、予想に反して柔らかいお湯です。
4つの湯舟に分かれていて、泉温14℃と自然湧出量が27ℓ/分いうことで
加温、加水、循環ありだそうで特に塩素臭はなかったので
かけ流しと勘違いしていました。

やはり冷泉が一番気持ちよく30℃くらいでしょうか。
10人ほどのお客さんでしたが、常時冷泉に半分くらいいた感じ。

バスタオル入浴可ですが、みなさんまっ裸で、若い女姓もちらほら。
混浴っておばあちゃんおじいちゃんのイメージが強かったのでちょっと意外
皆さん、自然体で浸かっていて慣れている感じ。

相方が「湯舟はバスタオル外したほうがいいんじゃない」と言うので
まあ確かにと、バスタオルは外しておいておきます。

最近湯あみ着もかなり普及してきているので、女性にとって混浴も敷居が低くなりました。

昔は温泉は湯治色が強かったですから、介護のための混浴も普通だったようで、他にも貴重な温泉を男女で分けるほどには湧出量的に厳しかったという側面もあるようです。

混浴の露天風呂は確かによかったです。
でも女性用の半露天風呂と洗い場、脱衣所などがちょっと清潔さに欠けるのがなんともしがたいです。
この辺りは人によるのかもです。

汗でベトベトだった体もさっぱりして、まあ、やっぱりお湯はよかったです。

トップ画像はじゃらんのサイトよりお借りしました。

温泉:★★★

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