群馬の旅、かど半旅館②
いよいよかど半旅館に到着です。
1日目はこちら
訂正なんですが①の中之条 花楽の里は中之条ガーデンズの間違いでした(*_ _)うっかりものです…もちろん中之条 花楽の里もすんごい素敵なので、次回はぜひ訪れたいです。
中之条ガーデンズからR145に戻り吾妻峡のインターチェンジ仕様な場所から川中温泉の案内に従って道を進みます。
有名な松の湯温泉からの道は沿道の刈払いがあまりされてないので看板の道から行くのが吉です。
川中温泉かど半は雁ヶ沢川の渓流沿いにひっそりと佇む一軒宿。
なんでも中世から利用されており、川の中から湧く温泉として近隣住民から広く利用されていたようです。
日本秘湯を守る会会員宿です。
建物の一番奥に薬師堂があり、幾多の災害にあっても唯一残されたのだそうで、歴史の重みも感じます。
寡黙な若旦那さん?に部屋まで案内して頂きます。
10畳間の部屋は地下道をくぐった川沿いの建物です。トイレは共有ですが部屋ごとのトイレでした。冷蔵庫はあったはず。
窓からは渓流が見下ろせて涼やかですが、冷房がないので夏は若干厳しそう…
川中温泉はさる筋では有名みたいで(さる筋ってなにw)
こちらは日本三美人湯と言うそうで川中温泉(群馬県)、湯の川温泉(島根県)、龍神温泉(和歌山県)だそうです。
「言うたもん勝ち?」って思ったら、なんでも大正時代に発行された『温泉案内』(鉄道省)という本の中で、肌を白くするとして挙がったそうです。
ちなみに近くの松の湯温泉も含まれていて、日本三美人湯、でも4湯あるよ。みたいです。ふむ。
ではさっそくその効能にあやかりましょう。
湯屋も本館からみれば、下へ向かっていく川べりにあります。
泉質はCa-硫酸塩泉で旧泉質名だと石膏泉になります。
美白効果はわかりませんが、弱アルカリ性なお湯のやさしさと源泉かけ流しの加水・塩素注入なしな温泉です。
源泉温度が34.2度なので加温しない湯舟があったらよかったのになあ…
松の湯 松渓館と同じ泉質なので絶対お客様増えると思うんだけどな。
湯温は丁度よいです。
なんといっても川のせせらぎが更に温泉効果を高めます。
昔の人は川の一部を囲って入ったのかなと想像も膨らみます。
気持ちよくなったところで湯上りビールです。
こういう所マメに写真撮っておけば、もっと映えなレポになるのに、そこは一刻も早く飲みたい気持ちに負けるのです。
そして夕食の時間です。
素朴な田舎料理と名産のお刺身こんにゃくがいけてます。
とっても心のこもったおもてなしに感謝です。
そして翌朝の朝食です。
スペイン風オムレツがちょっと新鮮、結構ボリュームあります。
ほんとに日本国内にはいろいろな泉質のお湯があって飽きることがありません。今は行けるとこまで行ったるで~な気持ちであちこち回ってます。
しばらく日本秘湯を守る会会員宿が続きます。
**追記**
帰路に見つけた蕎麦屋が美味しかったので。
佐久方面に向かう途中、お手頃な蕎麦屋が見つからず、ロードサイドにあったうなぎ屋が蕎麦とあったので、まあ、あまり期待しないで入ったら、ここの蕎麦が思いのほか美味しかった。
こしがあって香り良し、水槽の川魚を眺めながら蕎麦を食すのもおつでした。